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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

Sherlock 1-3 The Great Game その13

2016-07-08 16:29:15 | Sherlock S1E3
「大いなるゲーム」

Directed by Paul McGuigan
Written by Mark Gatiss

ジョンは現場を見にバタシーにやってきます。


鉄道の整備の人→TG

JW「で、ここがウェストを発見した場所?」
TG「そう。」

TG「長くかかる?」
JW「多分。」
TG「あんた警察の人?」
JW「まあね。」
TG「俺は嫌いなんだよ。」
JW「警察が?」
TG「いや、飛び込む奴が。電車の前に飛び出すなんて身勝手な奴らだよ。」
JW「そうか、そういう見方もできるね。」
TG「冗談なんかじゃないんだ。彼らには好都合だろうけど。一瞬で終わるんだからね。
線路一面、ストリベリージャムだよ。運転手はどうするかって?
彼らはうまくやっていくしかないんだ、そうだろう?」
JW「わかるよ。ストロベリージャムといえば、線路に血がついてないね。」
TG「ああ、ほとんどついてなかった。」
JW「頭が潰されてたって言ったよね。」
TG「ああ、そうだけど血は出てなかったんだ。」
JW「そうか。」
TG「じゃあ、ここは任せるよ。終わったら声をかけてくれ。」


JW「さて。アンドリュー・ウェストはどこかで電車に乗った。
切符は持っていない。彼はなぜここで死を迎えた?」

その時、線路をポイントがジョンの目の前で切り替わります。

ジョンはそれをじっと見ていると後ろからシャーロックが声をかけます。

SH「ポイントだ。」
JW「Yes! 」
ジョンは驚いて立ち上がりました。

SH「いずれはここにたどり着くだろうと思ってたよ。
ウェストはここで殺されたんじゃない。だから血がついてないんだ。」
JW「君はいつから僕のあとを追ってたんだ?」
SH「最初からだよ。兄に嫌がらせをするためだけに僕がこの事件を捜査しないなんて思ってないだろう?」


シャーロックは「行こう。ちょっと不法侵入しないと。」と歩き出します。

ふたりは住宅街を歩いています。

SH「ミサイル計画は国外に持ち出されていない、そうだとしたらマイクロフトの耳に入っているはずだからな。
思惑がどうあれ、僕たちにはまだスパイがついているんだ。」
JW「ああ、知ってる。会ってきたよ。」
SH「盗んだのが誰にしろメモリースティックを売ることができないか、
あるいはそれをどうすべきかわからないという事だ。僕は後者に賭ける。ここだ。」
JW「どこ?」
シャーロックはとあるフラットの階段を颯爽と駆け上がっていきます。

JW「シャーロック!誰かいたらどうするんだ。」
SH「いないよ。」


シャーロックは難なく鍵をあけて室内に入ります。

JW「ここはどこなんだ。」←ジョン、なぜか小声(笑)
SH「あれ?ごめん、言ってなかったか?ジョー・ハリソンのフラットだよ。」
JW「ジョー・・・?」
シャーロックは窓の外を見て、確信したように微笑みます。
SH「ウェストのフィアンセの兄だ。」
携帯用ルーペで窓の桟を調べると血が付着していました。


SH「彼がメモリースティックを盗み、未来の義弟を殺したんだ。」
JW「なぜそんな事を?」
そこに玄関のドアが開く音がします。
SH「彼に聞こう。」

ジョンはポケットに入っている銃を手にしながら慎重に玄関に向かいます。
ジョンに気づいたジョーが自転車を持ち上げますがジョンは素早く銃を構え、「よせ。」と言います。

それでもひるまないジョーに再び警告。
JW「やめるんだ。」←かっこいーー!(2回目)


J「こんなはずじゃなかったんだ・・・ルーシーがなんて言うか。」
JW「なぜ彼を殺した?」
J「事故だった。本当なんだ。」
SH「だが、ミサイル防衛計画を盗んだのは事故ではないだろう?」
J「俺はドラッグを売り始めたんだ。自転車がカモフラージュになるし。
わからない・・・どうしてこうなったのかわからないんだ。俺は身の程知らずだった。
数千ポンドの金を借りていたんだ。一般の人たちだけど。
ウェスティと会った時に、彼は自分の仕事の話をし始めた。」

ここから回想場面。

J「普段の彼はかなり慎重なんだが、あの夜は2、3パイントも飲んでいて、
俺にミサイル計画の話をしたんだ。最高機密のね。彼はメモリースティックを出して俺の目の前で振り回した。
紛失なんてよく耳にするだろう。情報がごみくずになったり、いろいろと。
それが目の前にある。俺は考えた。こいつは金になるぞ。」

J「彼から盗むのはすごく簡単だった、彼は泥酔していたから。
次に会ったとき、彼は気づいたんだと表情を見てすぐにわかった。」

ウェスティがジョーのフラットにのりこみ、口論になります。
W「君が持っているのはわかってる。」
J「ここで何をやってるんだ?」
W「あれをどうしたんだ。」
J「何の話だ?」
W「計画書をどうしたんだ。」

「それで何があったんだ?」とジョン。

もみ合いの末、ウェスティは階段から落ちてしまいました。

J「救急車を呼ぼうとしたが手遅れだった。」
どうすればいいのかわからなくて、彼を部屋まで引きずった。そして暗闇の中、座りながら考えた。」
SH「そしてちょっとしたアイデアが浮かんだんだ。」

ジョーは窓からウェスティを電車の屋根まで引きずります。
※窓から電車の屋根に出れるなんて凄いですよね。

SH「ここからアンドリュー・ウェストは遠くへ運ばれた。
もし電車がカーブを通らなかったら死体はしばらく落ちなかっただろう。」
JW「ポイントだ。」
SH「その通り。」

「メモリースティックはまだ持ってるのか?」
ジョンの問いに無言で頷くジョー。

SH「もしよかったら、取ってきてくれないか。」
ジョーはトボトボとメモリーを取りに部屋を出ます。


「気晴らしは終わったがゲームはまだ終わっていない。」とシャーロックは小声でジョンに言います。
JW「それも終わったんじゃないか。爆弾魔から何の音沙汰もないし。」
SH「5ピップだよ、忘れたのか?ジョン。カウントダウンなんだ。まだ4つしか終わってない。」


221B。
ここ、爆発で割れちゃった窓の修理がまだ終わっていなくて、
寒いからふたりしてコートを着こんでいるのがすごくかわいい場面でした。
シャーロックの座り方は、もう反則の域だし。
そして、大好きな場面なので画像もコマ割りで。


SH「No, no, no! 彼が少年の父親なわけはないだろう!ジーンズの折り返しを見てみろ!」

JW「危険を伴うのはわかってたよ。」
SH「ん?」
JW「君にくだらない番組を見せる事だよ。」
SH「コニー・プリンスの番組とは比べ物にならないな。」
JW「もうマイクロフトにメモリースティックは渡したのか?」
SH「ああ。大喜びしてたよ。また僕にナイトの爵位を授けると脅してきた。」

JW「僕はずっと待ってるんだけど。」
SH「うん?」
JW「太陽系の知識がもう少しあればもっと早く贋作の件は片付いたって君が認めるのを。」
SH「君は少しも役に立たなかったじゃないか。」
JW「そうだけど、僕は世界にただひとりの諮問探偵じゃないし。」
SH「確かに。」

JW「夕飯は要らないよ。サラの家に行く。冷蔵庫にリゾットが残ってるからな。」
SH「うん。」
JW「あ、ミルクもなかった。」
SH「買っておくよ。」
JW「本当?」
SH「本当。」
JW「あと、豆の缶詰も。」
SH「うん。」


ジョンが部屋を出ていくのを見届けて、シャーロックはラップトップを取り出し、
モリアーティにメッセージを送ります。


Found. The Bruce-Partington plans. Please collect.
見つけた。ブルースパティントン計画書だ。受け取ってくれ。


そして、いったん手をとめ、小さく笑うと再び打ち始めます。

The Pool. Midnight.
プールで。午前0時に。


Enter keyを押したあとのこのシャーロックのポーズも何なんでしょう、可愛すぎ。


余談ですがこのメッセージのところにサラがリプライしてるんですよね。

「プールって?あなた、どこにいるの?ジョンは?」

このメッセージに気づいていたら危険は回避できたのかもしれませんが、
そうなるとプールの出来事も無かったので、どっちが良かったのかしら・・・

続きます。
次で最後です。