日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2010プロ野球日本シリーズ第3戦  渡辺俊介の完投勝利でロッテ2勝目!

2010年11月03日 | Sports

2010プロ野球日本シリーズ・千葉ロッテマリーンズVS中日ドラゴンズは、現在2試合を終えて1勝1敗の五分。2日からは千葉マリンスタジアムに決戦の舞台を移して行われます。この千葉3連戦で日本一が決まる可能性だってあるかもしれません。第3戦の先発投手は、ロッテが渡辺俊介、中日は山井大介でした。


 第3戦のスタメン
  ロッテ          中日
1(遊)西岡剛        (遊)荒木雅博
2(左)清田育宏      (二)井端弘和
3(二)井口資仁       (三)森野将彦
4(右)サブロー       (左)和田一浩
5(三)今江敏晃      (一)ブランコ
6(指)福浦和也      (指)中田亮二
7(一)キム・テギュン   (捕)谷繁元信
8(捕)里崎智也      (右)野本圭
9(中)岡田幸文      (中)大島洋平
この3連戦ではパリーグルールにより、DH制を採用。ロッテは福浦が6番DH、中日は新人の中田亮二を6番DHでスタメン起用してきました。


1回、中日は上位打線がロッテ先発・渡辺の前に打ち取られて3者凡退。対するロッテは、1死から清田がセンター前ヒットで出塁すると、サブローがヒットを放って2死1,3塁と中日・山井の立ち上がりを攻め立て先制のチャンスを迎えましたが、今江が投手ゴロに倒れて先制ならず。
両チーム無得点で迎えた3回、中日はこの回の先頭打者・谷繁がシンカーを捕らえてライト前ヒット。1死後、野本がライト前に弾き返し、1塁走者の谷繁が3塁まで進んで1,3塁と絶好のチャンス。そして荒木がレフトへの犠牲フライを放ち、3塁から谷繁生還で中日1点を先制します。
1点を追うロッテはその裏、西岡のヒット、清田の犠打で1死2塁と得点圏にランナーを進め、2死となってサブローが山井の低めのシュートを振り抜いてセンター前ヒット。2塁から西岡がホームインして1-1の同点に追い付きます。
4回、ロッテが猛攻を仕掛けます。先頭の福浦がライトオーバーの2塁打を放ち、テギュンがストレートの四球を選び無死1,2塁。ピンチを背負っている山井、ボールが先行気味だ。里崎が犠打を決めて1死2,3塁とチャンスが拡がるも、岡田が2塁ゴロでチャンスを活かせず2アウト。西岡は実質敬遠の四球で出塁して満塁。そして清田がカウント0-2からの3球目のストレートを打ち返し、センターへの打球は中日中堅手・大島の頭上を越えた!満塁のランナーがすべて生還し、清田は3塁に到達!走者一掃のタイムリー3塁打で4-1と勝ち越し!なおも2死3塁で井口が右中間を破る2塁打で5点目。これで山井はKO。ロッテはこの回、2死満塁から清田&連続タイムリーで4点を奪い、5-1と逆転しました。
反撃を試みたい中日ですが、中盤以降も渡辺のアンダースローに苦しめられます。逆転される前の4回は、森野がヒットを打つも和田が併殺打。ブランコは空振り三振に倒れます。5回から7回までは3イニング連続3者凡退に倒れます。7回2死の場面で、ブランコがシンカーを捕らえてレフトへ大きな当たりを見せましたが、フェンス手前で清田にキャッチされてレフトフライ。あと一歩でホームランならず。
7回裏、ロッテは井口のレフトへの2塁打、サブローの四球、中日3番手・清水昭信の暴投で無死2,3塁と追加点のチャンスに、今江がライト犠牲フライで6点目、続く福浦はレフトへ犠牲フライを放ってさらに1点追加。連続犠牲フライで2点を加え、7-1と中日を突き放します。
ロッテ先発・渡辺は8回以降も続投し、相手打線を翻弄し続けます。中日は9回に森野が渡辺から2塁打を放ちますが、和田が遊撃ゴロに倒れて試合終了。渡辺が最後まで投げ抜いて完投勝利!清田の活躍もあって7-1でロッテが快勝しました。


2010年日本シリーズ 2010/11/02(火)
ロッテ-中日 第3戦 (ロッテ2勝1敗、千葉、18:33、26923人)
D 001 000 000  1
M 001 400 20X  7
【投手】
(中)山井、鈴木、清水-谷繁、小田
(ロ)渡辺俊-里崎
【責任投手】
(勝)渡辺俊1試合1勝
(敗)山井1試合1敗


ロッテが熱狂的なマリーンズサポーターの期待に応える快勝で、千葉3連戦の初戦を制しました。先発の渡辺投手は、打者31人に対して97球、被安打5・5奪三振・無四球・1失点の内容で見事完投。失点は犠牲フライによる1点のみ、3者凡退で終えたのが5イニング、疲れが見えても中日打線の反撃を許しませんでした。
打線の方は10安打で2ケタに到達。試合を決める走者一掃の3塁打を放った清田選手は、この試合で2安打のマルチヒット。守備でも3回の荒木選手のフライをギリギリでキャッチする場面がありました。この3試合で4打点と活躍している清田選手、今シリーズのラッキーボーイがこの後も何かの形で貢献しそうだ。あと、今江選手は3試合連続打点をマーク。名古屋では良くなかったサブローはこの試合で2安打と復調の兆しが見えました。
敗れた中日は、先発の山井投手が、4回途中5失点でKO。立ち上がりに2安打を許すと、途中からボールが先行していました。3年前の日本シリーズでは8回までパーフェクトピッチングという快投ぶりを披露したけど、今年は8安打を浴びてしまいました。打線は散発の5安打で、森野選手と谷繁選手がともに2安打を放つも、名古屋では大当たりだった和田選手がノーヒットに終わりました。井端選手は3試合連続ノーヒットと不振。「逆シリーズ男」まっしぐら…。
「文化の日」である11月3日の第4戦は、ロッテは唐川侑己 、中日は山本昌の先発予想となっています。唐川投手(21歳)は8月26日以来の実戦登板となりそう。緊張のあまり滅多打ちされないか心配だ。山本昌投手(45歳)は、ベテランパワーでロッテ打線をねじ伏せて王手を阻止できるでしょうか?24歳差の投手戦を制すのは一体どっち?



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