日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

本命不在のマイルCSはレコード決着!秋のマイル王に輝いたのはエーシンフォワード!

2010年11月22日 | 競馬

秋のマイル王決定戦・第27回マイルチャンピオンシップ(GI 芝1600m・18頭立て)が21日、京都競馬場で行われました。今年のマイルCSは「本命不在」で混戦模様と言われておりますが、その中でも目下4連勝中の⑧ダノンヨーヨーと、フランスから2年連続で参戦してきた⑯サプレザが優勝候補に挙げられていました。
この2頭の他にも、3連勝中の⑮ゴールスキー、ここ6戦で5勝と波に乗っている⑤テイエムオーロラの「上がり馬組」、2010年春の短距離王者・⑰キンシャサノキセキ、昨年のNHKマイルカップを制した⑥ジョーカプチーノ、春のマイル王⑦ショウワモダンといった「GIウィナー組」、⑭ガルボ、④オウケンサクラ、⑨トゥザグローリーの「3歳世代組」など個性豊かなメンバーが揃いました。


直前の単勝の上位人気は、1番人気はダノンヨーヨー(3.7倍)、サプレザが2番人気(4.6倍)、3番人気がキンシャサノキセキ(7.2倍)。4番人気のトゥザグローリー(9.1倍)までが10倍以下で、5番人気以降は②スマイルジャック、ゴールスキー、ジョーカプチーノと続きました。
ゲート入りのときに⑫アブソリュートが立ち上がる仕草を見せるも大丈夫。スタートからの注目の先行争いでは、ジョーカプチーノが好ダッシュを見せて先頭を奪います。⑩マイネルファルケが2番手、3番手争いにはガルボとスマイルジャック、オウケンサクラとテイエムオーロラが5番手の位置、③ライブコンサートがその後ろの7番手で追走。中団には⑬エーシンフォワードが8番手、ゴールスキー9番手。10番手集団の中に⑪ワイルドラズベリー、キンシャサ、ショウワモダンが含まれている。そしてサプレザが14,15番手、ダノンヨーヨーとトゥザグローリーは17番手。どちらも後方に控えている形。
外回り3コーナーの下り坂で、ジョーカプチーノがまだ先頭をキープ。先頭集団はカプチーノ・ガルボ・スマイルジャック・ファルケの4頭。テイエムオーロラもじわじわと上がってきた。一方でオウケンサクラは後退し、武豊騎手が鞭を入れ始めるも加速しない。有力馬はまだ後方待機で最後の直線へ。スマイルジャックが最内に入ってカプチーノを捕らえようとするが、間からエーシンフォワードが突き抜けて先頭に立つ。外からはオーロラ、ライブコンサート、ゴールスキーが伸びてきて、さらにダノンヨーヨーとサプレザが一気に襲いかかる!そしてフォワード、ゴールスキー、ヨーヨー、サプレザの4頭がゴール前で横一線に並んだ!これは大混戦だ!エーシンフォワードが粘ったか?それともダノンヨーヨー&サプレザが最後にかわしたか?

最終成績&払戻金
1⑬エーシンフォワード  1:31.8レコード
2⑧ダノンヨーヨー   クビ
3⑮ゴールスキー    ハナ
4⑯サプレザ      ハナ
5③ライブコンサート   1.1/4
6②スマイルジャック   1/2
7⑨トゥザグローリー   1.1/2
8⑪ワイルドラズベリー  クビ
9⑥ジョーカプチーノ   クビ
10⑤テイエムオーロラ   ハナ
11①ファイングレイン   クビ
12⑫アブソリュート    クビ
13⑰キンシャサノキセキ  ハナ
14⑱キョウエイストーム  ハナ
15⑭ガルボ         3/4
16④オウケンサクラ    1.1/2
17⑦ショウワモダン    クビ
18⑩マイネルファルケ    3
単勝 13 5240円
複勝 13 1070円 8 160円 15 380円
枠連 4-7  1650円
馬連 8-13 14240円
ワイド 8-13 3740円 13-15 10900円 8-15 920円
馬単 13-08 40970円
3連複 8-13-15 53970円
3連単 13-08-15 473970円


最後は4頭が並ぶ大接戦となったこのレース、直線で内側から鋭く突き抜けたエーシンフォワードが、ダノンヨーヨー、サプレザの上位人気2頭の猛追を抑えて1着。粘り勝ちで2010年の秋のマイル王に輝きました。ダノンヨーヨーがクビ差の2着、3着にはゴールスキーが入り、2番人気のサプレザは4着でした。
単勝13番人気の馬が勝利したことで、3連単で47万円台の高配当決着。優勝タイムの1分31秒8は、従来の京都芝1600mのレコードタイムである1分32秒1(2005年・ハットトリック)を0.3秒上回る新レコードタイムを樹立しました。
優勝したエーシンフォワードは今年2月の阪急杯以来となる重賞2勝目、6度目のGI挑戦で初勝利。鞍上の岩田康誠騎手は、今年のGI2勝目でマイルCSは初勝利です。(JRAGI通算10勝目)今年9月にレース中の落馬で左外側くるぶし骨折、右鎖骨骨折、頭部打撲の重傷を負い、一時は秋GI絶望的かと思われましたが、先週に実戦復帰し、2週目でGI勝ちして完全復活を果たしました。
敗れた馬たちを取り上げると、2着のダノンヨーヨーは自身5連勝ならず。スミヨン騎手も必死に鞭を入れたんですが、あと少しでした。3着のゴールスキーは初めてのGIで大健闘。来年のマイル戦線はこの2頭が主役になるでしょう。4着のサプレザは2年続けて掲示板に載りましたが、順位は一つ下がりました。この馬もあと一歩で勝てたのになあ。春の短距離GIを勝ったキンシャサノキセキとショウワモダンはともに2ケタ順位。キンシャサは1200mのレースが続いていたから、マイルが長く感じたのかも?春のマイル王だったショウワモダンはブービーの17着で王座陥落。秋になってからは不振続きで、おそらくこのまま「一発屋」で終わりそう。

来週は秋の東京開催のフィナーレを飾る国際GIレース・ジャパンカップが行われます!日本勢からはブエナビスタを始め、凱旋門賞で2着と健闘したナカヤマフェスタ、皐月賞馬・ヴィクトワールピサ、ダービー馬・エイシンフラッシュ、ローズキングダム、オウケンブルースリ、ペルーサといった最強メンバーが集結。海外からはエリザベス女王杯で圧勝したスノーフェアリーが辞退、ダンディーノ(英国)、マリヌス(フランス)、ジョシュアツリー(アイルランド)などが出走予定。30回目のメモリアルレースなのに、海外のビッグネームがいないのは何となく寂しい気がします。「日本VS世界」の真剣勝負を制するのは?



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