2007アジアシリーズ決勝戦、SKワイバーンズVS中日ドラゴンズは6-5で中日が勝利し、アジアシリーズ初優勝を果たしました。
試合は初回、SKが2死1,3塁でイ・ジンヨンのライト前タイムリーで先制すると、続くパク・ジェホンがレフト前タイムリーで1点を追加します。
反撃したい中日は、2回に井上が2試合連続の本塁打で1点を返すと、5回には死球とヒットで1死1,2塁の場面で藤井がセンターフェンス直撃の2塁打で同点、そして荒木3塁ゴロの間に逆転に成功します。
6回には無死1塁で李炳圭がレフトへの本塁打で2点追加、5-2とリードを3点に広げました。しかしその裏、SKこの回の先頭・キム・ジェヒョンがライトへのソロ本塁打で1点を返し、中日のリードは2点差となります。
8回、中日は岡本を投入し必勝パターンに突入しますが、2死からイ・ホジュンに四球を与えると、続くイ・ジンヨンにライト看板直撃の特大2ランを浴びて同点とされてしまいます。この後岡本は連打を許し降板。逆転のピンチの場面で登板した鈴木は、パク・キョンワンを空振り三振に仕留めピンチ脱出。
9回、中日は四球と犠打で1死2塁と勝ち越しのチャンス。2死後、井端がセンター前ヒット。2塁から上田がホームインし勝ち越しに成功。その裏、岩瀬がSK打線を3者凡退に仕留めて試合終了。中日が接戦を制してアジア王者に輝きました。
SKワイバーンズ(韓国)-中日ドラゴンズ(日本)
(東京ドーム、18:14、21091人)
CD 0 1 0 0 2 2 0 0 1 6
SK 2 0 0 0 0 1 0 2 0 5
【投手】
(中)山井、岡本、鈴木、岩瀬-谷繁
(K)ジョージ・レイボーン、キム・グァンヒョン、チョ・ウンチョン、
ソン・ウンボム、カ・ドゥクヨム、マイケル・ロマノ-パク・キョンワン
【責任投手】
(勝)鈴木
(S)岩瀬
(敗)マイケル・ロマノ
【本塁打】
(中)井上3号ソロ(2回)、李炳圭1号2ラン(6回)
(K)キム・ジェヒョン1号ソロ(6回)、イ・ジンヨン1号2ラン(8回)
今大会のMVPは9回に決勝点を放った井端選手が選ばれました。個人的にはアジアシリーズ3本塁打の井上選手を選びたいですね。今日の中日の先発・山井は、7回3失点の投球内容。日本シリーズで見せた神がかりな投球こそはありませんでしたが、アジア制覇に貢献しました。
敗れたSKワイバーンズは、8回に本塁打で同点に追いつきましたが、9回にやられました。それでも予選リーグで見せた爆発力は健在でした。同点弾のイ・ジンヨンはこの日3打点と大活躍。韓国代表候補もいるかもしれないので、ウカウカしていられません。
中日の優勝で日本勢3連覇を果たした今年のアジアシリーズはこれにて閉幕。来年はどんなチームが東京ドームに進出できるでしょうか?
アジア予選が面白くなりそうなアジアシリーズでしたね。