今シーズン2年ぶりの日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークス。12月に入り、主力選手の契約更改が次々と行われています。6日は今季自己最多の16勝を挙げ、パリーグ最多勝に輝いた東浜巨投手が契約交渉に臨み、今季の年俸3600万円から9000万円に大幅アップし、一発でサインしました。
東浜投手は会見で「最大限の評価をしていただいた。」と大喜び。右手には最多勝の垂れ幕がかかれたくす玉、左手には東浜投手の背番号「16」のパネルを持ち上げていました。
今季の東浜投手は16勝5敗、防御率2.64を記録。6連勝を2度も記録し、7月には月間MVPを受賞。武田翔太、千賀滉大、和田毅といった先発投手陣が相次いで故障離脱する中、シーズンを通して先発ローテーションを守り抜きました。来季の目標については、「200イニングを目標に、最低でも180イニングを投げたい」と掲げました。
沖縄尚学でセンバツ優勝を経験し、亜細亜大学でも実績を残し、鳴り物入りでプロ入りしたけど、デビューから3年間は苦戦。伸び悩んだ時期を乗り越え、ホークスのエース格にまで成長しました。この後は優勝旅行先のハワイで自主トレを実施。来季は自身初の開幕投手、2年連続の2ケタ勝利&タイトル獲得を目指してほしい。東浜投手にはホークス投手陣を引っ張る存在になってもらいたい。それがホークスファンの願いなんですから。
このオフの契約更改は、日本一奪還のおかげ「ホクホク」な内容。3年連続で全試合出場を果たした松田宣浩選手は、現状維持の4億円。ホームランを打った時のパフォーマンス「熱男コール」が「数字以上の評価」を頂いたそうです。松田選手の「熱男」は、球場全体が一体になりますよね。フロントにも認められたからには、「熱男」は引退するまで封印できないなぁ。
4年目でレギュラーを獲得し、13本塁打と大ブレイクした上林誠知選手は、800万円から2700万円増の3500万円でサイン。球団野手最高の「338%」の超大幅アップに大満足かと思われましたが、本人は浮かない表情。夏場以降の反省を口にしていました。
今季プロ初勝利を挙げた松本裕樹投手は、800万円から400万円UPの1200万円。来シーズンは「10勝を目指す」と宣言。そのためには開幕ローテーション入りを勝ち取らないといけないぞ。
その一方でダウン提示された選手も…。今季わずか8試合の出場に終わった吉村裕基選手は、5000万円から20%減の4000万円。ホーム最終戦でのサヨナラ本塁打も評価にはつながらず…。来年は単年契約なので、33歳の年齢を考えると正念場となりそうだ。
ホークスの契約更改はまだまだ続きます。柳田悠岐選手の3億円、今宮健太選手&中村晃選手の2億円到達も気になるし、ゴールデングラブ&ベストナインを獲得した甲斐拓也捕手、育成出身の石川柊太投手の年俸がどこまで上がるかも注目です。