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2017年の2歳ダート王決定戦・第68回全日本2歳優駿(GⅠ・1600m)が13日、川崎競馬場で行われました。⑩ダモンデ(北海道)競走除外で13頭立てで争われたこのレース、JRA勢からは、北海道2歳優駿を勝った⑧ドンフォルティス、兵庫ジュニアグランプリを勝った②ハヤブサマカオー、デビュー2戦2勝の⑨ルヴァンスレーヴ&③ダークリパルサー、現在2連勝中⑭ビッグスモーキーの5頭が参戦。地方勢は、ハイセイコー記念を制した⑪ハセノパイロ(船橋)、鎌倉記念覇者⑦リコーワルサー(大井)、平和賞2着①ドンビー(船橋)、⑫サザンヴィグラス(北海道)、⑥ソイカウボーイ(北海道)などが出走しました。
スタートでルヴァンスレーヴが出遅れ、最後方からの競馬。スタンド前の先行争いで、サザンヴィグラスがハナに立ち、ハヤブサマカオーが2番手。3番手グループにはダークリパルサー・ソイカウボーイ・ビッグスモーキーの3頭が並ぶ。ハセノパイロ6番手、ドンフォルティスは8,9番手の位置、ルヴァンスレーヴは11番手でスタンド前を通過した。
1,2コーナーを過ぎて向正面に入ったところで、サザンヴィグラスが先頭、ハヤブサマカオーピッタリと2番手につけ、3番手にダークリパルサー、4番手ソイカウボーイ、5番手ハセノパイロ、外側6番手ビッグスモーキー、内側7番手に④ハッピーグリン(北海道)、8番手にドンフォルティス、9番手にルヴァンスレーヴ、10番手リコーワルサー、11番手ドンビー、後方は大きく離れて⑤トーセンブル(船橋)、⑬ミスターバッハ(船橋)と続く。
3,4コーナー中間を過ぎ、サザンが先頭でレースを引っ張り、ハヤブサが2番手キープ。3番手リバルサーのすぐ後ろに、ルヴァンスが4番手に押し上げる。後続ではハセパイとワルサーが6番手争い、ドンフォルは9番手。
最後の直線コースに差し掛かり、サザンヴィグラスが粘り込みを図るが、外からルヴァンスレーヴが接近し、残り200m辺りでサザンを捕らえて先頭。ドンフォルティスが大外から追い込むんで2番手に上がるが、ルヴァンスが先頭でゴールイン!ルヴァンスレーヴが重賞初挑戦で2歳ダート王者に輝きました!
全日本2歳優駿 全着順&払戻金
1着⑨ルヴァンスレーヴ 1分41秒6
2着⑧ドンフォルティス 1馬身
3着⑪ハセノパイロ 3馬身
4着③ダークリパルサー クビ
5着⑭ビッグスモーキー 3/4馬身
6着⑦リコーワルサー
7着⑤トーセンブル
8着⑫サザンヴィグラス
9着④ハッピーグリン
10着②ハヤブサマカオー
11着①ドンビー
12着⑥ソイカウボーイ
13着⑬ミスターバッハ
除外⑩ダモンデ
単勝 ⑨ 180円 1番人気
複勝 ⑨ 120円 ⑧ 140円 ⑪ 480円
枠複 5⃣-6⃣ 390円
枠単 6⃣-5⃣ 610円
馬複 ⑧-⑨ 410円
馬単 ⑨-⑧ 560円
ワイド ⑧-⑨ 180円 ⑨-⑪ 800円 ⑧-⑪ 1,250円
3連複 ⑧-⑨-⑪ 3,100円
3連単 ⑨-⑧-⑪ 7,590円
ダート界の主役を目指す馬達が集まった全日本2歳優駿は、単勝1.8倍の断然1番人気だったルヴァンスレーヴが快勝。デビューから3連勝でGⅠ初制覇を果たしました。直線追い込んだドンフォルティスが2着、地方馬のハセノパイロが3着に入りました。4番人気のダークリパルサーは4着、2番人気のハヤブサマカオーは10着と大敗しました。
優勝したルヴァンスレーヴは、美浦・萩原清厩舎所属。父・シンボリクリスエス、母・マエストラーレ、母の父・ネオユニヴァースという血統。鞍上のミルコ・デムーロ騎手はこのレース初勝利、萩原清調教師は2011年のオーブルチェフに次いで2勝目です。
ルヴァンスはスタートで後手を踏み、後方追走を余儀なくされ、向正面で外を回される展開。しかし、3コーナーで捲るように押し上げ、直線で逃げるサザンフォルティスをかわすと、ドンフォルティスの追い上げを抑えました。ノーステッキで加速し、ミルコ騎手も完全に持ったまま。出遅れながらも最後に勝っちゃうんだから、この馬の能力はとても高いといえます。ぜひとも来年のケンタッキーダービーにもチャレンジしてほしいですし、日本ダート界のエースに上り詰めてほしいですね。