既に報じられ、それなりの時間が経過していますが、西鉄8000形が完全に引退する日が近くなっています。現在は2編成(12両)しか運用されていないそうで、しかも観光列車に改造されています。つまり、オリジナル塗装の車両は天神大牟田線および大宰府線で見られなくなったのです。
そこで、保存していた写真をここに掲載します。いずれも2004年2月12日、西鉄福岡(天神)駅で撮影したものです。なお、駅の構造の関係で暗い写りになっていたので、少しばかり編集しました。
8000形は、2000形に代わる特急用車両として1989年に登場しました。6両固定編成で両開き2扉、先頭車両の座席につけば眺望も良い形式です。西鉄で初めてT型ワンハンドルマスコンを採用した車両でもあります。
日中は、天神大牟田線の起点である西鉄福岡(天神)駅から毎時00分、30分に大牟田行きの特急が3番線から発車します。早朝および深夜の数本を除き、終点の大牟田まで走るのは特急だけです。
車両の構造上、ラッシュ時の乗客輸送には向いていないようで、そのような時間帯では普通電車として運用されることも少なくありません。私も何度か、8000形の普通電車に乗ったことがあります。
8000形が登場してから3扉化され、主に急行用として活躍を続けた(時には特急としても運用された)2000形とは異なり、8000形は3扉化改造を受けることもなく、早ければ2017年度中に完全引退となりそうです。
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