ロンドン五輪5日目の31日は、女子サッカーの一次リーグ最終戦・日本VS南アフリカ戦がカーディフのミレニアムスタジアムで行われました。第2戦を終えて勝ち点4とグループF2位ですが、最終戦を待たずして決勝トーナメント進出を決めています。この試合で勝てば勝ち点7、同時間帯に行われるスウェーデンVSカナダの結果によっては1位or3位通過もありましたが…。
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日本
GK 18 海堀あゆみ
DF 2 近賀ゆかり
DF 3 岩清水梓
DF 4 熊谷紗希
DF 12 矢野喬子
MF 8 宮間あや
MF 14 田中明日菜
FW 7 安藤梢
FW 13 丸山桂里奈
FW 15 高瀬愛実
FW 16 岩渕真奈
南アフリカ
GK 18 ムンダウェニ
DF 3 フィラカジ
DF 5 ファンワイク
DF 6 セレ
DF 13 フルンバネ
MF 8 ロー
MF 9 Am・ドラミニ
MF 15 ジェーン
MF 16 ニャンデニ
FW 11 マトロー
FW 12 モディセ
日本はこの試合、大幅に先発メンバーを入れ替え大儀見優季、澤穂希、鮫島彩などといった主力を温存させ、海堀、丸山、岩渕などの控え組が先発出場しました。
南アフリカボールで始まった前半、開始2分に近賀のパスを受けた丸山がオープニングシュートを放つもGKにキャッチされる。6分には宮間のFKを田中が頭で合わせるもGKの正面。8分、熊谷のバックパスを南アフリカ・マトローが詰めようとしたが、海堀が先にクリア。12分、近賀→高瀬→丸山の縦パス→安藤が抜け出して右足でシュート狙うもGKにキャッチされました。18分には右サイド・高瀬がクロスを上げ、安藤が飛び込んだがヘディングは届かず。
南アフリカは21分、ローが右サイドをドリブルで上がってからパス、モディセが右足ミドルを放つも枠外。23分にもモディセが強烈なロングシュートを放ったが、わずかにバーの上。日本は25分に高瀬のクロスボールがゴールに向かったが、GKムンダウェニがキャッチ。32分、岩渕のクロスが南アフリカDFに当たりあわやオウンゴールかと思われたが、GKが抑えました。39分には左サイドバックの矢野がロングシュートを狙い、枠内に飛ぶもキャッチされた。
後半も日本が攻め続けるも、なかなか決定的なシーンが見られず。後半12分には岩渕に代えて川澄奈穂美を投入します。後半20分、丸山が左サイドからペナルティエリア内に進入し、ラストパスを安藤がシュートしたが、DFに当たってゴールならず。21分には左CKを高瀬が折り返し、田中が頭で押し込むもバーの上。後半23分には高瀬が右サイドでDFをかわしてクロスを入れるも味方には届かず。後半37分、川澄の右CKを田中が頭で合わせるもポスト左に外れる。日本は終盤、無理に攻め込まずにパスをまわすだけ。そのまま0-0で試合終了しました。
南アフリカに快勝して気持ち良く決勝トーナメントを迎えられるか期待していたんですが、点が入らないわ、積極性が見られないわで、視聴者側からすれば消化不良の内容に感じました。先発出場した控え組も大きなアピールが見られず。それに赤いユニフォームで臨んだのが引き分けの原因ともいえよう。あの赤ユニは縁起悪いから2度と着用しないでほしいんだけど…。これでなでしこは2試合連続のスコアレスドローという結果になり、一次リーグ3試合を1勝2分け・勝ち点5で終了。本気を出すのは決勝トーナメントになってから。なでしこよ、メダルのプレッシャーに負けないでね!
もう1試合行われた「スウェーデンVSカナダ」の試合は、スウェーデンが前半14分と17分に2点を奪いましたが、カナダがその後2点を奪い返して2-2の同点で引き分けに終わりました。
この結果、グループFはスウェーデンと日本が勝ち点5で並びましたが、得失点差でスウェーデンが1位通過、日本は2位通過となりました。カナダが勝ち点4で3位、南アフリカは勝ち点1の最下位に終わりました。準々決勝では1位のスウェーデンはG組2位(恐らくフランス)、2位の日本はE組2位のブラジルと対戦することが決定しました。ブラジルとは4月の親善試合で勝利しています。フランスと戦うよりはいいかもな。