山田大樹２か月ぶりの白星！怒涛の７連勝で首位に1.5ゲーム差！

６連勝と波に乗っている福岡ソフトバンクホークスは、22日も西武ドームで埼玉西武ライオンズと対戦しました。この日の先発は、西武・菊池雄星、ソフトバンク・山田大樹の左腕対決。６試合も勝ち星から見放されている山田投手、２か月ぶりの勝利を挙げられるか？


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１（二）本多雄一
２（遊）今宮健太
３（左）長谷川勇也
４（指）ペーニャ
５（一）小久保裕紀
６（右）多村仁志
７（中）柳田悠岐
８（三）李　杜軒
９（捕）細川　亨
　（投）山田大樹


１回、ホークス先発の山田が、１死から西武２番・秋山翔吾と３番・中島裕之に連打を浴びて１死１,２塁といきなりピンチを背負います。しかし、中村剛也を空振り三振に仕留めると、続くオーティズを３塁ゴロに打ち取り、初回のピンチを０点に抑えました。
山田を援護したいホークスは、２回にペーニャと小久保が倒れて２死後、多村の四球、柳田のヒット、西武先発・菊池の暴投で２死２,３塁と先制のチャンスを迎えましたが、李杜軒が見逃し三振に倒れて２者残塁。３回、細川がヒットで出塁するも、本多が送りバントを失敗。２死１塁で長谷川が菊池の２球目のストレートをレフトへ弾き返し、レフト線を破る２塁打。１塁走者・本多が一気に生還し、ホークスが１点を先制します。
山田は毎回走者を出しながらも３回まで無失点でしたが、４回にオーティズに２塁打、浅村栄斗の犠打で１死３塁と一打同点のピンチを背負い、炭谷銀仁朗にレフト前タイムリーヒットを打たれ、１－１の同点とされました。
６回、ホークスは先頭の長谷川がヒットで出塁すると、１死２塁で小久保が菊池のストレートを打ち上げ、打球はライト前にポトリと落ちると、西武右翼手・熊代聖人が後逸。ボールが転々とする間に長谷川がホームインして勝ち越し、打った小久保は３塁まで進塁。西武にとっては何ともアンラッキーな失点といえよう。なおも１死３塁で多村のレフト前タイムリーで１点を追加すると、２死１,３塁で細川が西武２番手・十亀剣の５球目のスライダーを捉え、レフトスタンドに飛び込む３ラン本塁打！ホークスはこの回５点を奪い、６－１とリードを拡げます。
７回、今宮がレフト前ヒットを放つと、続く長谷川が西武３番手・田中靖洋の３球目のストレートを振り抜き、右中間への大きな当たりはそのままスタンドイン！長谷川の２ラン本塁打で２点を追加し、８－１と突き放しました。
大量援護を貰った山田は、５回から７回まで西武打線を３イニング連続で３者凡退に抑え、８回には秋山に四球を与えた後、中島を併殺打に打ち取り３アウト。山田は８回まで１失点の好投でマウンドを降りました。９回に２番手・神内靖が登板し、浅村に一発を浴びるも失点はこの１点のみ。ホークスが８－２で快勝し、７連勝です。


試合結果　パ・リーグ　2012/08/22（水）
西　武－ソフトバンク　17回戦　
（ソフトバンク10勝7敗、西武ドーム、18:00、17972人）
H　００１　００５　２００　　８
L　０００　１００　００１　　２
【投手】
（ソ）山田、神内－細川
（西）菊池、十亀、田中、マイケル－炭谷
【責任投手】
（勝）山田19試合7勝8敗
（敗）菊池7試合2勝1敗1Ｓ
【本塁打】
（ソ）細川2号3ラン（6回、十亀）、長谷川3号2ラン（7回、田中）
（西）浅村3号ソロ（9回、神内）


ホークスの勢いが止まりません！同点で迎えた６回に一挙５得点を挙げて西武を突き放し、投げては山田投手が８回まで好投。小久保選手のラッキーなタイムリーヒットでホークスに流れが傾き、細川選手の３ラン本塁打はかなり大きかったですね。絶好調のホークスはこれで７連勝、西武戦は４連勝となりました。
先発の山田投手は、８回まで打者30人に対して103球を投げ、被安打６・３奪三振・１与四死球・１失点という内容で今季７勝目。６月22日の日ハム戦以来、約２か月ぶりの白星を挙げました。初回から４回まで毎回走者を出し、４回には炭谷選手のタイムリーで失点を喫しましたが、後半に入ってから徐々に調子を上げ、５回から８回までヒットを許しませんでした。長いトンネルから抜け出した山田投手、この１勝をきっかけに白星を積み重ねて２ケタ勝利到達を目指してほしいものです。
打線の方はチーム全体で11安打。２試合連続で３番に入った長谷川選手は、この試合４安打３打点をマーク。３回には先制のタイムリー２塁打、６回には勝ち越しのきっかけを作るヒット、７回はダメ押しの一発を放ちました。３試合連続で打点を稼ぎ、打率も.292と急上昇です。６回にライト前への勝ち越しタイムリーヒットを打った小久保選手、あのヒットは本当にラッキーでした。カットした打球をライト前に落ち、守備のミスもあり３塁まで走り抜きました。西武側からしたら不運が重なりましたね。６回に貴重な３ランを打った細川選手は、この試合２安打３打点。昨季の本塁打はわずか１本でしたが、今年は既に２本塁打と昨年を上回りました。
今季初の７連勝＆西武戦４連勝のホークス、首位・日ハムが敗れ、首位との差は1.5ゲーム差に縮め、４位・ロッテとは1.5ゲーム差に拡げました。木曜日は埼玉県営大宮公園野球場に舞台を移して行われ、ソフトバンク・ドイル、西武・牧田和久が予告先発となっています。ドイル投手のためにも、ホークス打線が牧田投手を打ち崩し、しっかり援護してくれればいいんだけどなあ…。西武に３タテ＆８連勝出来ますように…。