日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

福田首相電撃辞任

2008年09月02日 | Weblog

9月1日月曜日、政界に衝撃が走りました。福田康夫首相が辞任を表明しました。
福田首相は会見で、求心力低下の中で臨時国会を乗り切るのは困難と判断したということを辞任の理由に挙げました。

福田首相は昨年9月26日に安倍晋三氏の後任として内閣総理大臣に就任。在任時は新テロ特別対策措置法を成立、道路特定財源の暫定税率を復活させました。ちなみにこの2つの法案は何れも再可決での成立でした。環境対策、景気対策、北海道洞爺湖サミットのホスト役として外交面で尽力してきました。その一方で年金対策、ねじれ国会、防衛省の不祥事、政治資金の問題などで苦しみ支持率も低下。先月には内閣改造をしたものの支持率回復には至らず。改造からわずか1ヶ月で福田内閣は終焉を迎えました。
12日に召集する予定だった臨時国会も辞任に伴い白紙。本来ならば新テロ特措法の延長、消費者庁関連法案の成立を目指していました。自民党総裁選、民主党代表選の日程が済んだ後、つまり9月下旬ごろに召集される予定だそうです。

また1年で首相が交代という事態が起きましたね。昨年は安倍氏が体調不良で辞任に追い込まれましたが、今年は福田氏が様々な問題で混乱してしまいギブアップしてしまいました。福田内閣の度重なるトラブル、鳩山氏のアルカイダ発言、改造内閣では太田誠一農林水産大臣の「やかましい発言」、事務所の多額経費問題もありました。経済では景気が悪化したり、自民党内からも批判されたりとリーダーシップを発揮できないまま不完全燃焼の形で終わったといっても良いくらいです。
今後行われる自民党総裁選挙では、麻生太郎氏、小池百合子氏、町村信孝氏、鳩山邦夫氏といった方が立候補する噂もありますが、ほぼ麻生さんで決まりだと思います。対抗候補に小池氏が挙げられているのですが、麻生氏に勝てる要素が見当たらないし、女性総裁が生まれるのは難しいかもしれません。ライバルの民主党は小沢一郎氏が代表選に立候補、無投票での再選が確実です。福田首相の辞任で解散総選挙が早まり、政権交代のチャンスが高まった分もありますが、麻生氏が首相になった場合、麻生氏の支持率次第では与野党逆転は厳しいと思います。
小泉純一郎氏が退任して以降、安倍氏や福田氏が1年しか持たなかった首相の座。国民は小泉氏と同様、いやそれを超えるリーダーシップを持つ首相が望んでいます。麻生さんや小沢氏には小泉さんのような力があるのだろうか?



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