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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

NT Live Frankenstein その1

2014-04-13 23:20:42 | フランケンシュタイン
ナショナル シアター ライブ「フランケンシュタイン」

スクリーニングの上映に行ってきました。
結局、ベネ博士とベネクリーチャー各2回、計4回行きました。
そのうち2回は追加上映分で、新しくできたTOHO日本橋だったのですが、
スクリーンが大きくてすごく迫力ありました。新しいだけありますね。
前回は六本木ヒルズだったのですが、ぶっちゃけ六本木って映画観る街じゃないですよね(笑)

と、いうわけであらすじと感想です。
何だかんだと長くなってしまったので2つに分けています。

NTさんは絶対にDVDにはしないと断言しているのでつい4回も観るはめになり、
ブログに書こうと思っていたので2回めは必死に映像を記憶したのですが・・・
私にもマインドパレスの機能が備わっていれば良かったのに(涙)
なのでとにかく私の記憶を頼りに書いています。しかも画像もほぼ公式サイトで出しているものしかありません。
わかりづらい部分も多々ありますがご容赦を。。。

本編が始まる前にNTの紹介やリハーサル風景と監督のダニー・ボイルさんと執筆したニック・ディアさんの解説、
そしてJLMとベネディクトのインタビューがありました。

余談ですが、英国って「Theatre」って書くんですね。
他にも英米でスペルが違うのって結構あるので、アメリカ英語で育っているとこのあたりも難しいなと思うところです。

Victor Frankenstein/Creature:Jonny Lee Miller and Benedict Cumberbatch

舞台ではヴィクター・フランケンシュタインとクリーチャーをJLMさんとベネディクトが交互に演じています。
なので上映もベネ博士Ver とベネクリーチャーVer を1週間ずつ行われていました。
この時は別々の友人と観に行ったのですが、ダブルキャストだと知ると別バージョンも観たくなるのが人情でして、
両友人とも「観たい」と言っていたところに追加上映の情報が入ったので、
友人たちもめでたく両バージョン観る事ができました。

それにしても博士やクリーチャーがJLMとベネディクトではまったく違うんです。
違うどころか同じストーリーのはずなのに結末まで違うような印象で興味深いですね。

フランケンシュタインはメアリー・シェリーさんが19歳の時に執筆した小説です。19歳だなんてすごいです。
原作では、北極海にいたところを北極探検隊に救助されたヴィクター・フランケンシュタインが、
隊長のロバートに生命の神秘の謎を究明すべくドイツで死体を繋ぎ合わせクリーチャーを作った事を話します。

そして舞台ではクリーチャーの誕生から始まります。

円形状の中から転がるように飛び出してきてクリーチャーの誕生となります。
この冒頭部分はセリフらしいものは無く、生まれたばかりのクリーチャーが
赤ちゃんのように思うように動かせない手足を必死に動かしながら次第に立ち上がるという場面です。

主役おふたりとも本当によく研究しているなーと感心するほど動きがリアルです。
人間の腕や指って曲げるよりも伸ばす時は相当に筋力が必要なんです。
リハビリ施設でリハビリをする方たちを見ながら研究したと話していたので
クリーチャーの動きも、手首や指が中盤すぎまで曲がったままだったのを見るとなるほどなーと思います。

必死に動かした後疲れ果てて眠るようにうずくまっているところに、
ヴィクター・フランケンシュタイン博士が入ってきます。
「また失敗か」とでも言うように運び出そうとした瞬間動き出すクリーチャーに驚き、
自身のコートを被せると足早に逃げていきます。
そうしてヴィクターはそのまま生家のあるスイスまで逃亡しました。

ひとり残されたクリーチャーは外に出ます。
その醜さに人々から石を投げられ乱暴されながらも、人間や自然から様々な事を学んでいきます。

場面はある1軒の家に変わります。
その家にはデ・レイシーという盲目の老人と息子フェリックス、その妻アガサが住んでいました。
戦争で仕事をなくし息子夫婦は生きるために畑を耕すべく毎日奮闘していました。

ある日クリーチャーがその家に侵入しますが、夫婦は畑に行っていたためデ・レイシーしかいませんでした。
盲目のデ・レイシーは臆する事無くクリーチャーと交流を持ちはじめます。
そして大学教授だったので書物を読ませては言葉を教えます。
クリーチャーもまた影ながら畑を耕す息子夫婦に薪をわったりウサギを差し入れしたりします。

「原罪」を読み聞かせる場面の会話の中でクリーチャーは自分がみんなから嫌われると言います。
誰から嫌われるんだ?と聞かれ「男、女、子供、犬」と答え、醜いから嫌われると。
「アガサも嫌うんだ。あの美人の奥さん。」とクリーチャーが言うので、
「息子夫婦や優しいから嫌わないよ。ちゃんと紹介しよう。」とデ・レイシーが言いますが、
「嫌うから会わない」と頑なに拒みます。

ある時、「都市にはたくさんの人が住んでいるのになぜあんたはこんな所に住んでいるのか」と
クリーチャーに聞かれ「貧乏だから」と答えるデ・レイシー。
「僕も貧乏?」
「そうだよ。でも君はとても良い男だ。だからきっと誰かが君を愛するよ。」
デ・レイシーの言葉に「愛って何だ?」と聞くクリーチャー。

デ・レイシーとクリーチャーの交流はとてもステキで、ずっとこれが続いていたらもしかしたら
クリーチャーは良い青年になっていたかもしれないですね。そんな風に感じる場面でした。

またある日クリーチャーはコートのポケットに入っていた日記を読みます。
それはヴィクターの日記でした。そこでクリーチャーはヴィクターがジュネーブにいることを知ります。

1年が過ぎた頃、ちょうど息子夫婦が帰ってきたのでデ・レイシーはクリーチャーに会わせようとします。
嫌われるから嫌だと拒否しますが、そんな事は無いから、自分を信じてくれと言います。
息子夫婦に紹介するとクリーチャーは礼儀正しく挨拶をしますが、
怯えた夫婦はクリーチャーを暴行し追い出してしまいます。
そして裏切られたと感じたクリーチャー。
「ローマの英雄だったらどうする?復讐するんだ。」
クリーチャーはデ・レーシーと息子夫婦の住む家に火を放ち焼き殺してしまいます。

そうして舞台はスイスに移ります。

続きます。