岩市そば@馬渕
「静岡かけそば放浪記」第9弾です。
この企画では旧静岡市内のお蕎麦屋さんでかけそばをいただこうというものです。
お蕎麦と言えばかけそば、その信念に従ってお店を回っています。
今回のお店は、馬渕の「岩市そば」さんです。
月曜日の午前11時15分ごろ、まずはお店の前に着きました。
緑色ののれんが珍しいですね。
お店に入るとさすがに人気があるようで、すでに半分ほどのテーブルが埋まっていました。
カウンターがないので一人客ですと座る席に迷います。
私は入口すぐ前の二人掛けのテーブルに座りました。
すぐにお茶が出てきて、店員さんに注文を告げます。
「かけそばをお願いします」
「はい、温かいかけそばですね」
お店でときどきこう聞かれるのは、たまに勘違いされるお客さんがいるんでしょうね。
待っている間にメニューを写しておきます。
品数も多く、セット物もありました。
アルコールメニューも置いてありますが、終業時間が早いので、これはあまり出ないでしょうね。
お客さんはご近所の方が多いようです。
高年齢の方が多いのはやはり手軽にいけるお蕎麦屋さんという強みですね。
お客さんが帰ると店員さんが丁寧にテーブルをアルコール消毒していました。
最近では飲食店も手間がかかるようになっていますね。
「おまちどうさまです」
かけそばが出てきました。
ネギの小皿にレンゲまでついています。
最近のお蕎麦屋さんはこういうセットが多くなりましたが、上品なお客さんが増えたのかな。
まずはネギを全部かけ、一味も振っていただきます。
最初にお蕎麦を一口。
おや、これはいいぞ。
そして汁もまた好し。
新そばの香りがほんのりと感じられる美味しいお蕎麦です。
良いお蕎麦は噛んだ時の感触が良いんですが、このお蕎麦がまさにそうです。
こちらのお店はたぶん初めて来ましたが、はるばる来ただけのかいがありました。
きちんと鰹節の効いたお汁もまた美味しいです。
お蕎麦の量もしっかりありますし、これはいいな。
そして肝心のお値段ですが、なんと460円なんです。
これはたぶん静岡市内の普通のお蕎麦屋さんでは最安値ではないかと思います。
このお値段でこれだけ美味しいお蕎麦がいただけるとは、信じられないですね。
そして蕎麦湯まで出てきました。
最近はこれが定番になっているんで仕方がないですが、お店に余計な手間まで掛けてしまって、申し訳ない気分でした。
10分ほどで美味しく食べ終わって、お会計です。
馬渕に名店あり、ごちそうさまでした。