この映画の感想もずっと書きたいと思いつつ機会を逸していましたが
先日、Alone on the Warterの件でこの話に触れたついでにまとめることにしました。
実は以前、日本で上映される事が決まった時に一度書いてるんです。
その時はまだ上映前でYoutubeでしか見た事なかったのでほぼ妄想な感想です。
確かSherlockの撮影に入る前でしたよね、この時は。
当時、ガン患者らしくボーズにすると言ったベネディクトを止めたとモファットさんが言っていました。
S1のシャーロックが痩せていたのはこの撮影の影響があり、
S2でがっしりしていたのはSTIDのためって事で、役者って本当にハードな職業ですね。
映画を見に行った時に原作本が売られていたので読みましたが
ジェームズは原作の方がよりシニカルで何と言うかとてもリアルでした。
この若さで余命宣告をされればこのくらい荒んでも仕方ないなと思えるシニカルさです。
他にもジェームズの姉のクロエや3人の友人たちの背景もより詳しく書かれていて
ジェームズが何を背負っていたのかがわかるようになっていました。
2013年の出版されているので映画完成後に書いたという事になるのでしょうか。
オリジナル脚本の方はどうなんだろうとドラフトなるものは公開されているので少しだけ読んでみましたが、
クロエとマイルズの距離感など場面によっては原作よりも更に細かい描写がありました。
実際はどの程度カットされたり変更されたりしているのかはわかりませんが・・・
この映画を見て真っ先に浮かんだのが「Stand by me」でした。
あれよりはだいぶいい歳した男の旅の話だし、もちろん旅の目的はかなり違いますが、
旅をしながら次第に本音をぶつけ合っていくところとかもね。
男であっても女であっても、
いくつになっても一緒にバカができる友達って本当に大切です。
脚本を書いたシベルさんによるとピーターパンだそうですけど。
元のタイトルは「Barafundle Bay」でしたが映画に向けて変更しなければならなくなり、
ピーターパンがひらめいたそうです。
ある意味ジェームズは成長できないピーターパンです。
そして友人たちを連れてネバーランドならぬバラファンドル湾を目指します。
ピーターパンのセリフ
Second star to the right, and straight on till morning.
「二つ目の星を右に曲がるんだ。そしたらあとは朝まで真っすぐさ。」
ここから「Third Star」のタイトルになったと話していました。
邦題もここからつけて欲しかったと思ったのですが・・・
そして、これは以前も書いたのですが、
私がマイルズたちと同じ立場になったらどうするのか。
これ以上は耐えられないから死なせてくれと言われたら・・・・と考えた事があります。
難しいですね。
もちろん、全力で止めるとは思いますが、
ただ、今までずっと耐えてきたジェームズにそれでも頑張れともきっと言えないかもしれません。
本当に難しいです。
原作から補足をしつつ内容を書いていきたいと思いますがまずはキャストのご紹介から。
ベネディクト・カーンバーバッチ as ジェームズ
29歳で末期がんに侵され余命を宣告され、ある決意をする。
トム・バーク as デイヴィー
立ち上げた広告会社が倒産し、ジェームズの介護をしている。
ジェームズとは高校、大学の同級生。
アダム・ロバートソン as ビル
テレビ局に勤めているも低俗な番組に嫌気がさしている。
ジェームズとは中学以来の友人。
JJ・フィールド as マイルズ
広告会社を経営している。16歳のときに作家の父親を亡くしている。
ジェームズとは中学以来の友人。
この映画のマイルズはかっこいい役どころで、友人のごるちゃんもお気に入りでしたが、
いつになったらごるちゃんのお気に入りにベネディクトが入るのか・・・
Third Star
Director:Hattie Dalton
Producer:Vaughan Sivell, Kelly Broad
Writer:Vaughan Sivell
Country of origin:United Kingdom
CAST
Tom Burke:Davy
Benedict Cumberbatch:James
JJ Feild:Miles
Adam Robertson:Bill
Hugh Bonneville:The Beachcomber
Rupert Frazer:James’Father
Nia Roberts:Chloe
Eros Vlahos:Angel Boy
トレーラーはこちらです。
Third Star Theatrical Trailer
日本語版
映画『僕が星になるまえに』予告編
下記はベネディクトのインタビューですが相変わらずとても難しいのでかなり怪しい意訳です。
僕は少しジェームズに似ている。
彼は実年齢より精神が大人だし、かなりロマンチックで昔気質だけど、感情的な面もあると思う。
友人を甘くみてはいつも彼らの驚かされていて、それは僕自身にもあてはまる事がある。
彼は終わりを迎えなければならないが、みんなそれに共感し、どう感じたかを理解してより身近に感じてほしい。
僕と同じように彼のキャラクターの側面をとらえてほしい。彼はとても誠実でとても鮮やかに輝いている。
次からストーリーにいきます。
まだ夏休みだったんですか? お休みでもブログの更新が忙しくてゆっくりお休みになれ
なかったんじゃないかと・・・(笑)
私なんぞ、もうヨレヨレで気力体力アタマ全部ダメです(威張ってどうする!)
ところで、すご~く懐かしいですね。
この作品は随分前に観たので又もや霧の彼方になってしまって忘れている所もあります。
又ジックリ書いて下さるんですね。
これはDVD持っていないので読ませて頂き思い出す事に致しましょう。
楽しみにしておりますデス♪
こんばんは!
早速ありがとうございます。
そうなんです、今年の夏休みはとても長くて・・・まだまだお休みは続くんです。
私にとってはブログの更新もストレス解消なので元気ですよ~(笑)
でも暑いですからね、ヨレヨレな時は存分にヨレヨレしちゃっていいと思います(励ましになってない・・・?)
Yam Yamさんが持っていないなんて珍しいですね。
私は例によってUK版と両方あります(涙)
と、言いつつ私もしばらくぶりに目にするので懐かしみながら書いています。
ぜひぜひ、また遊びにいらしてくださいね~
大好きな映画じゃないですか。
これ、タイトルだけで泣けます。もちろん英語のね。
一人で観ましたよ。レンタルで・・・つまり持っていない。
買いたいけど買いたくない。ジレンマ的な・・・
ワンワン泣きましたね。
台風だいじょうぶかな。
こっちは、太平洋側を通ると全然関係ないのです。
早くいなくなれば湿気も無くなるのに、ジトジトでつらいー
おはようございますー。
わかります、わかります、タイトルだけで何だか泣けますよね。
私も映画館ですら号泣したので自宅でひとりで見たら大変な事になりそうです。
台風は夜中にあっという間に通り過ぎたみたいで朝から青空が広がっています。
台風一過です。
今はちょうど北海道に向かっている最中ですかね。
台風の被害はなくてもやはりジトジトの影響はあるんですね。
ホント、湿気は辛いです。
これはすごく思い入れのある作品で…
ベネさん好きな人はほとんどがそうなんじゃないでしょうか。
WOWOWで放送あったので録画しているのですが、観る時にはタオルが必要でした;;
でも、仲間って、友達っていいなと思える作品でもあるので、またいつか観直してみたいです。
こんばんは!
早速ありがとうございます。
そうですよね、ベネさん好きにとってこれは欠かせない映画ですよね。
儚くてかわいいベネさん満載ですし。
タオル(笑)いやいや、でもわかります、本当に切ない映画でした。
そうなんです、友情っていいなと思えるし、
この映画も決してBad Endではないと私は思っているんです。
ぜひぜひ、機会があったら見直してください。