日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ファンの皆様、お待たせしました。

2008年08月29日 | HAWKS

前日は9回に登板した馬原が2安打のあとスクイズによる失点で今季初黒星、チームにとっても手痛い敗戦を喫した福岡ソフトバンクホークス。本拠地5連戦2日目はオリックスと対戦。この日は今季未勝利の新垣渚が先発しました。

1回、新垣はオリックスの上位打線から2つの三振を奪って三者凡退の好スタートを切ると、2回~4回までオリックス打線を無安打に抑える好投を見せます!特に3回は日高、大引を連続三振に仕留めてみせます。5回、先頭のローズを空振り三振に仕留めると、濱中をレフトフライに打ち取って簡単に2死としましたが、後藤に3球目のストレートをライトスタンドへの一発を浴びて先制を許してしまいます。この試合両チームにとって初安打というところが更に痛い。
打線の方は、4回までオリックス先発・近藤の前に無安打。出塁したのは初回に松中が四球を選んだ時だけ。そろそろヒット&同点が欲しい5回裏、先頭の松田がセンター前ヒットでチーム初安打を放つと、辻武史の場面で盗塁を決め同点のチャンスでしたが、辻が空振り三振に倒れて3アウト。なかなか近藤を打ち崩せないまま勝負は後半戦へ。
新垣は6回に2つの三振を奪って3者凡退。6回終了時点で9奪三振ですが、味方が逆転しない限りまたも敗戦投手となってしまいます。7回には1死からカブレラを四球で歩かせますが、続くローズを併殺打に打ち取って無失点に抑えました。8回、新垣は濱中、後藤に連打を浴びて無死1,3塁と追加点のピンチを迎えますが、日高を三振、塩崎を2塁ゴロ→本塁封殺で2死とします。しかし大引の場面で暴投してしまい1点を献上。やはり新垣はこの日も黒星なのか?
ところが、ソフトバンク打線が新垣のために猛反撃を見せます。1死から中西がライト前ヒット、2死後、高谷に代わってスタメンマスクを被っていた山崎の代打・吉川元浩がライト線への2塁打で2,3塁。ここでオリックスは先発の近藤に代えて2番手・清水が登板。長打が出れば同点のチャンスのところで、本多が遊撃への内野安打でまず1点を返します。なおも2死1,3塁の場面で、この日の遊撃・森本学(さとる)のところで本間が代打で登場。カウント2-2からの6球目がボールの場面で本多が盗塁を決めて2,3塁。フルカウントになって7球目のフォークを本間が捉えると、打球は3塁頭上を越えてフェア!3塁走者・城所、2塁から本多が生還して遂に逆転!!そして新垣が勝利投手の権利を得ました!
9回は馬原が登場。その馬原は坂口を遊撃フライに打ち取って1死としますが、続く村松にヒットを許したところで、カブレラとローズが登場。一発が出ればもちろん逆転の場面でしたが、カブレラを3球三振、ローズを5球目のストレートで空振り三振に仕留めてゲームセット!馬原が無失点で前日の汚名返上!3-2でソフトバンクが勝利、そして新垣が嬉しい今季初勝利です!


パシフィック・リーグ公式戦 2008/08/28(木)
ソフトバンク-オリックス 19回戦
(オリックス10勝9敗、ヤフードーム、18:02、32490人)
Bs 000 010 010  2
Sh 000 000 03X  3
【投手】
(オ)近藤、清水、川越-日高
(ソ)新垣、馬原-山崎、高谷
【責任投手】
(勝)新垣9試合1勝4敗
(S)馬原11試合1敗6S
(敗)清水26試合4勝2敗1S
【本塁打】
(オ)後藤8号ソロ(5回、新垣)


遂にと言うよりやっと新垣が今季9試合目の登板で初勝利を挙げることができました。新垣は昨年の9月以来の勝利となります。この日は8回まで打者27人に対して103球、被安打3・11奪三振・1四死球・2失点・被本塁打1という内容でした。5回2死まではオリックス打線をパーフェクトに抑えたんですが、後藤に手痛い一発を浴びてしまいましたね~。8回にはまたも暴投が出てしまいました。「暴投しないでくれ!」というファンの声がわかっているはずなのに、やはり出てしまうんですね…。新垣の暴投癖は普通なのでしょうか?
試合後のインタビューでは「初勝利のときくらい感動した。勝つことの難しさをあらためて知った」と話し、思わず号泣していました。新垣は今季2度も2軍落ちを経験、1軍復帰してからはロッテ戦で8失点、西武戦では1イニングで3暴投、1試合でも5暴投と2つのワースト記録を樹立してしまい、2試合とも結果を残せずにいました。もしこの日のオリックス戦でも結果を残せなかったら今季は終わりだろうと思っていましたが、オリックス打線から11個の三振を奪って完全復活をアピールしました。今後も28日みたいな好投で白星を重ねてほしいですね。
打線のほうですが、チーム全体で5安打と寂しいものでした。先発の近藤には1安打に抑えられましたが、8回にオリックス中継ぎ陣から3連打で試合をひっくり返しました。吉川、本間といった代打組が結果を残し、本間は1軍復帰後初打点を挙げました。この日は2番遊撃に森本学、9番捕手に山崎勝己が先発出場しましたが、両者とも無安打に終わりました。
結果的には勝ちましたが、内容からすると打線がイマイチですね。金曜日からの西武との3連戦に不安を残した試合に思えました。で、この日は日本ハムがロッテに負けたということで、2位に返り咲きました。西武との3連戦は首位攻防戦、杉内と和田の北京五輪組が復帰します。金曜日の第1ラウンドは杉内が先発。対する西武は涌井が投げますか…。現在8ゲーム差、もしソフトバンクが西武に3タテすれば5に縮まります。それでも西武との差は遠いですね…。仮に11ゲームになると、優勝どころかAクラスキープも厳しいでしょう。できれば勝ち越してくれ…。



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コメント (2)
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