日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ホールトン最多勝確実の19勝目!一方、パリーグ3位争いも決着つきました。

2011年10月19日 | HAWKS

レギュラーシーズンも残り2試合となった福岡ソフトバンクホークスは、18日に京セラドーム大阪でオリックスバファローズと対戦しました。この日の相手であるオリックスは、クライマックスシリーズ圏内の3位につけており、18日のホークス戦が今季最終戦。3位・オリックスと4位・西武の差はわずか1ゲーム、CS最後のイスをかけた3位争いは最終戦までもつれ込み、オリックスは引き分け以上でCS進出が決まりますが、西武は日本ハム戦に勝利&オリックス敗戦なら逆転で3位浮上→CS進出決定となります。
オリックスVSソフトバンクの最終戦、ホークスはホールトンがリーグトップタイの19勝目をかけて先発。対するオリックスはエースの金子千尋に全てを託しました。


スタメンはこちら
1(遊)川宗則
2(二)本多雄一
3(指)内川聖一
4(三)松田宣浩
5(一)小久保裕紀
6(中)長谷川勇也
7(右)福田秀平
8(左)明石健志
9(捕)山崎勝己
 (投)ホールトン
小久保が5番ファーストで1軍復帰後初めてスタメンに起用され、今まで1塁を守っていた明石がレフトに回りました。あと、山崎がこの日先発。


試合は立ち上がりから動きます。1回表にホークスは1死から本多が四球を選んで出塁すると、内川の場面で2塁盗塁を成功。1死2塁となり、内川がオリックス先発・金子の4球目をセンター前に弾き返します。2塁から本多が生還し、ホークスが幸先良く1点を先制します。
先制点の援護をもらったホールトンは、初回に1死からヒットと四球で1,2塁とピンチを背負いますが、T-岡田を2塁ライナー、バルディリスをレフトフライに打ち取り、無失点で切り抜けます。2回はイ・スンヨプを見逃し三振に仕留めるなどで3者凡退に抑えると、3回には先頭打者の森山にヒットを許すも、後続をしっかり打ち取って無失点。
4回、ホークスは先頭の松田がセンターフェンス直撃の3塁打を放つと、1死後に長谷川が四球を選んで1死1,3塁の場面で、福田が金子の3球目のフォークを合わせてセンター前タイムリー。ホークスに2点目が入ります。その後、明石四球で1死満塁とさらにチャンスが拡がりましたが、山崎が痛恨の遊撃ゴロ併殺打。満塁のチャンスを活かせず1点止まり。
しかしその裏、ホールトンはT-岡田を内野フライで1死とした後、バルディリスに6球目のストレートを狙われ、レフトスタンド上段席に飛び込むホームランを浴びてしまい、1点を失います。オリックスにとってバルディリスの本塁打はCSに望みをつなぐ一発となるはずでした…。
1点差に詰め寄られたホークスは6回、松田が右中間を破る2塁打で出塁すると、小久保四球、長谷川犠打で1死2,3塁と追加点のチャンス。福田ライトフライで2死後、明石敬遠で満塁となり、前の打席で併殺打に倒れた山崎が、金子のフォークを振り抜いてセンター前へのタイムリーヒット!松田と小久保の代走・今宮が生還して2点追加!4-1とオリックスを突き放します。山崎にタイムリーを浴びた金子千尋はKO。エースが打たれたオリックスはますます苦しくなった。
試合はその後、ホールトンが6回と7回にオリックス打線を2イニング続けて3者凡退に抑えると、8回は2番手のファルケンボーグが森山周、坂口から2者連続三振を奪い、9回は3番手・馬原が先頭打者を出しながらも後続をしっかり抑え、最後の打者イ・スンヨプを1塁ゴロに打ち取り試合終了。ホークスが4-1でオリックスに勝利しました。


パ・リーグ 2011/10/18(火)
オリックス-ソフトバンク 24回戦
(ソフトバンク13勝10敗1分、京セラドーム大阪、18:00、24843人)
Sh 100 102 000  4
Bs 001 000 000  1
【投手】
(ソ)ホールトン、ファルケンボーグ、馬原-山崎
(オ)金子千、中山、平野、岸田-鈴木
【責任投手】
(勝)ホールトン26試合19勝6敗
(S)馬原33試合1勝2敗19S
(敗)金子千20試合10勝4敗
【本塁打】
(オ)バルディリス18号ソロ(4回、ホールトン)

というわけで、18日のオリックスVSソフトバンク戦は、ホークスがオリックスのエース・金子投手から4点を奪って攻略成功。ホールトン投手も7回1失点の好投で快勝しました。これでオリックス戦の今季の対戦は終了し、13勝10敗1分けという成績で終わりました。3タテを2度喰らう屈辱を味わい、5連敗と苦戦を強いられましたが、最後は5連勝で勝ち越しを決めました。敗れたオリックスは、最終戦で黒星を喫し、あとは西武戦の結果待ち。
この日の先発のホールトン投手は、7回まで26人の打者と対戦して119球を投じ、被安打3・5奪三振・与四死球2・1失点という内容で今季19勝目。勝利数で楽天・田中投手に並び、来日4年目で自身初の最多勝をほぼ確実なものとしました。高山投手コーチのコメントによると、「20勝を目指す可能性もある」と明言。と言う事は、22日のロッテ戦で登板予定?僅差もしくは劣勢の場面で、中継ぎとして出てくるかも。
打線の方は金子投手から6安打。特に松田選手は2本の長打を放ち、いずれも得点に繋がりました。6回に2点タイムリーを打った山崎捕手は、2打席目の4回に1死満塁の場面で併殺打に倒れてチャンスを潰しましたが、6回2死満塁の場面で打席が回り、汚名返上の一打を放ちました。盗塁ランクトップの本多選手は、今季60盗塁に到達。これで2年連続の盗塁王は当確ですね。



3位のオリックスはホークスに敗れました。日ハムと対戦した4位・西武の結果はどうなったのか?
西武は初回、2死2塁で中村剛也が日ハム先発・吉川光夫のストレートを完璧に捉え、レフトスタンドへの48号2ラン本塁打で2点を先制。1点差に詰め寄られた3回には、フェルナンデスが吉川のスライダーを振り抜き、レフトスタンド中段に突き刺さる2ラン本塁打で2点追加し、4-1と日ハムを突き放します。
西武先発の西口は、ランナーを出しながらも日ハム打線をしっかりと抑え、8回2失点・11奪三振の好投を見せます。2点差で迎えた9回、守護神・牧田和久が登板。しかし、小谷野栄一、スケールズ、中田翔に3連打を浴びて無死満塁の大ピンチを招いてしまいます。1死後、日ハムはスタメンから外れていた糸井嘉男が代打で登場。糸井は牧田の初球を捉え、打球は右中間へ抜けるかと思われたが、西武中堅手・秋山翔吾がスライディングキャッチ。糸井の犠牲フライで1点を返した日ハムは、なおも1死1,3塁と同点のチャンスでしたが、今浪隆博がレフトフライに倒れて試合終了。牧田は無死満塁のピンチを1点に抑え、4-3で西武が逃げ切り勝ち。



両チームの最終戦はオリックスが敗れて、西武が勝利。この結果、西武が最後の最後で3位に浮上し、クライマックスシリーズ進出決定!4位転落のオリックスは3年連続Bクラス確定…。両チームの最終成績は、西武は68勝67敗9引き分け、オリックスは69勝68敗7引き分け。勝利数ではオリックスが上回ったのに対し、引き分け数は西武が多かったです。勝率では、西武が5割3厘7毛、オリックスが5割3厘6毛。わずか1毛差で明暗が分かれました。
西武は一時、借金15で泥沼の最下位に沈んでCS絶望的と言われていましたが、9月になって調子を上げ、怒涛の10連勝で借金を一気に完済。そして最終戦でAクラスに浮上しました。最下位からCSに進めたのは奇跡としか言えません。
29日からのCS第1ステージは、北海道日本ハムファイターズVS埼玉西武ライオンズ(@札幌ドーム)に決定。両チームのレギュラーシーズンでの直接対決は、12勝11敗1分けで日ハムが勝ち越し。順位や直接対決の成績からすると、日ハムが有利だと思いますが、西武がAクラス入りした勢いで勝つ事もあり得る…。過去のポストシーズンでは、西武が日ハムに2度も勝利しています。果たしてどんな結果になるんでしょうか?



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