日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

内村航平が体操個人総合で金メダル!競泳は銅メダル2個獲得!

2012年08月03日 | Sports

8月1日の深夜は、男子サッカー・日本VSホンジュラスの試合がありましたが、その裏で体操の男子個人総合で内村航平選手が金メダルを獲得!さらに競泳は2つの種目で日本人メダリストが誕生しました。


体操の男子個人総合の決勝は、日本からは内村航平選手と田中和仁選手の2人が出場しました。
内村選手は苦手のあん馬からスタート。途中旋回が乱れるシーンがありましたが、何とか持ちこたえ、最後の降り技をしっかりと決め、大きなミスも無く15.066点。2種目のの吊り輪は、屈伸ヤマワキ、抱え込みヤマワキといった難易度の高い技を次々と出し、15.333点の高得点をマーク。3種目目の跳馬はシューフェルト(ロンダートから後転とび後方伸身宙返り=伸身ユルチェンコの2回半ひねり)を見せ、着地も完璧に決めて16.266点のハイスコア。3種目を終えた時点でトップに躍り出ます。
後半に入り、4種目目の平行棒では、モリスエ、抱え込みベーレ、最後の着地は一歩前に出るも持ちこたえ、15.325点とまたしても15点台。5種目目は内村選手が得意とする鉄棒。アドラー→伸身トカチェフ→G難度のコールマンもしっかりと成功。最後はコールマンを抜き、伸身新月面宙返り(後方伸身2回 宙返り2回ひねり)でフィニッシュ。15.600点の高得点でいよいよ最後の種目へ。
最終種目は床。最高の演技で有終の美を飾りたいところ。最初の後方3回転半ひねり→前方半分ひねりを成功させるが、2回目の着地で手を着くミスをしてしまいます。それでも立て直した内村選手は、最後の3回転ひねりを成功させました。床の得点は15.100。最後も15点台を叩き出し、6種目合計92.690点で金メダルを獲得しました。

一方、田中和仁選手は、最初の吊り輪で15.200点、2種目目の跳馬で15.533点、平行棒で15.500点、鉄棒で15.575点と4種目終えた時点で内村選手に次いで2位につけ、日本勢の金銀独占も期待されました。しかし、5種目目の床で尻もちを着くミスを犯すと、最後のあん馬で痛恨の落下。2種目連続ミスが大きく響き、合計89.407点で6位入賞に終わりました。


内村選手が2度目の五輪で個人総合の頂点に立ちました!日本人選手が個人総合で優勝したのは史上4人目で、1984年のロサンゼルス大会での具志堅幸司さん(『ちょっちゅね~』ではない)以来28年ぶりの快挙となります。内村選手はこの種目では前回の北京五輪に次いで2大会連続のメダル獲得です。前回は銀メダルでしたが、今回は4年前の雪辱を果たしました。
内村選手は世界選手権で個人3連覇の偉業を達成し、ロンドン五輪でも金メダルを量産するだろうと思われましたが、この大会では「五輪の魔物」に苦しむ姿があり、団体戦ではあん馬で落下や降り技で乱れたりとミスを連発。制裁を欠く内村選手を見て「王者でもこんな事があるのか…」と思いました。迎えた個人総合決勝では、いきなり「鬼門」のあん馬から始まりましたが、大きなミスも無く15点台で乗り越えました。6種目全てで15点台の高得点をマークし、跳馬では16.266点と全種目において最高得点を記録。「強い内村」が復活するとともに、団体のリベンジを達成。
競技終了後の談話では「床でやっちゃったから、100点満点で65点」と厳しめ。事故評価がやや低めでも金メダルを獲れたのはすごいと思います。この後は種目別の床が残されており、100点満点の演技で2冠達成を期待したいところです。メダルのプレッシャーに打ち勝ち、周囲の期待にしっかりと応えてくれた内村選手、金メダルおめでとうございます。
6位入賞の田中和仁選手は、団体戦で骨折した山室光史選手の代役として出場し、一時は内村選手とメダル争いを演じ、決勝を大いに盛り上げてくれました。最後のあん馬の落下さえなかったら銅メダルは獲得できたので、最後の失敗は悔やまれます。それでも大健闘と言えるでしょう。




メダルラッシュが続く競泳は、男子200m決勝では日本人2選手が出場し、ゴール前で明暗が大きく分かれました。また、女子200mバタフライは星奈津美選手が決勝に進出しました。
男子200mは、立石選手が1コース、北島選手が2コースに立ちました。レースは好スタートを切った北島選手が、積極的に飛ばして最初の50mを28秒64でターンすると、100mもトップで通過します。立石選手は前半の100mを6位で折り返し。後半に入り、5コースのギュルタ(ハンガリー)が北島を抜いて先頭に立ち、北島も必死に食らいつく。150m時点でギュルタがトップ、北島2位、立石が3番手に浮上。残り50mでギュルタがペースを上げ、4コースのジェイミーソン(英国)が猛追して2位に上がり、北島と立石が3位争い。トップのギュルタはジェイミーソンの追い上げを抑え、2分07秒78の世界新記録で銀メダル。イギリスのジェイミーソンが銀メダル、そして立石諒が最後に北島を逆転して銅メダル!3連覇を狙った北島康介は4位に終わり、メダルを逃しました。

女子200mバタフライ決勝は、最初の50mは劉子歌(中国)がトップでターンし、星奈津美は6位で通過。100mではガルシア(スペイン)がトップに立ち、星選手は6番手とまだメダル圏外。レース後半、ガルシアが一歩抜け出し、焦劉洋(中国)が2位に浮上。ラスト50m、星奈津美が3位まで順位を上げ、先頭争いでは焦劉洋がガルシアをかわして首位に浮上し、そのまま押し切って金メダル。3位の星は2位・ガルシアに迫るもあと一歩届かず銅メダルでした。惜しいなあ。


というわけで、男子200m平泳ぎで立石諒選手が銅メダル、女子200mバタフライで星奈津美選手が銅メダルを獲得しました。これで競泳日本代表は通算7個目のメダル獲得です。立石選手は「北島選手の2番手」として注目を集めながらも国際大会では結果を残せませんでしたが、200m決勝で「北島越え」を果たし、平泳ぎの新旧交代を実現させました。北島選手も立石選手のメダル獲得を祝福していました。
その北島選手は100mで5位、200mで4位と個人種目では表彰台を逃す結果に終わりました。メダルこそ取れなかったけど、気迫の泳ぎは見せてくれたのではないかと思います。個人種目では残念な結果だったけど、まだメドレーリレーが残されているので、最後はメダルを獲ってほしいものです。
バタフライで銅メダルの星奈津美選手は埼玉県出身で、普段は「大教スイミングスクール蓮田」で練習を行っています。そんな星選手は、ハセドウ病(甲状腺の病気)という病気を患っていて、現在でも定期健診を受け、毎日薬を飲んでいるそうです。同じバセドウ病を抱えている人の中にも、星選手に勇気づけられた人もいるに違いありません。病に負けずに良く頑張りましたね…。





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