日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2010プロ野球日本シリーズ第2戦  強竜打線大爆発で中日が1勝1敗のタイに持ち込む。

2010年11月01日 | Sports

10月30日に開幕した2010年度プロ野球日本シリーズ「中日ドラゴンズVS千葉ロッテマリーンズ」、初戦はロッテ打線が13安打の猛攻で中日投手陣を攻略し、投手陣は成瀬投手が5回2失点、中継ぎ陣が相手の反撃を許さず、5-2でロッテが先勝しました。迎えた31日の第2戦もナゴヤドームで行われ、巻き返しを図りたい中日はチェン・ウェイン、連勝を狙うロッテはマーフィーという外国人左腕投手同士の先発で始まりました。


第2戦の両チームのスタメン
  中日           ロッテ
1(遊)荒木雅博      (遊)西岡剛
2(二)井端弘和      (中)清田育宏
3(三)森野将彦      (二)井口資仁
4(左)和田一浩      (右)サブロー
5(一)ブランコ       (三)今江敏晃
6(右)野本圭        (一)キム・テギュン
7(捕)谷繁元信      (捕)里崎智也
8(中)大島洋平      (中)岡田幸文
9(投)チェン         (投)マーフィー
中日は打順とメンバーを入れ替え、前日6番だった井端が2番に入り、野本が6番ライト、大島が8番センターでスタメン入り。一方のロッテは、前日の試合で肉離れを発症した大松尚逸が欠場し、岡田が8番センターで先発。どちらもスタメン起用に応える活躍を見せられるか?


この日は中日の強竜打線が初回から爆発しました。まず1回に先頭打者・荒木がレフト前ヒット、前日無安打だった森野がセンター前ヒットで1死1,3塁の先制のチャンス。ここで和田がロッテ先発・マーフィーの変化球をセンター前に弾き返すタイムリーヒットで1点を先制。この後2死満塁とチャンスが続き、谷繁の押し出し四球で2点目が入ると、なおも満塁で大島が3塁線を破るタイムリー2塁打で2点追加。打者一巡の猛攻で4点を奪いました。
2回、荒木のヒットと連続四球で無死満塁となり、和田が右中間を破るタイムリー2塁打。荒木と井端が生還し2点追加。1塁走者・森野も本塁を狙うも残念ながら憤死で走者一掃ならず。またも失点を許したマーフィーはこれでKOとなりました。2死2塁と中日のチャンスは続き、野本がロッテ2番手・小野晋吾のカットボールを捕らえてレフト前ヒット。ロッテ左翼手・清田の返球が逸れて和田が生還。これで7点目。この回3点奪って7-0と突き放します。
3回、1死からチェンがレフト線への2塁打を放ち、荒木は3安打目となるライト前ヒットで1死1,3塁とまたまた追加点のチャンス。井端が2塁ゴロ併殺崩れの間に3塁走者がホームインして8点目。2死1塁の後、森野と和田が四球を選んで満塁。このチャンスに6打数無安打のブランコがライト前への2点タイムリーを放ち10点目。ブランコは7打席目にしてシリーズ初ヒット。この回も3点入り10-0。勝利はほぼ決定的なものに。
3回まで中日先発・チェンの前に1安打に抑えられ、1点でもいいから取り返したいロッテは4回、清田が死球で出塁し、井口がレフト前ヒットで無死1,2塁と反撃のチャンスをつかみます。サブローが倒れて1死後、今江が投手強襲のセンター前タイムリーで1点を返します。5回は岡田が2塁打を放ちますが、後続が次々と凡退。
9点差となった中日は6回、この回先頭の和田が3本目のヒットを放って出塁すると、続くブランコがロッテ3番手・古谷拓哉の変化球を捕らえると、右中間に飛んだ打球はそのままスタンドに飛び込む2ラン本塁打!ブランコの一発で2点を追加して12-1とさらに突き放しました。
この後中日は7回以降、河原純一→三瀬浩司(元気でしたか?Byホークスファン一同)→高橋聡文→浅尾拓也→岩瀬仁紀の中継ぎ陣による投手リレーでロッテ打線を抑えて試合終了。中日が2ケタ得点で圧勝し、対戦成績を1勝1敗の五分としました。


2010年日本シリーズ 2010/10/31(日)
中日-ロッテ 第2戦 (1勝1敗、ナゴヤドーム、18:10、38065人)
M 000 100 000   1
D 433 002 00X    12
【投手】
(ロ)マーフィー、小野、古谷、吉見-里崎、的場
(中)チェン、河原、三瀬、高橋、浅尾、岩瀬-谷繁、小田
【責任投手】
(勝)チェン1試合1勝
(敗)マーフィー1試合1敗
【本塁打】
(中)ブランコ1号2ラン(6回、古谷)


中日打線が初回から猛攻を見せ、3回終了時点で10得点を奪ってみせました。終わってみれば14安打・12得点でロッテ投手陣を粉砕。荒木が3打席連続ヒット、和田も3安打の猛打賞をマークし、この2試合で4打点、打率も.625と当たっています。前日の試合で無安打だった森野とブランコにもヒットが生まれ、特にブランコは初安打が2点タイムリー、次の打席ではホームランを放ち、2安打4打点の活躍でチームの勝利に貢献。主力だけではなく、野本や大島といった若手選手も結果を残しました。
投手陣では、先発のチェンが6回1失点の好投を見せると、終盤に登場した中日自慢の中継ぎ陣がロッテ打線を封じました。投打が噛み合った中日、1勝1敗のタイに持ち込んで千葉に乗り込みます。
ロッテは前日の勢いに乗れず惨敗に終わりました。先発のマーフィーが1回1/3・7失点でKOされると、2番手の小野、3番手の古谷が中日打線の餌食に遭いました。マーフィーはボールが先行していて、谷繁に押し出しを献上。2回も四球を出して崩れてしまいました。打線の方も散発気味の5安打。2安打の井口と2試合連続タイムリーの今江が気を吐きましたが、西岡・サブロー・テギュンの3選手があまり良くありません。
日本シリーズは2試合終えて1勝1敗の五分。2日の火曜日の第3戦からは千葉マリンスタジアムを舞台に移して行われます。ロッテにとってはアウェーでの試合が続いていたので、マリンでやるのは久しぶりですね。選手たちがサポーターの熱い大声援に応えられることができるのでしょうか?DH制が採用されるので、中日はブランコがDHに回る可能性が高いかも。千葉3連戦は一体どうなるのか?



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ブエナビスタ文句無しの快勝V!彼女こそ日本競馬のエースだ!

2010年11月01日 | 競馬

現役最強馬を決める秋の伝統の一戦・第144回天皇賞(秋)(芝2000m・18頭立て)が31日、東京競馬場で行われました。一時は台風14号が接近してレースができるか微妙の状態でしたが、台風が通り過ぎて無事に開催されました。ただし、この日の東京は台風一過の好天とはいきませんでした。今年の秋天は、現役最強牝馬の②ブエナビスタを中心に、春秋連覇を狙う③ジャガーメイル、⑩シンゲン、⑫アーネストリー、⑯キャプテントゥーレ、⑮スーパーホーネットといった古馬の実力者たちが集結。そして⑦ペルーサ、④エイシンアポロン、⑱アリゼオ、⑤オウケンサクラといった3歳勢も参戦してきました。


直前の単勝オッズでは、1番人気がブエナビスタ(2.2倍)、アーネストリーが2番人気(4.9倍)、シンゲン3番人気(8.3倍)。4番人気のペルーサ(8.9倍)までが10倍以下で、その後にジャガーメイル、アリゼオ、エイシンアポロンと続きました。
ゲート入りが順調に進む中、ペルーサが立ち上がるも無事。18頭の枠入りが終わりスタート!ブエナなどが揃ったスタートを見せる中、ペルーサが少し出遅れてしまう。先行争いでオウケンサクラが果敢に前に出るが、⑧シルポートがすぐに先頭を奪います。3番手にキャプテントゥーレ、アーネストリー4番手。5,6番手のところに⑥スマイルジャック、アリゼオが7番手につけ、エイシンアポロン9番手。ブエナビスタとシンゲンが中団グループの中にいて、その外側に⑭ネヴァブション。後方では①ショウワモダンとジャガーメイルが13番手で並走、スーパーホーネットが後方3番手、ペルーサは17番手追走、⑪アクシオン最後方。
先頭で逃げるシルポートは、前半1000mを59秒台で通過。キャプテントゥーレが2番手に上がる。アーネストリーは5番手に下げ、アリゼオ、ブエナ、シンゲン、ジャガーといった有力馬たちはまだ中団をキープ。
残り600m~直線コースに入り、逃げ粘るシルポートをオウケンサクラとキャプテントゥーレが追いつめる。残り300mあたりでブエナビスタが真ん中から一気に先頭に躍り出た!残り200mで独走態勢を築き勝利はほぼ確実。2番手争いはアーネストリーとオウケンサクラが競り合う中、後方からペルーサがスルスルと抜け出して2番手に上がり、ブエナとの差を詰める。激しい2着争いの中、ブエナビスタは悠々と1着でゴールイン。女王の貫録を見せつけたブエナビスタ、男馬たちを振り切っての圧勝です!


最終成績&払戻金
1②ブエナビスタ    1:58.2
2⑦ペルーサ       2
3⑫アーネストリー    1.1/2
4⑤オウケンサクラ    1.1/4
5⑭ネヴァブション    クビ
6⑩シンゲン       クビ
7⑨トウショウシロッコ  1.3/4
8⑥スマイルジャック    1/2
9⑪アクシオン      アタマ
10⑬ヤマニンキングリー  ハナ
11⑮スーパーホーネット  1/2
12⑧シルポート      2.1/2
13⑯キャプテントゥーレ  1
14⑱アリゼオ       3/4
15⑰コスモファントム   3/4+クビ
16①ショウワモダン   1.1/4
17④エイシンアポロン  クビ
18③ジャガーメイル   15位降着
単勝 2 220円
複勝 2 110円 7 240円 12 150円
枠連  1-4 1,010円
馬連  2-7 1,030円
馬単  2-7 1,660円
ワイド 2-7 430円 2-12 210円 7-12 910円
3連複 2-7-12 1,680円
3連単 2-7-12 7,480円


ブエナビスタこれは強い!残り200mで独走態勢に入り、2着のペルーサに2馬身差をつけるという文句無しの内容で秋の天皇賞を制しました。ブエナはこれでGI5勝目、牡牝混合のGI競走では初めての勝利となります。牝馬の天皇賞勝利は、2008年のウオッカ以来史上15頭目。初めてコンビを組んだクリストフ・スミヨン騎手は、日本のGI競走初勝利です。ベルギー国籍のスミヨン騎手はフランスを拠点としており、凱旋門賞を2度制覇、フランスのリーディングジョッキーを3度獲得している世界トップクラスのジョッキーなんですが、日本のGIには今まで無縁だったのが意外でした。
この馬が出ているレースは何度も見ておりますが、今回の走りは過去最高のパフォーマンスだったと思います。スミヨン騎手が後ろを振り向くほどの余裕の勝ちっぷり。この後はジャパンカップ→有馬記念に向かう予定。スミヨン騎手との「最強コンビ」で、残り2戦も勝利して年度代表馬を確実とものにすることができるのでしょうか?
2着に入ったペルーサは、またしてもスタートミスを犯しましたが、残り200mで鋭く切れる末脚でごぼう抜きを見せました。上がり3ハロンは18頭中最速の33.6秒。ひどい負け方ではなかったので、ジャパンカップでも期待できるかもしれません。課題のスタートを克服できれば勝てるんだけど…。同じ3歳馬のオウケンサクラは古馬相手に4着と健闘。その一方で、毎日王冠で1,2フィニッシュを飾ったアリゼオとエイシンアポロンは散々な結果でした。アリゼオは14着に沈み、エイシンアポロンは直線で不利を受けて17着に敗れました。
なお、このレースで15位に入線したジャガーメイルは、最後の直線で斜行し、エイシンアポロンの進路を妨害したため18着に降着となりました。鞍上のダグラス・ホワイト騎手は4日間の騎乗停止処分を受けました。短期免許期間は30&31日の2日間限定、海外でも日本のペナルティは適用されるかは不明です。春の天皇賞馬がその年の秋天で降着となったのは、1991年のメジロマックイーン以来の珍事…。

次のGI競走は、2週間後の11月14日に京都競馬場で行われるエリザベス女王杯です。牝馬3冠を達成したアパパネ、メイショウベルーガ、アプリコットフィズやアニメイトバイオといった辺りが出走予定?アパパネがエリ女も勝って4冠を達成すれば、ブエナビスタVSアパパネの直接対決が大きく近づくでしょう。この対決をぜひ見てみたいもんだ!




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コメント (1)
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