日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

毎日王冠2018 これぞモレイラマジック!アエロリット逃げ切り勝ち!

2018年10月07日 | 競馬

10月3連休の2日目だった7日は、東京競馬場で第69回毎日王冠(GⅡ・芝1800m 13頭立て)が行われました。秋の天皇賞&マイルチャンピオンシップに向かう馬達が集結するこのレース、昨年のNHKマイルカップ覇者⑨アエロリット、菊花賞馬①キセキ、今年の3歳マイル王者②ケイアイノーテックのGⅠ馬3頭の他に、エプソムカップを勝った④サトノアーサー、府中が得意な⑦ダイワキャグニー、⑤ステルヴィオと⑫カツジの3歳世代、③ステファノスと⑪サウンズオブアースといったベテラン勢も参戦しました。



単勝の人気は、1番人気アエロリット(2.3倍)、2番人気サトノアーサー(4.7倍)、3番人気ステルヴィオ(5.3倍)。4番人気以降はケイアイノーテック(7.5倍)、ダイワキャグニー(8.5倍)、キセキ、⑥サンマルティン、ステファノスと続きました。

スタートは13頭綺麗に出揃い、アエロリットが絶好のスタートを見せたのに対し、サトノアーサーは後ろから。先行争いでステファノスとキセキがアエロリットに迫るも、アエロリットがそのまま先頭で引っ張る。2番手にキセキ、⑬レアリスタが3番手に上がり、ステファノスとカツジが4,5番手並走。その後ろの6番手にダイワキャグニーがいて、ケイアイノーテック7番手、ステルヴィオ8番手を追走する。9,10番手の位置にサンマルティンとサトノアーサー、11番手⑩スズカデヴィアス、12番手⑧アクションスター、最後方にサウンズオブアースという展開。
縦長の状態で3,4コーナー中間を迎え、アエロが軽快に逃げ、キセキがピタリと2番手。ステファノスとレアリスタが3,4番手を争う。ノーテックとキャグニーは5番手集団の中、アーサーとステルは中団グループで4コーナーを回る。
最後の直線コースに入り、アエロリットがまだ逃げ粘る、それどころが引き離そうとしている。キセキが2番手で頑張るが、内側でステファノスが追い上げる。真ん中からケイアイノーテック、さらに大外からステルヴィオも追い込んできている。ゴール残り200mを切り、アエロが先頭キープし、ステファノスとキセキが差を詰める。ゴール前でステルが飛んできたが、アエロリットが押し切ってゴールイン!メンバー紅一点のアエロリットが、牡馬を完封しました!



毎日王冠 全着順&払戻金
1着⑨アエロリット   1分44秒5
2着⑤ステルヴィオ   1馬身1/4
3着①キセキ       クビ差
4着③ステファノス    ハナ差
5着②ケイアイノーテック 1馬身
6着④サトノアーサー
7着⑧ダイワキャグニー
8着⑩スズカデヴィアス
9着⑪サウンズオブアース
10着⑥サンマルティン
11着⑧アクションスター
12着⑫カツジ
13着⑬レアリスタ

単勝 ⑨ 230円
複勝 ⑨ 130円 ⑤ 180円 ① 360円
枠連 4⃣-6⃣  290円
馬連 ⑤-⑨  670円
馬単 ⑨-⑤ 1,060円
ワイド ⑤-⑨  310円
    ①-⑨  780円
    ①-⑤ 1,270円
3連複 ①-⑤-⑨ 3,250円
3連単 ⑨-⑤-① 10,170円


 
好メンバーが揃った毎日王冠は、アエロリットが鮮やかな逃げ切り勝ちで1番人気に応えました。2着争いは大外から追い上げたステルヴィオが制し、キセキが3着、ステファノスは4着。ステルヴィオの上がり3ハロンはメンバー最速の33.2秒を記録すれば、キセキも距離短縮で復調を予感させた、ステファノスもベテラン健在を示しました。もう1頭の3歳マイル王者・ケイアイノーテックは5着。2番人気だったサトノアーサーは6着、ダイワキャグニーは7着でした。アーサーはスタートで少しミスった?
アエロリットは昨年のクイーンステークス以来3度目の重賞勝ちで、通算でも4勝目。鞍上のジョアン・モレイラ騎手は、JRAの重賞競走で2勝目を挙げました。今年は中山記念で2着、ヴィクトリアマイル4着、安田記念で2着と惜しいレース続きでした。今回はモレイラ騎手と初コンビを組み、スタート直後から先頭の座を譲りませんでした。昨年のクイーンSのときも、先行逃げ切りで勝ちましたよね~。
秋初戦のレースで快勝したアエロリット、次はマイルチャンピオンシップに向かうと思います。1800mのレースで牡馬相手に逃げ勝った経験を活かして、2つ目のGⅠタイトル獲得となるでしょうか。


8日の体育の日も競馬が開催されます。京都競馬場では京都大賞典が行われ、ジャパンカップ連覇を目指す⑥シュヴァルグラン、不振脱出を期す②サトノダイヤモンド、夏の上がり馬④レッドジェノヴァ、③ブレスジャーニー、⑨スマートレイアー、⑤アルバート、⑪ウインテンダネスなどが出走。
そして、地方・盛岡競馬場で秋のダートマイル王決定戦「マイルチャンピオンシップ南部杯」もあります。ダート現役最強の⑦ゴールドドリームと、3歳ダート王者の⑫ルヴァンスレーヴの直接対決が盛岡で実現します!この2強の他にも南部杯2勝の④ベストウォーリア、①ノンコノユメ、⑭オールブラッシュのダートGⅠ馬も参戦します。南部杯の結果次第では、今後のダート戦線の主役が変わるかもしれない!?