日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ヴィクトリアマイル2013 大魔神の馬・ヴィルシーナがついにGIタイトル奪取!

2013年05月12日 | 競馬

春の最強牝馬決定戦・第8回ヴィクトリアマイル(GI・芝1600m 18頭立て)が12日、東京競馬場で行われました。昨年の年度代表馬・ジェンティルドンナ不在ということで、混戦が予想された今年のVMは、GI4戦連続2着の⑪ヴィルシーナが悲願のGI初制覇を狙い、阪神牝馬ステークスを勝った⑰サウンドオブハート、京都牝馬ステークスを制した④ハナズゴール、福島牝馬S覇者②オールザットジャズ、中山牝馬Sを勝った①マイネイザベル、愛知杯覇者⑱エーシンメンフィスといった「牝馬重賞ウィナー組」、さらにはエリザベス女王杯を勝った⑬レインボーダリア、昨年の勝ち馬⑧ホエールキャプチャ、昨年2着の⑥ドナウブルー、重賞2勝の⑨アイムユアーズ、2011年2歳女王③ジョワドヴィーヴル、重賞4勝のベテラン牝馬⑮フミノイマージンなどが参戦しました。


レース直前の単勝の上位人気は、⑪ヴィルシーナが1番人気(3.1倍)、2番人気はハナズゴール(4.4倍)、3番人気のサウンドオブハート(6.8倍)までが10倍を切り、4番人気以降はジョワドヴィーヴル、マイネイサベル、⑩イチオクノホシ、ドナウブルー、オールザットジャズと続きました。
向正面からのスタートで、ヴィルシーナがポンと飛び出したが、アイムユアーズが徐々に押し上げて先手を取る。3番手に⑯メーデイア、4番手にマイネイザベル、ドナウブルー5番手追走、その外側にサウンドオブハートがつける。7番手グループに⑦アドマイヤセプター、オールザットジャズ、⑤ザッハトルテ、イチオクノホシの3頭が一団。中団の10番手集団にイチオクノホシ、ハナズゴール、ホエールキャプチャ。エーシンメンフィス13番手、ジョワがその内の14番手、後方の15番手集団には⑫ゴールデングローブ、イマージン、ダリアが並走し、⑭アロマティコが最後方追走。
残り800mを過ぎ、先頭のユアーズは前半800mを46秒台で通過。ヴィルシーナは2番手に控えていて、メーデイア依然として3番手。18頭がひと塊の状態で4コーナーから直線コースに入るが、後方でフミノイマージンが故障発生して競走中止。残り400mを切ってもアイムユアーズが先頭を走り、イサベルとヴィルシーナが並びかける。さらに外からサウンドオブハート、ホエール、イチオクノホシが追い込んでくる。残り200mでマイネイサベルがわずかに前に出るが、ラスト100m~ゴール前でヴィルシーナとホエールキャプチャがイサベルを捕らえてし、最後は2頭並んでゴールイン!ヴィルシーナ悲願のGI初制覇か?それともホエールが史上初のヴィクトリアマイル連覇か?


全着順&払戻金
1着⑪ヴィルシーナ          1分32秒4
2着⑧ホエールキャプチャ        ハナ
3着①マイネイサベル          1/2馬身
4着③ジョワドヴィーヴル        1/2馬身
5着⑥ドナウブルー           1/2馬身
6着④ハナズゴール           クビ
7着⑫ゴールデングローブ       クビ
8着⑨アイムユアーズ          アタマ
9着⑱エーシンメンフィス        1/2馬身
10着⑭アロマティコ           クビ
11着⑩イチオクノホシ          アタマ
12着⑬レインボーダリア        クビ
13着②オールザットジャズ       クビ
14着⑰サウンドオブハート        1/2馬身
15着⑦アドマイヤセプター        クビ
16着⑤ザッハトルテ           クビ
17着⑯メーデイア            1馬身1/4
中止⑮フミノイマージン        

単勝 ⑪ 310円
複勝 ⑪ 150円 ⑧ 1,020円 ① 360円
枠連 【4】-【6】 4,730円
馬連 ⑧-⑪ 8,030円
馬単 ⑪-⑧ 12,600円
ワイド ⑧-⑪ 2,570円 ①-⑪ 870円 ①-⑧ 7,150円
3連複  ①-⑧-⑪  35,770円        
3連単  ⑪-⑧-①  193,570円


今年のヴィクトリアマイルは、ゴール前でヴィルシーナとホエールキャプチャが並ぶという大接戦となりましたが、ヴィルシーナが競り合いを制して1着となり、「春のマイル女王」の座に輝きました。ホエールキャプチャは上手く馬群を抜け出し、マイネイサベルを捕らえたけど、ヴィルシーナにあと一歩届かず。ハナ差の2着に敗れました。3着のマイネイサベルは、一旦は先頭に立って「柴田大知騎手がGI2連勝か!?」と思ったけど、最後はかわされて3着。大知騎手は先週のNHKマイルカップを勝ち、今週のVMで3着とGIで健闘してますね。大外からグイッと追い込んで4着に入ったジョワドヴィーヴルは、復活の兆しが見えたと思います。2番人気だったハナズゴールは6着、3番人気だったサウンドオブハートは14着に沈み、レース後に左前肢(?)に故障していたことが発覚。なお、最後の直線に入ったところで競走を中止したフミノイマージンは、右第1指関節脱臼で予後不良となりました。
優勝したヴィルシーナに騎乗した内田博幸騎手は、今年のGI競走初勝利で、ヴィクトリアマイル初制覇。管理する友道康夫調教師も同レース初勝利。友道厩舎は先週の新潟大賞典でパッションダンスに続き、2週連続で重賞制覇となりました。そして馬主である佐々木主浩さんは、馬主デビュー6年目で悲願のGI初勝利です。「ヴィルシーナ」の名付け親である加奈子夫人(元タレント・旧姓・榎本)も勝利の瞬間、うれし涙を流していたそうです。
ヴィルシーナは昨年のクイーンカップで勝った時、「クラシックのGIも獲れるだろう」と思っていましたが、3歳牝馬3冠レース全てでジェンティルドンナの2着。特に秋華賞ではハナ差で敗れてますからなあ。エリザベス女王杯でも2着に終わり、「4戦連続GI2着」という珍記録も作りました。今回のヴィクトリアマイルでも、ゴール前でホエールキャプチャに並ばれたときは、「また2着か!?」と思いましたよ~。5度目のGI挑戦で待望の初制覇、「シルバーコレクター」という称号も返上できてよかったですね。クイーンC以来約1年3か月ぶりの勝利で通算4勝目、府中マイルでは2戦2勝。次なる目標は安田記念or宝塚記念のどちらかとなるでしょう。おそらくだけど、コースの相性の良さで安田に向かうかもしれない。

来週・19日は、東京競馬場で3歳牝馬クラシック第2戦・第74回オークスが行われます。桜花賞馬・アユサンは丸山元気騎手とのコンビで牝馬2冠に挑戦。桜花賞2着だったレッドオーヴァルはクリスチャン・デムーロ騎手が騎乗。フローラステークスを勝ったデニムアンドルビー、スイートピーステークスを制したリラコサージュ、重賞2戦連続2着のエバーブロッサムといった「トライアル組」、桜花賞からの巻き返しを狙うクロフネサプライズ、フラワーカップを勝ったサクラプレジール、2歳女王・ローブティサージュ、他にもトーセンソレイユ、プリンセスジャック、忘れな草賞の勝ち馬・セレブリティモデルなどが出走登録しています。オークスも桜花賞同様混戦モード、どの馬が勝つのかまったくわかりません。




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今季初の2ケタ得点で西武戦4連勝。ホークスはこの際、福岡を離れて鹿児島に移転したらいいんじゃねえの?

2013年05月12日 | HAWKS

今季2度目の5連敗中の福岡ソフトバンクホークス。先週の西武戦で3連勝して貯金生活に入ったのに、またも借金生活に逆戻り。クソみたいに弱すぎるホークスに怒りを通り越して呆れていて、我慢も臨界点到達5秒前です。1週間前の3タテの歓喜を返してくれー!どうしてこんなに弱すぎるんだ!?今じゃ「秋山監督をクビして、アレックス・ファーガソンを招聘できないかな~」といったありえない妄想をしています。ホークスは今週末、鹿児島と熊本で埼玉西武ライオンズとの2連戦。連勝して交流戦に弾みをつけてほしいんだけど。



スタメンはこちら
1(右)長谷川勇也
2(二)本多雄一
3(左)内川聖一
4(指)ラヘア
5(三)松田宣浩
6(一)吉村裕基
7(中)柳田悠岐
8(捕)細川 亨
9(遊)今宮健太
鹿児島県立鴨池野球場で行われた19日の初戦は、ソフトバンク・攝津正、西武・涌井秀章のエース対決。ホークスは1軍復帰した柳田が7番センターで先発出場。


今季4勝目を狙うホークス先発・攝津は、初回に2つの四球を出して1死1,2塁と先制のピンチを背負いますが、西武4番・上本達之を空振り三振に仕留めると、続くヘルマンを1塁ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けます。しかし2回、1死を取った後7番・坂田遼にストレートを狙われ、バックスクリーン左へのソロ本塁打を浴びてしまい、先制点を献上。
1点ビハインドのホークスは2回裏、ラヘアが倒れて1死後、松田の2塁内野安打、吉村の死球で1,2塁と反撃のチャンス。柳田三振で2死後、細川が西武先発・涌井のシュートを弾き返し、レフト前に運ぶタイムリーヒット。2塁から松田が生還し、1-1の同点に。
3回、攝津が西武上位打線から3者連続三振を奪う圧巻のピッチング。その裏、ホークスは本多がライト線を破る3塁打を放つと、ラヘアが四球を選んで1死1,3塁としますが、松田が遊撃ゴロ併殺打に倒れて勝ち越しならず。
5回、攝津が西武の先頭打者・坂田のレフト前ヒット、8番・炭谷銀仁朗の2塁内野安打で無死1,2塁、9番・鬼崎裕司の犠打で1死2,3塁とピンチを作ります。しかし、1番・金子侑司を平凡なセンターフライで2死、続く2番・秋山翔吾もセンターフライに打ち取りピンチ脱出。その裏のホークスは、2死から本多が四球で出塁し、内川が涌井のストレートを捉え、ライトオーバーの2塁打。1塁走者・本多が一気に生還し、ホークスが2-1と逆転に成功します。
6回、ホークスは松田がこの日2本目の内野安打で出塁すると、2塁への盗塁を成功させます。無死2塁で吉村がしぶとくライト前ヒット。2塁から松田生還で1点追加。なおも柳田四球、相手のエラーもあって、1死2,3塁と追加点のチャンスが続き、今宮のレフト前タイムリーで2点を追加し、5-1。これで西武先発・涌井はKOされました。勢いが止まらないホークスは、1死2塁で長谷川が西武2番手・中崎雄太の変化球を振り抜き、左中間スタンドへの2ラン本塁打!さらに2点追加で7点目。この後、本多と内川の連打で1死1,3塁、ラヘアのレフト犠牲フライでもう1点追加。この回は打者一巡の猛攻で6得点のビッグイニングとなり、8-1と西武を突き放します。
大量援護を貰った攝津ですが、7回に1死から2本のヒットなどで満塁とされる。そして金子の代打・熊代聖人にセンター前タイムリーを浴びて1点を返されます。なおも満塁のピンチが続きましたが、秋山を遊撃ゴロ併殺打に仕留め、西武の反撃を1点に抑えました。
ホークスは8回、今宮・長谷川・本多の3連打で無死満塁の後、内川が3塁ゴロ→西武・2塁手の悪送球で内川1塁セーフ。2人の走者が生還して2点追加し、10点目。9回は4番手・金澤健人が2連打を浴びた後、途中出場・オーティズの犠牲フライで1点を許すも、続く打者を併殺に仕留めて試合終了。ホークスが今季初の2ケタ得点で西武に快勝しました。


試合結果 パ・リーグ 2013/05/11(土)
▼ソフトバンク-西 武 7回戦 (ソフトバンク4勝3敗、鹿児島、13:00、18150人)
L 010 000 101  3
H 010 016 02X  10
【投手】
(西)涌井、中崎、岩尾、岡本洋-炭谷、上本、星孝
(ソ)摂津、森福、藤岡、金沢-細川
【責任投手】
(勝)摂津6試合4勝1敗
(敗)涌井6試合3勝1敗
【本塁打】
(西)坂田5号ソロ(2回、摂津)
(ソ)長谷川3号2ラン(6回、中崎)


鹿児島で行われた11日の試合は、ホークスが連敗中の鬱憤を晴らすかのように打線が爆発し、6回に一挙6得点を奪い、終わってみれば2ケタに達し、10-3で西武に圧勝。チームの連敗も5でストップし、西武戦4連勝となりました。ホークスは鹿児島主催試合で3年連続勝利。この際福岡を離れて鹿児島に移転したほうがいいんじゃないかと思いますが…。
先発の攝津投手は、7回まで118球を投げ、被安打6・5奪三振・3与四死球・2失点の内容。初回に2四球、2回に一発を浴びたりと立ち上がりは苦しみましたが、3回に3者連続三振、4回は打たせて取るピッチングで2イニング続けて3者凡退。今季4勝目は4月19日のオリックス戦以来の白星となりました。
打線の方はチーム全体で13安打。この日は鹿児島実業高校出身の本多選手が4打数3安打の猛打賞。第2打席ではライト線への3塁打を放ち、5回の第3打席では四球を選んで出塁すると、内川選手の2塁打で1塁から俊足を飛ばして一気に生還してみせました。思い出の地で大活躍を見せた本多選手、このまま調子が上向きになるといいんですが。本多選手の他にも、内川選手、松田選手、長谷川選手、今宮選手の4人が2安打をマーク。長谷川選手は6回に今季3号2ランを放ち、今宮選手も2打点を挙げました。「右鼠径化膿性リンパ節炎」から戻ってきた柳田先週は、3打数無安打、涌井投手の前に2三振を喫しました。
12日は鹿児島から熊本市の藤崎台県営野球場に舞台を移して行われます。予告先発はソフトバンク・武田翔太、西武・菊池雄星となっています。武田投手は先週のロッテ戦で7回2失点という内容でしたが、味方打線の援護が少なく、今季2敗目を喫しました。相手の菊池投手は、今季4勝を挙げ、既に2度完封勝ちしています。菊池を攻略して交流戦前最後の試合を勝利で飾ってもらいたい。





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