「ベルグレービアの醜聞」
Directed by Paul McGuigan
Written by Steven Moffat
Previous→The Great Game
Next→The Hounds of Baskerville
N:ありがとう。Mr.ホームズ。さ、開けてくれ。
扉を開けようとした時に横目でアイリーンを見ると彼女が目を逸らすので
仕掛けがある、とわかってしまうシャーロックでした。
そして、シャーロックはジョンにしかわからない合言葉を言います。
SH:Vatican cameos.
その言葉にジョンは床に伏せシャーロックは仕掛けの銃弾を回避しながら
ニールソンに逆襲、アイリーンもすかさず反撃。
銃をくるっと持ち替えるのがかっこいいですね。
ニールソンを倒しドヤ顔のシャーロック。
そしてアイリーンも奪い取った銃を男に突きつけていました。
SH:Do you mind?
IA:Not at all.
アイリーンが男を銃でぶっ飛ばしている隙に
シャーロックは金庫の中の携帯を持ち出します。
JW:男は死んでる。
IA:ありがとう。あなたはとても観察力があるのね。
JW:観察力?
IA:うれしいわ。
SH:気にするな。
JW:うれしい?
SH:彼らの仲間がいるはずだ。おそらくこの建物を見張っている。
シャーロックは部屋を出ていき、ジョンもあとに続きます。
アイリーンは金庫の中を確かめますが携帯はシャーロックが持ち出していました。
玄関から外に出るふたり。
JW:警察を呼ばないと。
SH:Yes.
シャーロックは持っていた銃を空に向かって撃ち始めます。
SH:これでこっちに向かってくるよ。
JW:For God’s sake!
SH:うるさい。手っ取り早いんだ。
アイリーンが金庫の中を見ているとふたりが戻ってきました。
SH:家の中を確認してくれ。侵入方法を調べるんだ。
ジョンに指示をします。
シャーロックはアイリーンの携帯を取り出します。
SH:これで爵位は確実だな。
IA:それは私のよ。
シャーロックが携帯の電源を入れるとロック画面が出ます。
SH:写真は全部この中にあるんだな。
IA:もちろん、コピーはあるわよ。
SH:いや、ないね。
SH:君はアップリンクなどの通信は無効にしている。
この携帯の中が唯一無二だと証明できなければ、売る事もできないだろうからね。
IA:売るなんて誰がそんな事を?
SH:では、なぜ彼らが興味を持つ?
携帯に入っているのは何であれ写真だけではないのは明らかだ。
IA:その携帯電話は私の命なのよ、Mr.ホームズ。
あなたに渡せば私の命はないのよ。
それは私のプロテクションなの。
JW:シャーロック!
ジョンの声がします。
シャーロックはアイリーンの「プロテクション」を過去形にします。
SH: だった、だな。
そしてジョンのもとに行き、アイリーンもあとを追います。
ジョンはアイリーンの寝室にいました。
床には意識を失っているケイトが横たわっています。
ジョンは彼女の呼吸と脈を確かめてからウロウロとシャーロックを待ちます。
シャーロックとアイリーンが部屋に入ってきます。
JW:ここから入ってきたんだと思う。
SH:そうだな。
JW:大丈夫。気絶しているだけだ。
IA:彼女なら慣れているわ。裏口があるの。チェックしたほうがいいわ、Dr.ワトソン。
ジョンはシャーロックの顔をみます。シャーロックが頷きます。
JW:わかった。
ジョンが部屋をあとにします。
アイリーンはそっと引き出しから注射器を出します。
SH:落ち着いてるね。
君のブービートラップで人が死んだのに。
IA:彼は私を殺そうとしたの。その前に自衛しただけよ。
アイリーンはシャーロックに近づくとシャーロックの腕に注射器を刺します。
SH:何を?何だそれは。
アイリーンはシャーロックの頬を思い切り叩きます。
倒れるシャーロック。
IA:それを渡しなさい。渡すのよ。
SH:No.
IA:渡しなさい。
SH:No.
IA:お願いだから。
アイリーンは鞭を手にします。
そしてシャーロックを鞭で叩きながら言います。
IA:それを離しなさい。
離しなさいって言ってるのよ。
携帯をアイリーンに奪い返されるシャーロック。
IA:Thank you, dear.
愛らしい上流階級の子に、写真は私が必ず守ると伝えて。
脅迫する気はないの、保険なのよ。
でも、また彼女に会いたくなるかも。
起きようとするシャーロックを制するアイリーン。
IA:Oh, no, no, no, no, no, no, no.
とても楽しかったのだから台無しにしないで。
あなたには覚えておいてほしいの。あなたを打ち負かした女を。
Goodnight, Mr Sherlock Holmes.
アイリーンがシャーロックから離れると同時にジョンが入ってきます。
JW:何をしたんだ。
IA:2、3時間は眠ってる。嘔吐で窒息しないように気をつけて。
さもないと美しくない死体になってしまうわ。
ジョンは床に落ちた注射器を拾います。
JW:何だこれは。彼に何を打った?
シャーロック!
IR:大丈夫よ。何度も友人たちに使ってるから。
JW:シャーロック、聞こえるか?
IA:私は間違っていたわ。彼はどこを見るべきかわかっていたのよ。
JW:何が?何を言ってるんだ。
IA:金庫のキーコードよ。
JW:何だそれは。
必死で起きようとするシャーロックに「彼に話す?」とアイリーン。
IA:私のスリーサイズよ。
そうして不二子ちゃんは消えたのであった。
続きます。
Directed by Paul McGuigan
Written by Steven Moffat
Previous→The Great Game
Next→The Hounds of Baskerville
N:ありがとう。Mr.ホームズ。さ、開けてくれ。
扉を開けようとした時に横目でアイリーンを見ると彼女が目を逸らすので
仕掛けがある、とわかってしまうシャーロックでした。
そして、シャーロックはジョンにしかわからない合言葉を言います。
SH:Vatican cameos.
その言葉にジョンは床に伏せシャーロックは仕掛けの銃弾を回避しながら
ニールソンに逆襲、アイリーンもすかさず反撃。
銃をくるっと持ち替えるのがかっこいいですね。
ニールソンを倒しドヤ顔のシャーロック。
そしてアイリーンも奪い取った銃を男に突きつけていました。
SH:Do you mind?
IA:Not at all.
アイリーンが男を銃でぶっ飛ばしている隙に
シャーロックは金庫の中の携帯を持ち出します。
JW:男は死んでる。
IA:ありがとう。あなたはとても観察力があるのね。
JW:観察力?
IA:うれしいわ。
SH:気にするな。
JW:うれしい?
SH:彼らの仲間がいるはずだ。おそらくこの建物を見張っている。
シャーロックは部屋を出ていき、ジョンもあとに続きます。
アイリーンは金庫の中を確かめますが携帯はシャーロックが持ち出していました。
玄関から外に出るふたり。
JW:警察を呼ばないと。
SH:Yes.
シャーロックは持っていた銃を空に向かって撃ち始めます。
SH:これでこっちに向かってくるよ。
JW:For God’s sake!
SH:うるさい。手っ取り早いんだ。
アイリーンが金庫の中を見ているとふたりが戻ってきました。
SH:家の中を確認してくれ。侵入方法を調べるんだ。
ジョンに指示をします。
シャーロックはアイリーンの携帯を取り出します。
SH:これで爵位は確実だな。
IA:それは私のよ。
シャーロックが携帯の電源を入れるとロック画面が出ます。
SH:写真は全部この中にあるんだな。
IA:もちろん、コピーはあるわよ。
SH:いや、ないね。
SH:君はアップリンクなどの通信は無効にしている。
この携帯の中が唯一無二だと証明できなければ、売る事もできないだろうからね。
IA:売るなんて誰がそんな事を?
SH:では、なぜ彼らが興味を持つ?
携帯に入っているのは何であれ写真だけではないのは明らかだ。
IA:その携帯電話は私の命なのよ、Mr.ホームズ。
あなたに渡せば私の命はないのよ。
それは私のプロテクションなの。
JW:シャーロック!
ジョンの声がします。
シャーロックはアイリーンの「プロテクション」を過去形にします。
SH: だった、だな。
そしてジョンのもとに行き、アイリーンもあとを追います。
ジョンはアイリーンの寝室にいました。
床には意識を失っているケイトが横たわっています。
ジョンは彼女の呼吸と脈を確かめてからウロウロとシャーロックを待ちます。
シャーロックとアイリーンが部屋に入ってきます。
JW:ここから入ってきたんだと思う。
SH:そうだな。
JW:大丈夫。気絶しているだけだ。
IA:彼女なら慣れているわ。裏口があるの。チェックしたほうがいいわ、Dr.ワトソン。
ジョンはシャーロックの顔をみます。シャーロックが頷きます。
JW:わかった。
ジョンが部屋をあとにします。
アイリーンはそっと引き出しから注射器を出します。
SH:落ち着いてるね。
君のブービートラップで人が死んだのに。
IA:彼は私を殺そうとしたの。その前に自衛しただけよ。
アイリーンはシャーロックに近づくとシャーロックの腕に注射器を刺します。
SH:何を?何だそれは。
アイリーンはシャーロックの頬を思い切り叩きます。
倒れるシャーロック。
IA:それを渡しなさい。渡すのよ。
SH:No.
IA:渡しなさい。
SH:No.
IA:お願いだから。
アイリーンは鞭を手にします。
そしてシャーロックを鞭で叩きながら言います。
IA:それを離しなさい。
離しなさいって言ってるのよ。
携帯をアイリーンに奪い返されるシャーロック。
IA:Thank you, dear.
愛らしい上流階級の子に、写真は私が必ず守ると伝えて。
脅迫する気はないの、保険なのよ。
でも、また彼女に会いたくなるかも。
起きようとするシャーロックを制するアイリーン。
IA:Oh, no, no, no, no, no, no, no.
とても楽しかったのだから台無しにしないで。
あなたには覚えておいてほしいの。あなたを打ち負かした女を。
Goodnight, Mr Sherlock Holmes.
アイリーンがシャーロックから離れると同時にジョンが入ってきます。
JW:何をしたんだ。
IA:2、3時間は眠ってる。嘔吐で窒息しないように気をつけて。
さもないと美しくない死体になってしまうわ。
ジョンは床に落ちた注射器を拾います。
JW:何だこれは。彼に何を打った?
シャーロック!
IR:大丈夫よ。何度も友人たちに使ってるから。
JW:シャーロック、聞こえるか?
IA:私は間違っていたわ。彼はどこを見るべきかわかっていたのよ。
JW:何が?何を言ってるんだ。
IA:金庫のキーコードよ。
JW:何だそれは。
必死で起きようとするシャーロックに「彼に話す?」とアイリーン。
IA:私のスリーサイズよ。
そうして不二子ちゃんは消えたのであった。
続きます。