久しぶりにコメンタリー続きです。
一覧 → The Great Game Audio Commentary
Previous → The Great Game Audio Commentary その3
BC:あのロケ地はひどかった。
MF:本物のセント・バーソロミュー病院だね。
BC:そう。
MF:いい画だね。
BC:うん。
ゲ:このショットを撮った日、マーティンがけがをしたんだ。
BC:マーティン話して。
MF:撮影3日目だった。前日は大雪で撮影が早く終わった。
BC:どこだっけ。
ゲ:マーサー・ティドヴィル。
BC:本物の遺体安置所だ。
MF:不気味だった。
そして3日目、起きてメイクを済ませポリッジのボウルを持ったまま凍った階段で滑って転落。
この大事なシーンの撮影を一日休む羽目になった。
君はひとりで演じたんだよね、ベネディクト。
BC:そうだよ、架空の君を相手に演じた。推理シーンや僕のアップ、スニーカーも撮った。
マーティンと一緒のショットはあとから撮ったんだ。
ゲ:もう撮影終盤だった。
BC:まだ髪は切っていない。
MF:この撮影直後に切った。
BC:第一話の前だね。
BC:君の事故をネタにした歌もあったね。
フリーマンが落っこちた。♪
MF:ラリってるのか?
BC:まさか。
ゲ:僕がたどりついた事実を教えよう。
ホームズを演じた俳優はイカれるって事だ。
ベネディクトは役に入り込みすぎたんだね。
MF:(爆笑)そういう事だな。
BC:やめろって。もう君のメールは無視するから。
ゲ:これはカーディフ大学だ。
MF:そうだった。
BC:覚えてるよ。
ゲ:撮影監督のスティーヴ・ロウスの照明が見事だ。
元々はただの寂しい場所なのに・・・
BC:ゴージャスだ。
ゲ:様々な色の液体を並べたのも科学じゃなく美的な理由からだ。
カラフルな映像になる。
BC:それでいてちゃんと深みがある。
BC:無理に明るい照明を当てると普通は画面が白っぽくなるけどこれは陰影が美しい。
ゲ:君は神秘的に見えるね。
BC:顕微鏡を覗く姿は格好よくないと。
ゲ:見せ場だな。
MF:ルーとアンドリューが並んでる。うわさのふたりがそろって登場だ。
ゲ:ジムというキャラクターの誕生秘話を明かそう。
パイロット版の第一話で別のラボシーンを撮っていた時だ。
隣室でモニターを見ながらモリーの話をしていたんだ。
「彼女に恋人を作ろう。」
「シャーロックがゲイだと暴いたら面白い。」
この最終話で実現させたわけだが予想以上によかった。
BC:ちょっと技術面の話をしてもいいかな。
少し前に出てきた推理シーンは一眼レフで撮ったんだ。
高速で連射したスチール写真をつないだんだよ。
ホームズの目と同様ごく細部までとらえているが撮影はスチールカメラだ。
彼の思考や視点を表現するために様々な技術が使われているんだよね。
ポールもスティーヴもすごいよ。
MF:本当にそうだよ、最強のコンビだ。
BC:彼らは偉大だ。フリーマンの歌も書いて欲しいな。
MF:PVもね。
ゲ:もう撮ったらしい。
ゲ:これもずいぶん議論した事だけど推理の過程を説明するのはすごく難しいんだ。
原作者であるドイル本人でさえ時々あきらめていたほどだ。
こんなふうに始まる物語がたくさんある。
「わが友を脅かすほどではないがとにかく難事件だった。」
推理の過程を描くのは厄介で、僕たちも必死で考えたんだ。
今回は舞台を現代にしなければならない。19世紀なら懐中時計か何かを分析しただろう。
でもスニーカーの場合はどうなんだ?
BC:どうやって考えたの?
ゲ:自分の靴を眺めながら人物像が読み取れないか考えたんだ。
内側の底が減ってるから偏平足だとわかる。
スニーカーを塗りなおす案も思いついた。ヒモを何度交換したかもシャーロックならわかるはず。
名前に関しては学校時代にからかわれていた子がいたんだ。名前を書いたタオルをいつまでも持っていた。
BC:ひとつ告白していい?すぐ終わるから。
(小声で)僕もいまだに名前入りの靴下とタオルを持ってるんだよ。
あるインタビューの途中でシャツのタグに書かれた名前を指摘されたこともある。
26歳なのに学校のシャツを着てたし。
ゲ:なぜ学校時代のパンツや靴下をはいてるんだ。
BC:パンツはさすがに・・・・
ゲ:想像だ。
MF:僕も想像した。
BC:なぜなら、クリスマスに靴下を贈る習慣があるのは男は自分で買わないからだ。
買うのはおしゃれに敏感な男だけ。
MF:僕たちはファッショナブルだから。
BC:ふたりとも大人だね。
ゲ:買う店は言わないでおくよ。ここでブランド名は出せないからね。
BC:いいよ、お店はたくさんあるし。
ゲ:探偵もたくさんいる。
BC:そう、ホームズ以外にもね。
続きます。
やっぱりシャーロックの画像貼りは楽しいです♪
この辺りの裏話は盛りだくさんで面白いですよね。
ベネディクトの物持ちの良さもここで知りました(笑)
育ちもあるのでしょうね。
貴族は物持ちが良いらしいし。貴族じゃないけど。
それにしてもマーティンと御大はオシャレですね。
特にマーティンは細部のこだわりがすごく好きだわ。
一覧 → The Great Game Audio Commentary
Previous → The Great Game Audio Commentary その3
BC:あのロケ地はひどかった。
MF:本物のセント・バーソロミュー病院だね。
BC:そう。
MF:いい画だね。
BC:うん。
ゲ:このショットを撮った日、マーティンがけがをしたんだ。
BC:マーティン話して。
MF:撮影3日目だった。前日は大雪で撮影が早く終わった。
BC:どこだっけ。
ゲ:マーサー・ティドヴィル。
BC:本物の遺体安置所だ。
MF:不気味だった。
そして3日目、起きてメイクを済ませポリッジのボウルを持ったまま凍った階段で滑って転落。
この大事なシーンの撮影を一日休む羽目になった。
君はひとりで演じたんだよね、ベネディクト。
BC:そうだよ、架空の君を相手に演じた。推理シーンや僕のアップ、スニーカーも撮った。
マーティンと一緒のショットはあとから撮ったんだ。
ゲ:もう撮影終盤だった。
BC:まだ髪は切っていない。
MF:この撮影直後に切った。
BC:第一話の前だね。
BC:君の事故をネタにした歌もあったね。
フリーマンが落っこちた。♪
MF:ラリってるのか?
BC:まさか。
ゲ:僕がたどりついた事実を教えよう。
ホームズを演じた俳優はイカれるって事だ。
ベネディクトは役に入り込みすぎたんだね。
MF:(爆笑)そういう事だな。
BC:やめろって。もう君のメールは無視するから。
ゲ:これはカーディフ大学だ。
MF:そうだった。
BC:覚えてるよ。
ゲ:撮影監督のスティーヴ・ロウスの照明が見事だ。
元々はただの寂しい場所なのに・・・
BC:ゴージャスだ。
ゲ:様々な色の液体を並べたのも科学じゃなく美的な理由からだ。
カラフルな映像になる。
BC:それでいてちゃんと深みがある。
BC:無理に明るい照明を当てると普通は画面が白っぽくなるけどこれは陰影が美しい。
ゲ:君は神秘的に見えるね。
BC:顕微鏡を覗く姿は格好よくないと。
ゲ:見せ場だな。
MF:ルーとアンドリューが並んでる。うわさのふたりがそろって登場だ。
ゲ:ジムというキャラクターの誕生秘話を明かそう。
パイロット版の第一話で別のラボシーンを撮っていた時だ。
隣室でモニターを見ながらモリーの話をしていたんだ。
「彼女に恋人を作ろう。」
「シャーロックがゲイだと暴いたら面白い。」
この最終話で実現させたわけだが予想以上によかった。
BC:ちょっと技術面の話をしてもいいかな。
少し前に出てきた推理シーンは一眼レフで撮ったんだ。
高速で連射したスチール写真をつないだんだよ。
ホームズの目と同様ごく細部までとらえているが撮影はスチールカメラだ。
彼の思考や視点を表現するために様々な技術が使われているんだよね。
ポールもスティーヴもすごいよ。
MF:本当にそうだよ、最強のコンビだ。
BC:彼らは偉大だ。フリーマンの歌も書いて欲しいな。
MF:PVもね。
ゲ:もう撮ったらしい。
ゲ:これもずいぶん議論した事だけど推理の過程を説明するのはすごく難しいんだ。
原作者であるドイル本人でさえ時々あきらめていたほどだ。
こんなふうに始まる物語がたくさんある。
「わが友を脅かすほどではないがとにかく難事件だった。」
推理の過程を描くのは厄介で、僕たちも必死で考えたんだ。
今回は舞台を現代にしなければならない。19世紀なら懐中時計か何かを分析しただろう。
でもスニーカーの場合はどうなんだ?
BC:どうやって考えたの?
ゲ:自分の靴を眺めながら人物像が読み取れないか考えたんだ。
内側の底が減ってるから偏平足だとわかる。
スニーカーを塗りなおす案も思いついた。ヒモを何度交換したかもシャーロックならわかるはず。
名前に関しては学校時代にからかわれていた子がいたんだ。名前を書いたタオルをいつまでも持っていた。
BC:ひとつ告白していい?すぐ終わるから。
(小声で)僕もいまだに名前入りの靴下とタオルを持ってるんだよ。
あるインタビューの途中でシャツのタグに書かれた名前を指摘されたこともある。
26歳なのに学校のシャツを着てたし。
ゲ:なぜ学校時代のパンツや靴下をはいてるんだ。
BC:パンツはさすがに・・・・
ゲ:想像だ。
MF:僕も想像した。
BC:なぜなら、クリスマスに靴下を贈る習慣があるのは男は自分で買わないからだ。
買うのはおしゃれに敏感な男だけ。
MF:僕たちはファッショナブルだから。
BC:ふたりとも大人だね。
ゲ:買う店は言わないでおくよ。ここでブランド名は出せないからね。
BC:いいよ、お店はたくさんあるし。
ゲ:探偵もたくさんいる。
BC:そう、ホームズ以外にもね。
続きます。
やっぱりシャーロックの画像貼りは楽しいです♪
この辺りの裏話は盛りだくさんで面白いですよね。
ベネディクトの物持ちの良さもここで知りました(笑)
育ちもあるのでしょうね。
貴族は物持ちが良いらしいし。貴族じゃないけど。
それにしてもマーティンと御大はオシャレですね。
特にマーティンは細部のこだわりがすごく好きだわ。
忘却の彼方にありましたが、マーティンが滑って転んで歌にまでされて、ベネディクトさんが名前入りの靴下を告白して…はじめてコメンタリーを聞いたときに萌え死んだことを懐かしく思い出しました。dicoさん、ありがとうございます!!
マーティンのオシャレに関しては「偏執狂」的なものすら感じるのですが(でもそこが好き)、反してこの頃のベネディクトさんの「ゆるいファッション」には随分と和ませてもらいました。ベネディクトさんの着こなしにつっこみをいれるマーティン…という漫才のような様子も好きでしたねえ(遠い目)。
あんまり関係ないところで書くのもなにかと思い、今更ですが…なんとか「ゴースト・ストーリーズ」を観ましたよ。
もちろんはしっこの、出口の近くに指定席を取って。
声が漏れないようにタオルハンカチを口にあてて、決死の覚悟で備えましたが、いくつかのシーンでスクリーンから目をそらしてしまいました(非常灯を見て心を落ち着かせました)。が、良く出来た映画だったと思います。
マーティンの演技は全編そうとう鬼気迫っている感じだったのですが、なかでも笑ったあとに「ふがふが」するの…非常にいやな感じで印象に残りました。
あとはアレックス・ロウザーくんの顔芸! おばけよりも怖かったです。彼はドーナル・グリーソンくん主演の「グッバイ、クリストファー・ロビン」でも大きくなったクリストファーを演じておられました。
分かりやすいイケメンとかではないかもですが、すごい役者さんです。英国の演劇界は裾野が広いなあ。
ホントにね、この頃は良かったなあ、としみじみ。
すごく自然体で会話しているような感じもします。
「偏執狂」(笑)そうなの?ベネディクトはすごく良く言えば「ゆるいファッション」なんでしょうけどね(笑)でもそこが好きなので確かに和みました。
「ゴースト・ストーリーズ」おおー、観てきたんですね。やっぱり怖そう・・・でも面白そう。
「笑ったあとにふがふが」に非常に興味をそそられています。アレックス・ロウザーの顔芸、おばけより怖いってそんな?(笑)クリストファーロビン、DVD出るんですね。10月ですけど。ぷーさん公開するからかな。何にせよ嬉しいです。
私はイミテーションゲームでしか見た事ないですが、彼は評価高いようですね。イミテーションゲームでも高評価でしたし。英国俳優はわかりやすくないところが良いです。そんな英国俳優を好きになった私も大人になったなと思うこの頃です。
そして、あきこさん。ご覧になったんですねー、「ゴースト・ストーリーズ」。どっと大評判とはならないけど、あちこち上演館が広がっているみたいです。そして見た後、ツイッターからものすごく濃いネタバレ分析のブログに行き着きまして、もう一度見るべきか迷っております。驚愕の真相に向かって、前半から大量にばらまかれている伏線をもう一度見たいし、マーティンの驚愕の変身ぶりもチェックしたいし。でも、夜の病院跡の怖いシーンは、定番だな、なんて思いながらも顔が引きつってしまうもんで・・・
やっぱりこの頃のシャーロックは文句なく美しいです~
顕微鏡をのぞく姿が本当に決まってて神秘的という言葉がピッタリ。撮影の手法を語るべネさんも、いろんな工夫をすごく楽しんでる感じで可愛いです。
そして、なんといっても仲よさそうなべネさんとマーティンに嬉しくなりますね。屈託なく冗談言いあってじゃれあってる感じで、まさにゴールデン・デイズです。「君のメールは無視するから」って、そんなにメール送りあってたの?(笑)ホント、まだ学生の仲のいい友達同士みたい。しかし、今考えるとモリアーティって割とはっきりゲイ設定だったんですね。モリーが気の毒ですが。それにしても、自分の胸ポケットに入ってる携帯をジョンに取らせるSHさんはどういうことだったんでしょうね?ただのものぐさ?
驚愕の真相!その言葉に惹かれすごくゴースト・ストーリーズが観たいと思い上映館を探しましたがこのあたりは豊洲と渋谷だけなんですね。悩みます。今日から夏休みなので行けないこともありませんがひとりで見る勇気が・・・悩ましいです。
コメンタリー、ぜひぜひ。
そしてコメンタリーを見ると本編が見たくなりループになるという・・・
ほんとうにねー、目の保養ですよね。
顕微鏡を覗く姿にはすごく拘ったらしいですけど、顕微鏡を覗かせたら多分世界で3本の指に入る美しさではないでしょうか。
ベネさんとマーティンも本当にほっこりしますよね。メールは私もそこ突っ込みたくなりました。もしかしたらご本人たちが一番あの頃はゴールデンデイズだったと思ってるかもですね。そういえばホビットのプレミアでもすごく仲良さそうでしたし。モリアーティ、まずはゲイありきでモリアーティが後付けなのかな。ゲイを暴いてジョンに怒られる場面は今見てもなんだかせつないです。ポケットの携帯はものぐさというかジョンに甘えたいのかと。(笑)
S3くらいまでは本当に微笑ましい仲良しぶりで、どっちかというと度を超えてイチャイチャして見えたくらいでした。なんといっても「ホビット」のマーティンの撮影現場にベネディクトさんが現れたときの…あのハグは「愛」でしかないと思いました。S4E3の最後のハグとは大違いです。
大人になって仲良くなった人と距離を置くようになるなんて、金の貸し借りでもない限り、そう滅多にあることじゃないと思うんですけど。
(横ですいません!)
篠田さま
そうなんです、勇気を出して「ゴースト・ストーリーズ」観たんです。マーティンはいつも私に勇気をくれる・・・。
夜の病院跡、確かにベタだけどめっちゃ怖いですよね。エピソードのなかで一番怖かったかも・・・。あの部屋でドアが閉まるとか、恐ろしすぎる!
とはいえ、私も2回目の鑑賞を検討中です。1回観たから、どこで怖いかが分かっているので前回よりは覚悟して観ることもできますしね。
上映館が増えたので、9月の上映を観に行けそうかなと思っています。とはいえ、どっちにしても越境しないといけないので、ちょっとした「旅」になります。
ネタバレツイートは気になりますが、読んでから行くべきかは悩むところです。
ホビットの撮影現場にあらわれましたね、ベネディクト。すごく嬉しそうで楽しそうでした。マーティン大好きオーラが出てましたもん(妄想です)S4のあのハグは私の中ではなかったことになってます(笑)あんな温度の感じられないハグなんてハグじゃないです。確かにあまり距離を置かないですよね。距離を置いたように見せかけて実はまだおつきあいしているとか(妄想です)
ゴースト・ストーリーズ、やっぱり怖そう・・・(悩み中)
ジョンをいじって楽しいシャーロック、むっとしながらつきあってやるジョンお兄ちゃんに、にやにやと顔をほころばせ、それから、dicoさんが前に翻訳されたファンフィクを読み直したら、ジョンとふたりの映像がこの頃の顔で再生されて、涙ぐみそうになる自分でありました。
あきこさん
二度目をごらんになるなら、ぜひそのブログを見られるべきだと思います。私はそれを読んで、「わあ、そんなの気がつかなかったわあ」とか、あちこちで思わされて、それを確かめたいために、もう一度あの怖いシーンは見たくないんだけど、でもマーティンのガラスの仮面振りは見たいし、とか、心が千々に揺れています。
DVD出るなら買って、友人に「ほれほれ怖いぞ」とささやきながら見せつける、というのも考えたけど、ひとりで見るのは真っ昼間でも嫌だし、連れ合いは絶対つきあってくれないし、そのうちパッケージを眺めるだけで怖さが漂ってきそう。
そのブログはネタバレ満載で、見る前に読むのは絶対さけた方がいいですが、もしもアドレスが必要でしたら、なにか連絡方法を教えていただければお伝えします。その方は、監督たちのコメンタリを聞いているらしいので、どこでそれをゲットしたかわからないんですよ。
長々別の話をごめんなさいね、dicoさん。
映画と違って長い時間をかけて見ていくと、頭の中の印象はだんだん更新されてしまいますね。でもシャーロックとジョンの顔は、この頃のふたりとして記憶しておきたいです。