現在11試合を終えて5勝5敗1分の福岡ソフトバンクホークスですが、ここ3試合白星から遠ざかっており、4日の西武戦の7回に得点を挙げたのを最後に33イニング連続で得点なし。深刻な貧打&得点力不足に悩まされています。今週末は鹿児島と熊本で、現在7連勝中で首位をひた走る北海道日本ハムファイターズとの2連戦。11日は鹿児島県立鴨池野球場で行われ、ソフトバンク・攝津正VS日ハム・上沢直之の先発で始まりました。ホークス打線、連続イニング無得点ストップなるか?
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ソフトバンク 日本ハム
1(一)中村 晃 (左)西川遥輝
2(二)本多雄一 (二)田中賢介
3(中)柳田悠岐 (中)陽 岱鋼
4(左)内川聖一 (一)中田 翔
5(指)李 大浩 (指)ハーミッダ
6(右)長谷川勇也 (三)レアード
7(三)松田宣浩 (捕)近藤健介
8(捕)鶴岡慎也 (右)谷口雄也
9(遊)今宮健太 (遊)中島卓也
(投)攝津 正 (投)上沢直之
どんな形でもいいから点が欲しいホークスは、初回に中村・柳田・内川のヒットで1死満塁のチャンスを作りますが、イデホが投手ゴロ併殺打に倒れ、得点を挙げられず。2回には松田のヒット、鶴岡の遊撃ゴロ→日ハム遊撃手・中島エラー、今宮のヒットでまたも1死満塁と先制のチャンスを迎えます。しかし、中村と本多の1,2番が揃って凡退し、またも満塁の場面で得点を奪うことができません。
3回表、ホークス先発・攝津が1死から日ハム9番・中島にレフト前ヒット&2塁盗塁を許す。1死2塁と得点圏に走者を背負う場面で、西川に7球目のシンカーを弾き返され、ライト前へのタイムリーヒット。連打を浴びた攝津、先制点を与えてしまいました。
1点を追うホークスは、3回裏にクリーンナップが日ハム先発・上沢の前に3者凡退。これで36イニング連続無得点…。迎えた4回、1死から松田がヒットで出塁すると、2死後に今宮のライト前ヒットで2死1,3塁と一打同点のチャンス。ここで1番・中村が上沢の初球ストレートを捉え、ライト前タイムリーヒット!3塁ランナー・松田が生還。ホークスにとって非常に欲しかった1点がようやく入り、試合も1-1のタイに。
同点のまま迎えた7回、攝津が先頭の中田翔とハーミッダに連続ヒットを浴びて無死1,2塁のピンチを招きます。しかし、レアードを3塁ゴロ併殺打に仕留めて2アウト。近藤四球のあと、谷口をセンターフライに打ち取り、無失点で切り抜けます。
その裏にホークスは、中村が四球を選ぶと、本多の犠打→近藤捕手が2塁悪送球で無死1,2塁。ヒット1本で勝ち越しの場面で、柳田が上沢の初球スライダーを叩くと、一塁手・中田翔がトンネル。ライトにボールが転がる間に2塁走者・中村が生還。ノーヒットでホークスが勝ち越しに成功。なおもランナー2人置いて内川のライト前タイムリーヒットで1点を追加すると、2死後に松田が日ハム2番手・谷元圭介からレフト前タイムリーヒットを放ち、この回3点目。ホークスはこの回3点を挙げ、4-1としました。
8回、攝津が1死2塁で田中賢介にシンカーをレフト前に弾き返される。左翼手・内川が本塁へ送球するも一歩及ばず。田中にタイムリーヒットを浴び、2点目を献上した攝津はここで降板。2番手にバリオスがマウンドに上がり、陽岱鋼を2塁ゴロ、中田を3塁ゴロに打ち取り、日ハムの反撃を許さず。そして9回はサファテが登板し、ハーミッダとレアードを三振に切り取ると、最後は近藤をセンターフライに抑えて試合終了。ホークスが4-2で日ハムを下しました。
◇パ・リーグ 2015年4月11日 (土)
ソフトバンク-日本ハム1回戦(ソフトバンク1勝、鹿児島、観客数 19,079人)
F 001 000 010 2
H 000 100 30× 4
▽勝 摂津 3試合2勝1敗
▽S サファテ 5試合1勝2S
▽敗 上沢 2試合1勝1敗
鹿児島で行われた日ハムとの今季初対戦は、ホークスが逆転勝ちで4試合ぶりの白星を挙げるとともに、日ハムの連勝を止めました!4回に37イニングぶりの得点が入り、7回に相手のミスを突いて3点を奪いました。投げてはエース・攝津投手が8回途中まで投げ、バリオス&サファテの外国人コンビが反撃を退けました。チームが勝ったことは嬉しいけど、無得点地獄から脱出できてよかったですよ。ホークスは鹿児島での公式戦は4連勝。「鹿児島不敗神話」継続中でございます。
先発の攝津投手は、8回途中(7回1/3)まで115球を投げ、被安打7・4奪三振・3四死球・2失点の内容で今季2勝目。またしても相手に先制点を与えたものの、中盤以降は落ち着いたピッチングを見せ、7回のピンチも無失点に抑えました。この日は中田選手に2安打、ハーミッダに3度出塁を許しましたが、レアードから3つの併殺打を奪ったんですな。攝津投手は鹿児島での登板は3度目ですが、全て白星を挙げております。相性いいですねー。
打線の方はチーム全体で11安打。4回に同点タイムリーを放った中村選手はこの試合2安打。松田選手は7回に4点目となるレフトタイムリーを打つなど3安打の猛打賞。鹿児島ではよく打っている内川選手は、「桜島と黒豚からパワーをもらった」おかげなのか、2安打のマルチヒットを記録。その一方で、イデホ選手が5試合連続ノーヒットと大スランプに陥っています。このままではスタメン落ちもあるかもしれません…。
日曜日は熊本市の藤崎台県営野球場に舞台を移し、ソフトバンク・スタンリッジVS日ハム・大谷翔平の予告先発で行われます。スタンリッジ投手は先週の西武戦で完封勝利を挙げて自身2連勝中。今季初めての屋外での登板で3連勝を狙います。ホークス打線完全復活のためにも、大谷投手を攻略したいところだが…。