日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

第84代ダービー馬はレイデオロ!ルメール騎手は3週連続GⅠ勝利!

2017年05月28日 | 競馬

年に一度の競馬の祭典・第84回日本ダービー(東京優駿 GⅠ・芝2400m 18頭立て)が28日、東京競馬場で行われました。今年の3歳世代の№1を決める一戦には、皐月賞馬の⑦アルアイン、青葉賞馬初のダービー馬を目指す⑱アドミラブル、皐月2着⑪ペルシアンナイト、ホープフルステークスを勝った⑫レイデオロ、共同通信杯を制した④スワーヴリチャード、毎日杯2着から直行の⑥サトノアーサー、最内枠を引いた①ダンビュライト、プリンシパルステークスを勝った⑮ダイワキャグニー、さらには⑬カデナ、⑤クリンチャーなどが参戦しました。


単勝の人気は、1番人気はアドミラブル(3.4倍)、2番人気レイデオロ(5.3倍)、3番人気スワーヴリチャード(5.9倍)。アルアイン4番人気(6.3倍)、サトノアーサー5番人気(8.0倍)。6番人気以降はペルシアンナイト、ダンビュライト、カデナ、クリンチャー、ダイワキャグニー、⑩ベストアプローチ、⑰ウインブライトと続きました。

注目のスタートは、18頭綺麗に横一線。スタンド前の先行争いで、④マイスタイルが先手を取り、アルアインが2番手、3番手から⑧トラスト。4,5番手の位置にダンビュライトとダイワキャグニー。ペルシアンナイトは中団より前の位置、レイデオロ・とスワーヴリチャード・サトノアーサーは中団のポジション、アドミラブルは14番手あたりでスタンド前を通過した。
1,2コーナー~向正面に入り、マイスタイルが先頭、トラストが2番手、アルアインが3番手、その後ろの4番手にダンビュライトが追走。5,6番手の位置にダイワキャグニーとクリンチャー、7番手グループにスワーヴリチャード・ベストアプローチ・ウインブライト。10番手にサトノアーサーが控える。外側からレイデオロが一気に上昇。さらにはペルシアンナイトとアドミラブルも動いて行った。
3コーナーのところで12番手②アメリカズカップ、アドミラブル13番手、アーサーは14番手後退。後方から⑨マイネルスフェーン、⑮ジョーストリクトリも加わる。17番手⑯キョウヘイ、カデナがわずかに最後方。
3,4コーナー中間を過ぎ、マイスタが先頭、レイデオロ2番手、トラスト3番手、ペルシアンは4番手。その後ろにはアルアイン・スワーヴ・ダンビュラの3頭が並ぶ。キャグニー中団、アドミラは大外に出し、アーサーはまだ後方。
18頭が4コーナーを回り、いよいよ最後の直線コースへ!マイスタイルが内で粘りこみを図るが、馬場の真ん中からレイデオロが迫る。外側からペルシアンナイトとスワーヴリチャードも接近。アルアインとアドミラブルは伸びてこないか?ゴール残り200mを切り、今度はレイデオロが先頭に浮上、外からスワーヴが並びかけようとする。アドミラとアルアインもようやくやってきたが、前には届かない。ゴール前でレイデオロがもう一度伸ばし、そのまま先頭ゴールイン!またもクリストフ・ルメール&藤沢和雄厩舎!オークスのソウルスターリングに続き、ダービーも制しました!



第84回日本ダービー 全着順&払戻金
1着⑫レイデオロ      2分26秒9
2着④スワーヴリチャード   3/4馬身
3着⑱アドミラブル      1馬身1/4
4着③マイスタイル       クビ
5着⑦アルアイン        ハナ
6着①ダンビュライト
7着⑪ペルシアンナイト
8着⑧トラスト
9着⑩ベストアプローチ
10着⑥サトノアーサー
11着⑬カデナ
12着⑯キョウヘイ
13着⑤クリンチャー
14着⑮ダイワキャグニー
15着⑰ウインブライト
16着⑨マイネルスフェーン
17着②アメリカズカップ
18着⑭ジョーストリクトリ


単勝 ⑫ 530円
複勝 ⑫ 180円  ④ 200円  ⑱ 150円
枠連 2⃣-6⃣ 1,180円
馬連 ④-⑫ 1,620円
馬単 ⑫-④ 2,860円
ワイド ④-⑫ 650円 ⑫-⑱ 470円 ④-⑱ 490円
3連複 ④-⑫-⑱ 2,220円
3連単 ⑫-④-⑱ 11,870円


2014年生まれのサラブレッド7015頭の頂点を決める日本ダービーは、単勝2番人気・レイデオロが勝利し、第84代ダービー馬に輝きました。2着のスワーヴリチャードは、外からレイデオロに迫るも、ゴール前振り切られました。1番人気だったアドミラブルは3着。直線で大外から追い込んだのですが、前には届かず。やっぱり大外枠が響いたかも。今年もまた「青葉賞馬はダービーで勝てない」のジンクスは破れませんでしたね…。皐月賞との2冠を目指したアルアインは、もう一伸び足りず5着。松山弘平騎手もいい経験になったと思います。
優勝したレイデオロは、昨年12月のホープフルステークス以来の勝利で、重賞2勝目。通算でも5戦4勝となりました。レイデオロの父・キングカメハメハは、2004年のダービーを制しており、史上10組目のダービー親子制覇を成し遂げました。キンカメも名種牡馬なんだけど、産駒のダービー勝利は初めてなんです。
鞍上のクリストフ・ルメール騎手は、日本ダービー初勝利。同一年でオークス&ダービーを優勝したのは、1973年の菅原泰夫さん以来44年ぶり。昨年はサトノダイヤモンドに乗って鼻差の2着に敗れましたが、今年そのリベンジを果たしました。そして、この勝利で3週連続JRA・GⅠ勝利を達成。オリビエ・ペリエ騎手に次ぐ2人目の快挙となりました。ダービー後の最終レースに行われた目黒記念(GⅡ)でもフェイムゲームで勝利し、1日で重賞2連勝を飾りました。
管理する藤沢和雄調教師はダービー初制覇。厩舎開業29年目、19頭目の挑戦で悲願成就です。それに牡馬クラシック競走もこれが初勝利となります。また、馬主のキャロットファームもダービー初勝利です。
レイデオロは最初のスタンド前の時は中団より後ろのところにいましたが、向正面で早めに仕掛け、一気に2番手まで浮上。前半1000mのタイムが63秒台のスローペースだったので、我慢できなかったのではないかと思います。ラストの直線では、スワーヴリチャードと競り合いになりましたが、スワーヴの追撃を凌ぎ切りました。最後までスタミナ持ったなぁって思いました。
ダービー後のプランは、普通ならば菊花賞に向かうと思いますが、藤沢厩舎は天皇賞・秋→ジャパンカップ→有馬記念というローテーションで行くのが通例となっています。レイデオロの祖父・シンボリクリスエスも、2002年の秋天に参戦して優勝しました。もしかすると、レイデオロも秋天に行くと思う。それに、ソウルスターリングVSレイデオロの直接対決が年内に実現するかどうか…。同じ厩舎のオークス馬とダービー馬の対決自体で楽しみだけど、ルメール騎手がどちらを選ぶのだろうか…。


来週・6月4日は、上半期のマイル王決定戦・安田記念が行われます。京都金杯を勝ったエアスピネル、東京新聞杯で逃げ切り勝ちのブラックスピネル、マイラーズカップで復活勝利を挙げたイスラボニータ、京王杯スプリングカップを制したレッドファルクス、前回優勝馬・ロゴタイプ、ダービー卿チャレンジトロフィー覇者・ロジチャリス、5連勝中のマイルの新星・グレーターロンドン、未完の大器・アンビシャス、大阪杯2着・ステファノスが登録。
さらには香港からコンテントメントとビューティーオンリーの2頭が参戦します。コンテントメントは今年4月のチャンピオンズマイルで優勝。ビューティーオンリーは昨年12月の香港マイルで勝利しています。香港勢は本気で勝ちに来ているぞ。






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