日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ゴールドドリームが師走の中京で復活!史上3頭目のJRAダートGⅠダブル制覇!

2017年12月03日 | 競馬

2017年の中央競馬もいよいよ大詰め。12月3日は中京競馬場で秋のダート王決定戦・第18回チャンピオンズカップ(GⅠ・ダート1800m)が行われました。⑮アポロケンタッキーが右前肢跛行で出走取消のため、16頭から15頭立てで争われた今年のチャンピオンズカップは、前走のJBCクラシックに勝利し、今回2連覇を狙う⑭サウンドトゥルー、ダートGⅠ新記録の11勝目を目指す①コパノリッキー、帝王賞馬②ケイティブレイブ、フェブラリーステークスを勝った⑨ゴールドドリーム、昨年2着の雪辱を誓う⑪アウォーディー、2015年3歳ダート王④ノンコノユメ、コリアカップ優勝⑦ロンドンタウンのGⅠ馬7頭の他に、みやこステークス圧勝⑬テイエムジンソク、昨年は4着だった⑫カフジテイク、⑧グレンツェント、③ミツバなどの新興勢力が参戦しました。


単勝の人気は、1番人気テイエムジンソク(4.8倍)、2番人気サウンドトゥルー(5.4倍)、3番人気ケイティブレイブ(6.6倍)。4番人気以降はアウォーディー(7.3倍)、カフジテイク(9.6倍)、ノンコノユメ、ロンドンタウン、ゴールドドリーム、コパノリッキーと続きました。

スタートは15頭出遅れなく、好スタートを決めたコパノリッキーとテイエムジンソク、⑥モルトベーネの3頭が先手を争うが、リッキーが先頭、ジンソク2番手で正面スタンド前を通過。ケイティブレイブ3,4番手、アウォーディー中団の位置、ゴールドドリーム10番手、カフジテイク11番手、サウンドトゥルーは後方から2番手。
向正面に差し掛かり、コパノリッキーが単騎で逃げ、2番手にテイエムジンソク、内側の3番手にケイティブレイブ、外側4番手ロンドンタウン、5番手にモルトベーネ。6番手グレンツェント、7番手アウォーディー、8番手⑯ローズプリンスダム。9番手⑤メイショウスミトモ、外側の10番手にカフジテイク、11番手にゴールドドリーム。12番手にミツバ、その後ろの13,14番手にサウンドトゥルーとノンコノユメが並走し、⑩キングズガードが最後方を追走する。
3コーナーを回り、先頭を行くリッキーは1000mを61秒5で通過。ジンソクが2番手をキープし、3番手争いではロンドンタウンが外から押し上げ、ケイブレは内で控える。アウォーディーは外に持ち出し、ゴルドリとカフテイは中団馬群、末脚にかけるサウトゥルとノンコはまだ後方だ。
15頭が4コーナーを過ぎて最後の直線コースに入り、コパノリッキーがまだ頑張り、テイエムジンソクが外から並びかける。3番手からはケイティブレイブも前に迫る。ゴール残り200mを切り、アウォーディーとゴールドドリームが追い込んでいる。ラスト100mでリッキーとジンソクが競り合うが、外からゴルドリが強襲し、ゴール前で2頭をまとめてかわしてゴールイン!ゴールドドリームがフェブラリーステークスに続き、JRAのダートGⅠ制覇!



チャンピオンズカップ 全着順&払戻金
1着⑨ゴールドドリーム  1分50秒1
2着⑬テイエムジンソク   クビ
3着①コパノリッキー    クビ
4着②ケイティブレイブ  1馬身1/4
5着⑪アウォーディー    1/2馬身
6着③ミツバ
7着⑫カフジテイク
8着⑩キングズガード
9着④ノンコノユメ
10着⑧グレンツェント
11着⑭サウンドトゥルー
12着⑯ローズプリンスダム
13着⑥モルトベーネ
14着⑤メイショウスミトモ
15着⑦ロンドンタウン
取消⑮アポロケンタッキー

単勝 ⑨ 1,300円
複勝 ⑨ 500円  ⑬ 230円  ① 560円
枠連 5⃣-7⃣ 1,570円
馬連 ⑨-⑬ 4,140円
馬単 ⑨-⑬ 9,400円
ワイド ⑨-⑬ 1,830円 ①-⑨ 4,060円 ①-⑬ 2,380円
3連複 ①-⑨-⑬ 27,350円
3連単 ⑨-⑬-① 158,490円


大混戦といわれた今年のチャンピオンズカップは、単勝8番人気のゴールドドリームが優勝。ラストの直線でマッチレースをしていたテイエムジンソクとコパノリッキーの2頭を、ゴール前でまとめて捕らえて差し切りました。1番人気だったテイエムジンソクはクビ差の2着。初めてのGⅠ挑戦、左回りコース、相手が格上ばかりだったので、惨敗もあるかと思いましたが、よく好走しました。古川吉洋騎手は勝てば20年ぶりのGⅠ制覇でしたが、惜しかったなあ。ジンソクは来年に期待が持てると思います。
コパノリッキーもスタートから先頭を走って、粘りに粘って3着。JBCスプリントで2着、今回も3着と馬券圏内。ラストランの東京大賞典で11勝目の新記録を達成して、有終の美を飾れるでしょうか?
3番人気のケイティブレイブは4着、4番人気アウォーディーは5着。2番人気のサウンドトゥルーは11着と予想外の大敗。直線の末脚が鳴りを潜める結果に終わりました。
優勝したゴールドドリームは、フェブラリーステークスに次いでのGⅠ2勝目。同一年でのJRAダートGⅠ競走ダブル制覇を成し遂げたのは、2001年のウイングアロー、2011年のトランセンドに続き、史上3頭目の偉業です。鞍上のライアン・ムーア騎手は、日本のGⅠ競走で7勝目。ムーア騎手は土曜日のステイヤーズステークスでアルバートに騎乗して優勝しており、2日連続重賞制覇となりました。スランプに苦しんでいる馬を復活させる辺りは、さすが世界一の騎手だなって思います。


来週は阪神競馬場で2歳牝馬のGⅠ競走・阪神ジュベナイルフィリーズが行われます。オルフェーヴル産駒のロックディスタウンとラッキーライラック、ファンタジーステークスを勝ったベルーガ、白菊賞を勝ったリリーノーブル、ブエナビスタの子・ソシアルクラブ、重賞2着2回のコーディエライト、さらにはトーセンブレス、サヤカチャン、リリーノーブルなどが登録しております。
同じ日には、香港・シャティン競馬場で「香港国際競走」が開催。「香港ヴァーズ」には菊花賞馬のキセキとトーセンバジルの2頭、「香港スプリント」はレッツゴードンキとワンスインナムーン、「香港マイル」はサトノアラジン、メインの「香港カップ」はネオリアリズム・ステファノス・スマートレイアーが出走します。ネオリアリズムは4月のクイーンエリザベス2世カップに続いての香港GⅠ2勝目を狙います。今年も日本馬が優勝するシーンが見られるといいですね。







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする