御大日本旅行記の続きです。
今回は広島~宮島、そして福岡です。
※博多のお祭りの訳を修正しました。
元記事はこちらから。
Mark Gatiss' train trip through Japan
(金閣寺で)
次の日、私たちは広島に向けて出発し、新幹線を初めて経験した。
とてもかわいらしい子供と有能なスタッフがたくさんいて、彼らは各車両に出入りし挨拶をしていた。
英国とは礼儀正しさと親しみやすさのレベルが驚くほど違っていて、恥ずかしいくらいだ。
広島は破壊された場所だ。
今は賑やかな近代都市だがやはり1945年8月6日の出来事によって定義づけられ、
至る所にあるシンボルは原爆の震源地からどのくらい距離に立っているかを示していた。
原爆によって破壊されたドームは平和公園の中にあり、付随の博物館が率直に語っている。
腕時計はすべて午前8:15で止まっており、
溶けたメガネや燃えて血だらけになった子供の服や抜け落ちた髪の毛、指の爪も展示されていた。
私たちは身が引き締まり心を動かされ、爽やかな夕暮れの中たくさんの人たちに思いを馳せた。
その後、裏道を歩いていると食事ができる小さなお店を見つけた。
外側にはリンネルのカーテンと油だらけのランタンがあり、
室内の騒々しい喫煙者がさらにち怪しげな雰囲気を醸し出していた。
私はビールを頼みたくて日本語で書かれたメニューに指を突きつけた。
淡い色の液体が入ったタンブラーが2つ届いた。
「ウィスキーに見えるんだけど」と私は笑いながら言った。ウィスキーだった。
しかし、やはりスタッフはとても頼りになり、楽しそうに笑っていた。
私たちは少しの日本語と少し英語でどうにかやりすごし、
かつお節がのった巨大なトウガラシの網焼きともち米(おこわ?)が添えてある美味しいスズキを堪能した。
短い車両の電車とフェリーに乗り、広島からユネスコ世界遺産の宮島に渡った。
鹿が自由に歩き回り、旅行者を小突いていた。
悲しいかな、ここの動物は人間と密に接していたため、
食べるためにごみをあさり飢えたヤギのように紙でできた地図さえ食べるようになった。
しかし、もし極度に商業化された入り江から距離をおけば、島はさらに穏やかで魅力的になるだろう。
ここには思いのほか素晴らしい水族館があり、カワウソやサメ、ネズミイルカなど楽しみに満ちていた。
ミズクラゲは白から青に、そしてピンクから緑に色を変えていた。
丘の上には緑に覆われた庭を通り抜けるとまぶしさをふせぐブリキの屋根の寺があった。
鐘が鳴り響き、編まれた小さい帽子とよだれかけをつけている多数の微笑んだ仏像は
ほとんどが風雨にさらされ老朽化し、威厳さえ漂わせていた。
後ほど花火大会がある事がわかり、
急に島全体が派手な着物を着た恋愛中の若いカップルであふれだした
どうやら、若い人が伝統的な服をとりわけデートで着ることが再びファッショナブルになったようだ。
男性や女性が輝くように恋をしているのを見ると嬉しくなる。
私たちはあぐらをかいて夕食にうなぎやカキを食べ、それから島に咲く花火を見た。
(伏見稲荷大社でエマと。)
例によって効率の良い新幹線が私たちを福岡に運んだ。「日本の南の玄関口」だ。
田園地方を走り抜けるごとに景観が変わっていく。
息をのむような霞が山の上に絡みついていた。
パウダーブルーの瓦屋根の上に一筋の日の光がさし、白い翼を広げた鶴が水田にいた。
突如としてここは異国だということを理解した。
私たちは各駅停車の旅をした。
私たちは直接見られなかったが、地元の特別なお祭りをビデオで見た。
白いシャツを着た何百もの男たちが巨大な山車を6本のポールで運んでいた。
尻を出していなければ、まるで牛追い祭りのようだ。
シャツは最近になって着るようになったそうだ。
裸同志で近づきすぎると攻撃的になると思ったからだ。
彼らがズボンをはこうと思わなかった理由が私にはわからない。
その夜、盛大なファンファーレと共に私たちは悪名高いフグを食べに2つ星レストランに連れていかれた。
フグはシアン化物質よりも人を死に至らしめるので、中毒の可能性がある。(有毒性を強調しておく)
ほんの一部分だけが食用になる。
レストランはとても小さく、質素で、仕切りの紙からは予想通りシダーの香りがした。
私たちは、キッチンをまわるショートツアーをさせてもらった。
調理用に箱に入って届くフグを見たら靴に似ていた。
私たちは支配者の監視のもとで国王の食べるものを毒見する係のように、
食べてるところを注意深く観察された。
フグ自体は不思議なほど味気が無い。
ほんの少しトゲがあり、虹色に変化する色合いは路上に漏れたガソリンのようだ。
だが、魚を浸す時に付いていた香味(小さいリーキ、わけぎ、リゾットも)は美味しかった。
そしてコース料理は思いのほか続けざまに運ばれてきた。
まるでHarry Ramsden'sのようだが、こちらは死ぬかもしれないスリルが伴う。
※Harry Ramsden'sはフィッシュ&チップスなどがあるファーストフードレストランです。
次は長崎、鹿児島、京都、そして東京です。
今回は広島~宮島、そして福岡です。
※博多のお祭りの訳を修正しました。
元記事はこちらから。
Mark Gatiss' train trip through Japan
(金閣寺で)
次の日、私たちは広島に向けて出発し、新幹線を初めて経験した。
とてもかわいらしい子供と有能なスタッフがたくさんいて、彼らは各車両に出入りし挨拶をしていた。
英国とは礼儀正しさと親しみやすさのレベルが驚くほど違っていて、恥ずかしいくらいだ。
広島は破壊された場所だ。
今は賑やかな近代都市だがやはり1945年8月6日の出来事によって定義づけられ、
至る所にあるシンボルは原爆の震源地からどのくらい距離に立っているかを示していた。
原爆によって破壊されたドームは平和公園の中にあり、付随の博物館が率直に語っている。
腕時計はすべて午前8:15で止まっており、
溶けたメガネや燃えて血だらけになった子供の服や抜け落ちた髪の毛、指の爪も展示されていた。
私たちは身が引き締まり心を動かされ、爽やかな夕暮れの中たくさんの人たちに思いを馳せた。
その後、裏道を歩いていると食事ができる小さなお店を見つけた。
外側にはリンネルのカーテンと油だらけのランタンがあり、
室内の騒々しい喫煙者がさらにち怪しげな雰囲気を醸し出していた。
私はビールを頼みたくて日本語で書かれたメニューに指を突きつけた。
淡い色の液体が入ったタンブラーが2つ届いた。
「ウィスキーに見えるんだけど」と私は笑いながら言った。ウィスキーだった。
しかし、やはりスタッフはとても頼りになり、楽しそうに笑っていた。
私たちは少しの日本語と少し英語でどうにかやりすごし、
かつお節がのった巨大なトウガラシの網焼きともち米(おこわ?)が添えてある美味しいスズキを堪能した。
短い車両の電車とフェリーに乗り、広島からユネスコ世界遺産の宮島に渡った。
鹿が自由に歩き回り、旅行者を小突いていた。
悲しいかな、ここの動物は人間と密に接していたため、
食べるためにごみをあさり飢えたヤギのように紙でできた地図さえ食べるようになった。
しかし、もし極度に商業化された入り江から距離をおけば、島はさらに穏やかで魅力的になるだろう。
ここには思いのほか素晴らしい水族館があり、カワウソやサメ、ネズミイルカなど楽しみに満ちていた。
ミズクラゲは白から青に、そしてピンクから緑に色を変えていた。
丘の上には緑に覆われた庭を通り抜けるとまぶしさをふせぐブリキの屋根の寺があった。
鐘が鳴り響き、編まれた小さい帽子とよだれかけをつけている多数の微笑んだ仏像は
ほとんどが風雨にさらされ老朽化し、威厳さえ漂わせていた。
後ほど花火大会がある事がわかり、
急に島全体が派手な着物を着た恋愛中の若いカップルであふれだした
どうやら、若い人が伝統的な服をとりわけデートで着ることが再びファッショナブルになったようだ。
男性や女性が輝くように恋をしているのを見ると嬉しくなる。
私たちはあぐらをかいて夕食にうなぎやカキを食べ、それから島に咲く花火を見た。
(伏見稲荷大社でエマと。)
例によって効率の良い新幹線が私たちを福岡に運んだ。「日本の南の玄関口」だ。
田園地方を走り抜けるごとに景観が変わっていく。
息をのむような霞が山の上に絡みついていた。
パウダーブルーの瓦屋根の上に一筋の日の光がさし、白い翼を広げた鶴が水田にいた。
突如としてここは異国だということを理解した。
私たちは各駅停車の旅をした。
私たちは直接見られなかったが、地元の特別なお祭りをビデオで見た。
白いシャツを着た何百もの男たちが巨大な山車を6本のポールで運んでいた。
尻を出していなければ、まるで牛追い祭りのようだ。
シャツは最近になって着るようになったそうだ。
裸同志で近づきすぎると攻撃的になると思ったからだ。
彼らがズボンをはこうと思わなかった理由が私にはわからない。
その夜、盛大なファンファーレと共に私たちは悪名高いフグを食べに2つ星レストランに連れていかれた。
フグはシアン化物質よりも人を死に至らしめるので、中毒の可能性がある。(有毒性を強調しておく)
ほんの一部分だけが食用になる。
レストランはとても小さく、質素で、仕切りの紙からは予想通りシダーの香りがした。
私たちは、キッチンをまわるショートツアーをさせてもらった。
調理用に箱に入って届くフグを見たら靴に似ていた。
私たちは支配者の監視のもとで国王の食べるものを毒見する係のように、
食べてるところを注意深く観察された。
フグ自体は不思議なほど味気が無い。
ほんの少しトゲがあり、虹色に変化する色合いは路上に漏れたガソリンのようだ。
だが、魚を浸す時に付いていた香味(小さいリーキ、わけぎ、リゾットも)は美味しかった。
そしてコース料理は思いのほか続けざまに運ばれてきた。
まるでHarry Ramsden'sのようだが、こちらは死ぬかもしれないスリルが伴う。
※Harry Ramsden'sはフィッシュ&チップスなどがあるファーストフードレストランです。
次は長崎、鹿児島、京都、そして東京です。