日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2013日本シリーズ第5戦  最後の東京ドーム決戦!日本一に王手をかけたのは?

2013年11月01日 | Sports

「コナミ日本シリーズ2013 読売ジャイアンツVS東北楽天ゴールデンイーグルス」は、10月31日に東京ドームで第5戦が行われました。4試合を終えて対戦成績は2勝2敗の五分、今回の試合は勝った方が日本一に王手がかかるので、両チームとも絶対に負けられない一戦といえるでしょう。東京決戦最終日の第5戦は、巨人・内海哲也VS楽天・辛島航の左腕対決で始まり、延長戦にもつれ込む死闘となりました。



第5戦のスタメンはこちら
  巨人                楽天
1(右)長野久義           (右)岡島豪郎
2(二)寺内崇幸           (二)藤田一也
3(遊)坂本勇人           (一)銀次
4(捕)阿部慎之助          (中)ジョーンズ
5(三)村田修一           (三)マギー
6(左)矢野謙次           (左)中島俊哉
7(一)中井大介           (遊)松井稼頭央
8(中)松本哲也           (捕)嶋  基宏
9(投)内海哲也           (投)辛島  航



両チーム無得点で迎えた3回、楽天は松井が両チーム通じて初安打となるセンター前ヒットを放つと、続く嶋が巨人先発・内海の変化球を叩きつけ、ライト前へのヒットで無死1,3塁と先制のチャンスを作ります。9番・辛島がバントを失敗して1死1,3塁となり、岡島が内海の2球目のシュートを捉え、レフト前へのタイムリーヒットで1点を先制します。なおも2人の走者を置き、3番・銀次のライト前タイムリーヒットで1点を追加。楽天は内海から2点を挙げました。
2点の援護を貰った楽天先発・辛島は、4回まで巨人打線を相手にノーヒットに抑え、5回に1死から中井に初安打を許すも、後続を抑えて無失点。5回まで1安打無失点の好投で、勝ち投手の権利を得てマウンドを降りました。
2点リードの楽天は、6回から則本昂大が2番手で登板。その則本は巨人先頭の長野をセンターフライに打ち取ると、寺内と坂本を連続三振に仕留め、上位打線を3者凡退。
6回まで楽天の前にわずか1安打に抑えられていた巨人は7回、2番手の沢村拓一が下位打線から2つの三振を奪い、その裏に1死走者無しで村田が則本の2球目のカーブを捉え、左中間スタンドへ吸い込まれるソロ本塁打!村田がまたしても則本から一発を放ち、巨人が2-1と1点差に詰め寄ります。1点を失った則本ですが、8回に松本、沢村の代打・石井義人、長野の3人から三振を奪う素晴らしい投球を披露。
もう後がない巨人は9回、寺内の代打・高橋由伸が則本からライト線を破る2塁打を放ち、続く坂本が送りバントで1死3塁と同点のチャンス。1点差を守りたい則本だが、阿部に四球を与えて1,3塁とピンチを拡げる。絶好のチャンスに前の打席でホームランを打っている村田に打席が回ります。村田は則本の5球目のスライダーを弾き返し、ピッチャー前に転がった打球は則本のグラブを弾き、2塁手・藤田が1塁に投げられず。村田のタイムリー内野安打で巨人が2-2の同点に追い付きます!なおも1,2塁とサヨナラのチャンスでしたが、途中出場の亀井善行と中井が相次いで倒れてサヨナラならず。勝負は今シリーズ初の延長戦へ。
延長10回、巨人は抑えの西村健太朗が登板。ところが、先頭の則本に四球を与えると、1死2塁で藤田に死球を与えてしまいます。一打勝ち越しのチャンスを作った楽天は、銀次が西村の6球目のストレートを捉えてセンター前ヒット。2塁から則本がホームインし、3-2と勝ち越し!打った銀次は1,2塁間で挟まれてアウト。なおも2死3塁でジョーンズのショートへのタイムリー内野安打で1点を追加。楽天は巨人の守護神・西村から2点を奪い、4-2としました。
楽天2点リードの10回裏も則本は続投。松本をファウルフライ、代打・ロペスをレフトフライ、そして長野を2塁フライに仕留めてゲームセット。則本の力投&銀次の決勝打で楽天が延長戦を制しました。



試合結果 日本シリーズ 2013/10/31(木)
巨人-楽天 5回戦 (楽天3勝2敗、東京ドーム、18:17、44995人)
楽天 002 000 000 2   4
巨人 000 000 101 0   2
(延長10回)
【投手】
(楽)辛島、則本-嶋
(巨)内海、沢村、山口、西村、青木-阿部
【責任投手】
(勝)則本2試合1勝1敗
(敗)西村2試合1敗1S
【本塁打】
(巨)村田2号ソロ(7回、則本)



東京ドームでの3連戦の最後の試合となった第5戦は、8回までは楽天のペースで試合が進みましたが、9回に巨人が土壇場で同点に追い付き、流れは巨人に傾くかに見えました。しかし、延長10回に楽天が1死1,2塁から銀次選手とジョーンズ選手の連続タイムリーで2点を奪い勝負あり。4-2で楽天が勝利し、初の日本一へ王手をかけました。創設9年目での日本一まであと1勝、早ければ2日にも地元・Kスタ宮城で星野監督の胴上げがあるかもしれません。
この日は6回から2番手で登板した則本投手が勝利投手となり、5イニングを投げて5奪三振・2失点の力投を披露。8回には3者連続三振を奪いましたが、9回に村田選手に同点タイムリーを許して辛島投手の白星を消してしまいます。その直後に四球を選び、銀次選手のヒットで生還。自らの足で白星をもぎ取って見せました。辛島投手も5回まで1安打に抑えていたんだけどなあ。
打撃陣ではチーム全体で10安打。この試合のヒーローに選ばれた銀次選手は、10回に西村投手から決勝タイムリーを打ちましたが、3回の第2打席では内海投手から2点目のタイムリーを放ちました。銀次選手の他にも、松井選手が2安打のマルチヒット、ジョーンズ選手が3試合連続で打点を稼ぎました。AJはこの3連戦で5点をマークしています。
40年ぶりの連続日本一へ黄信号が灯った巨人は、西村投手が誤算でした。登板間隔が開いたのもそうだけど、2つの四死球でリズムが崩れ、連続タイムリーを献上。せっかく同点に追い付いて巨人に流れが向いてきたのに、守護神がやらかしてしまいました。ピッチャーに四球を与えちゃダメでしょ。打線も4安打と沈黙。村田選手が2安打2打点と奮闘したけど、坂本選手が3三振、阿部選手はこの日も無安打で打率も.071まで落としています。村田選手は則本選手に2本塁打3打点と相性がいいですな。
日本一を懸けた戦いは、東京ドームでの3連戦を終え、いよいよ最終盤へ。11月2日からは楽天の本拠地・クリネックススタジアム宮城に舞台が移されます。2日の第6戦は、楽天・田中将大投手VS巨人・菅野智之の投げ合いになると思います。前回は田中投手が9回1失点で完投勝利を挙げています。楽天からすればマー君で悲願の日本一を決めたいところだが…。




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