日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2011年プロ野球ドラフト会議 今年も波乱が起きた!?

2011年10月28日 | Sports

2011年プロ野球新人選手選択会議(ドラフト会議)が27日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で行われました。今年のドラフトは、東洋大学・藤岡貴裕投手、東海大学・菅野智之投手、明治大学・野村祐輔投手の「大学ビッグ3」の進路先に注目が集まりました。そんな中、今年もくじ引き抽選でまさかの展開が起こりました。


まず1回目の1位指名で、当初最大7球団の競合が予想された藤岡投手には、ロッテ・横浜・楽天の3球団が指名。野村投手は広島が「一本釣り」で交渉権獲得。そして、菅野投手は巨人単独指名かと思われましたが、日本ハムが強行指名を敢行。他にも東海大甲府の高橋周平選手には、中日・ヤクルト・オリックスの3球団が指名されました。
迎えた運命の抽選。最初に藤岡投手の抽選が行われ、ロッテが交渉権を獲得。続いて高橋選手の抽選では、ヤクルトとオリックスが外れる中、最後にくじを引いて時間をかけながら封筒を開けた中日・高木守道次期監督がガッツポーズ。高橋選手の交渉権は中日が獲得。そして巨人VS日本ハムによる菅野争奪戦は、日本ハムに軍配が上がりました。
「相思相愛」だった菅野投手を思わぬ形で逃した巨人は、松本竜也投手(英明高)を指名しましたが、横浜も松本投手を指名。またしてもくじ引きをする事になり、抽選の結果巨人が交渉権獲得。横浜はくじ引き2連敗となりました。


12球団の1位指名選手は次の通り。
◇セ・リーグ
中日   高橋周平 内野手 東海大甲府高
今年の高校生№1野手として注目を集めた選手でしたが、甲子園出場の夢はかなわず。高校通算71本塁打の大型内野手。新生ドラゴンズの象徴となれるか?

ヤクルト 川上竜平 外野手 光星学院高
主将として臨んだ今年の夏の甲子園では、3本塁打を放って準優勝に貢献。

巨人   松本竜也 投手  英明高
菅野投手の外れ1位で指名された松本投手。「東京には行った事が無い」という193センチの大型左腕。

阪神   伊藤隼太 外野手 慶応大学
「大学№1野手」の伊藤選手は、阪神が単独指名。慶応の主将に抜擢された今年は、4割超の打率・4本塁打・17打点を挙げ、東京六大学の春季リーグ優勝に大きく貢献しました。

広島   野村祐輔 投手  明大
高校時代は広陵(広島)のエースとして活躍し、2007年の夏の甲子園で準優勝。大学1年から頭角を現し、4年間で30勝&358奪三振。この秋の六大学では6勝1敗の好成績。前田健太、福井優也、野村投手との3本柱もあるぞ。

横浜   北方悠誠 投手  唐津商高
今年の夏の甲子園で、MAX153キロのストレート、2試合連続2ケタ奪三振の力投を見せた剛速球右腕。

 ◇パ・リーグ
ソフトバンク 武田翔太 投手 宮崎日大高
パリーグ王者・ホークスは、「九州のダルビッシュ」の異名を持つ武田投手を一本釣りで獲得。ストレートと多彩な変化球を持ちます。

日本ハム   菅野智之 投手 東海大
原辰徳監督の甥である菅野投手は、MAX157キロを誇る学生最強の剛腕投手。巨人入りの夢が断たれてしまい、今後の動向が気になるところだ。

西武    十亀剣 投手 JR東日本
今年の西武は十亀投手を単独指名で獲得。「とがめ」と読みます。学生時代は目立たない選手でしたが、社会人入りしてから開花。

オリックス  安達了一 内野手 東芝
昨年の都市対抗野球ではリードオフマンとして活躍し、チームの優勝に貢献すると共に新人賞に当たる若獅子賞を受賞。走攻守3拍子揃っており、即戦力の期待が高まります。

楽天   武藤好貴 投手 JR北海道

ロッテ  藤岡貴裕 投手 東洋大
大学BIG3の中で一番注目された投手。今年の全日本大学野球選手権では菅野投手に投げ勝ちました。記者会見ではロッテが意中の球団であった事を明かしており、将来のエース候補となりそうだ。


今年のドラフトもくじ引きでのドラマがありました。日本ハムが菅野投手を指名すると、会場から大きなどよめきが起こり、引き当てた瞬間にはさらなるどよめきが発生。昨年は斎藤佑樹投手を抽選を引き当てると、その前には中田翔選手を引き当てた経験があります。強行指名には驚かされたけど、抽選での強さにも驚いてます。一方で巨人は単独指名を逃すと共に抽選で敗れ、原監督もショックを隠しきれませんでした。後ろ姿が寂しそうに感じたなあ…。
2位以降のドラフトでは、聖光学院の歳内宏明投手が阪神2位指名、金沢高校の釜田佳直投手は楽天2位に指名されました。センバツ準優勝校・九州国際大付高からは高城俊人捕手が横浜2位、三好匠投手が楽天3位指名。菅野投手を引き当てた日ハムは、7位に早稲田大学のソフトボール部の捕手である大嶋 匠選手をサプライズ指名。ソフトボール出身の選手がプロ野球の世界で通用できるのか?(12球団の指名選手はこちら


最後に福岡ソフトバンクホークスの今年のドラフト指名選手はご覧のとおりです。
1位 武田翔太 投手 (宮崎日大)
2位 吉本祥二  投手 (足立学園)
3位 塚田正義  内野手 (白鴎大学)
4位 白根尚貴  投手 (開星高校)
5位 嘉弥真新也 投手 (JX-ENEOS)
5人中4人が投手で、うち3選手が高校生を指名。「九州のダルビッシュ」を1位指名した後、2位には「下町のダルビッシュ」こと吉本投手を指名。武田投手と吉本投手はともに185cm超の右投げ、甲子園経験無し。この2人はいいライバル関係になりそうですね。
4位の白根選手は、186cm・96㎏の巨漢から「山陰のジャイアン」と呼ばれてます。島根出身の先輩・和田毅投手の後を継ぐのもそうだけど、打撃の評価も良いとのこと。日大三高のエース・吉永健太朗投手から4安打も放った事もあります。
ドラフト5位の嘉弥真投手は、170cm・59㎏と小柄な選手。左投げで小柄=森福投手みたい!「リアルタイム検索」を見ると「中継ぎの即戦力」として期待されてるみたいです。
昨年のは誰も知らないような選手ばっかりでがっかり感が多かったけど、今年は1軍でも活躍できそうな選手が獲れたので、昨年より良かったんじゃないかと思います。今年指名された選手たちが1軍で活躍する姿が見られることを願います。



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