今月26日に東京競馬場で行われる第80回日本ダービーを前に、かつてダートGI競走で3勝を挙げ、現在は東京競馬場の誘導馬として活動しているサクセスブロッケン(牡8歳)が、21日にダービーのPR活動として、東京都内のスポーツ新聞社を回りました。
PR活動前に「第80回日本ダービー特命宣伝部長」に任命されたブロッケンはこの日、特製のスーツ&ネクタイを着用、自らの名刺を持ってデイリースポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ社、夕刊フジの4社を訪問。デイリー社を訪れた時は女子社員に顔を触られてご満悦。さらに、大手町の「サンケイビル」に到着した時は、東京のど真ん中を堂々とウォーキング。ランチしていたサラリーマン達も携帯電話片手にブロッケンを激写しておりました。
PR活動の任務を果たしたサクセスブロッケンは、「コンクリートジャングルにビビった。東京は人が多い」と大都会の風景に驚いておりました。ちなみに、ダービー当日は午前中の1~6レースまで誘導を務め、ダービーは馬房で観戦予定との事。
この日持参した名刺は、表面は「東京競馬場 第80回日本ダービー匿名宣伝部長 サクセスブロッケン」と自分のフェイスブックのURLが表記されていて、裏面には自分の顔写真を載せ、18頭を誘導するという「おれの夢のダービー」が描かれています。俺もブロッケンの名刺が欲しいんですけど、東京競馬場に行かないと貰えないのかしら。
サクセスブロッケンは2008年のダービーに出走し、その時は3番人気に支持されたんですが、最下位の18着に終わっています。その年のダービー馬はディープスカイで、NHKマイルカップとの「変則2冠」を達成しました。芝のダービーではボロ負けだったけど、交流GIのジャパンダートダービーで優勝し、「砂のダービー馬」となりました。その後、フェブラリーステークス、東京大賞典も勝利し、2011年に現役引退。引退後は誘導馬に転向し、Facebookまで開き、日常生活を関西弁で綴られています。なぜ関西弁かというと、現役時代は滋賀県の栗東トレーニングセンターで過ごしていたからじゃないかと思います。引退された今でもファンに愛され続けているブロッケンさん、この暑い中ダービーの告知活動お疲れさまでした。