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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 1-3 The Great Game その1

2016-04-20 07:33:27 | Sherlock S1E3
「大いなるゲーム」

Directed by Paul McGuigan
Written by Mark Gatiss

今日はジョンのお誕生日なんですよね。
Happy Birthday!ジョン。

ところで、ポール・マクギガン監督回が結構好きなのでまた戻ってきてくれないかしら・・・



ベラルーシ共和国のミンスク。
依頼人のバリー・バーウィックと向かい合うシャーロック。

SH「何があったのか最初から話してくれ。」
BB「俺たちはバーに行った。いい店だった。
俺はウェイトレスと話しをしたがカレンはそれが気に入らなかった。
だから・・・ホテルに戻ったら結局ケンカになるよな?」
ここでシャーロックが大きくため息。
BB「She was always gettin’ at me, sayin' I weren't a real man. 」
(あいつはいつも俺に言うんだ。俺は不誠実な男だと。)
1人称ではWEREでなくWASなので・・・
SH「Wasn't a real man. 」
BB「何だって?」
SH「weren'tじゃない、wasn'tだ。」
BB「ああ。」
SH「続けて。」
BB「それで、それからなぜだかわからないが気がつくと俺の手にはナイフが握られていた。
俺に親父が肉屋だったからナイフの使い方は知ってるんだ。」
「He learned us how to cut up a beast. 」
(俺に肉の切り方を教えたんだ。)
教えるも過去形はTaught、Learnedは学ぶの過去形。
SH「Taught.」
BB「何だって?」
SH「Taught you how to cut up a beast.」
(君は肉の切り方を教わった)
BB「Yeah, well, then-then I done it.
(そうだよ、俺はそうしたんだ)
DONEは現在完了形なので・・・
SH「Did it.」
BB「そうしたんだ!彼女を刺して・・・・何度も刺して、見下ろすと彼女は動かなくなってた。」

BB「あんたは俺を助けるんだ。
なぜそんな事が起きたのはわからないがこれはアクシデントだよ。本当なんだ。」
シャーロックは席を立ちます。
BB「あんたは俺を助けるんだ、Mr.ホームズ!
Everyone says you’re the best. Without you, I’ll get hung for this. 」
(みんな、あんたが一番有能だって言ってる。見捨てないでくれ。俺は絞首刑になる。)
HungもHangedもHangの過去形ですが一般的にHungは掛けるという意味が強く
絞首刑の場合はHangedが用いられるそうです。


SH「いや、それは違う、Mr.Berwick。」

SH「Hanged, yes. 」
(確実に絞首刑だ。)

場面は変わって221B。
シャーロックは壁に向かって銃を撃っています。
説明もいらないくらい有名な場面ですよね。


ジョンがあわてて階段をかけ上がってきます。
JW「一体何をしているんだよ?」
SH「退屈だ。」
JW「何だって?」
SH「退屈なんだ!」
シャーロックは再び銃を撃ちまくるのでジョンが取り上げます。
SH「どうして犯罪が起こらないんだ。僕が犯罪者にならないのが不思議なくらいだ。」
JW「それで君は壁に八つ当たりしてるのか。」
SH「壁が悪いんだ。」


JW「ロシアの事件はどうだったんだ?」
SH「ベラルーシ。単純な家庭内の殺人だ。時間の無駄だった。」
JW「残念だったな。」

「何かある?腹減って死にそう。」とジョンが冷蔵庫を開けるとそこには・・・・


JW「首だ。切断された頭が!」
SH「僕にはお茶を頼む。」
JW「冷蔵庫に頭が入ってるぞ。」
SH「うん。」
JW「首。」
SH「他にどこに置けと言うんだ。君は気にしないだろう?
バーツから持ってきた。死後の唾液の凝固を計測しているんだ。」


SH「君が書いたタクシードライバーの事件を見たぞ。」
JW「ああ。」
SH「「ピンクの研究」か。ナイス。」
JW「だって、ピンクの女性にピンクのスーツケース、それにピンクの携帯電話だ。
ピンクだらけだったし。気に入った?」
SH「うーん、No.」
JW「なんで?喜ぶと思ったんだけど。」
SH「喜ぶ?『シャーロックはあらゆる人のすべてをすぐに見抜いてしまうので隠そうとしても無駄だ。
しかし、信じられないのは、部分的な事に関して彼は見事なくらい無知だって事だ。』」
JW「ちょっと待てよ。そういう意味じゃないって・・・・」
SH「ああ、つまり「見事なくらい無知」は遠回しってことか。誰が首相になろうと僕は興味がない。」
JW「知ってるよ。」
SH「誰が誰と寝ようと・・・」
JW「地球が太陽をまわろうとね・・・」
SH「またその話か。そんな事は重要じゃないんだ。」
JW「重要じゃないって・・・・小学校で習う事だぞ。なんで知らないんだ。」
SH「そういった事は削除したんだ。」
JW「削除?」


SH「いいか?これは僕のハードディスク。有益なものを入れておくのは当然の事だ。
凡人は自分の頭の中を無駄な情報でいっぱいにしているが、そうすると重要なものが保管できないだろう?」
JW「太陽系の話だぞ!」
SH「それが何だというんだ!
僕たちは確かに太陽をまわっているが僕たちが月をまわろうとテディベアのように庭を歩きまわろうと、
そんなのどうでもいい事だ。僕にとって重要なのは仕事だ。事件がないと僕の脳は腐敗するんだ。
君のブログに書いておけ。
君の意見をみんなに押し付けるのを止めてくれるのが望ましいけどな。」
シャーロックはそれだけ言うとソファに寝転がり丸くなります。


ジョンは何も言わずどこかに行こうとするので「どこに行くんだ?」とシャーロック。


ジョンは「外の空気を吸ってくるんだ。」と出かけてしまい、ジョンと入れ替わりにハドソンさんがやってきます。
ハドソンさんに気づいたシャーロックは何気に身体を真っ直ぐにします。
※まあ、つまりジョンに対して子どもっぽく拗ねてる自覚はあるんですよね、可愛すぎ。


MrsH「夫婦けんかでもしたの?外は少し肌寒いからジョンももう少し厚着をするべきよ。」
シャーロックが窓からジョンの姿を見送っています。


SH「見てください、ハドソンさん。
静かで穏やかで平穏だ。いまいましい。」
MrsH「きっとまた何か事件が起きるわよ、シャーロック。
あなた好みの殺人が起きればあなたも元気になるでしょう。」
ハドソンさん、壁の惨状に気がつきます。
MrsH「ちょっと、壁に何をしたの?家賃と一緒にこの分も支払ってもらいますからね!」
ハドソンさんが部屋を出ていった途端の大爆発!
思えばハドソンさんちょっと危なかったのね。


続きます。