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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

バルボッサに会いたくて その1-パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊-

2017-08-06 14:45:10 | 映画+SFファンタジー
Pirates of the Caribbean: Dead men tell no tales
パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊


Directed by Joachim Rønning Espen Sandberg
Produced by Jerry Bruckheimer
Screenplay by Jeff Nathanson
Story by Jeff Nathanson Terry Rossio
Based on Pirates of the Caribbean
Music by Geoff Zanelli
2017 USA

何の配慮もなくネタバレしておりますのでご注意ください。




前回の「命の泉」が思ったほど面白くなかったので今回の映画も機会があれば観ようくらいだったのですが、
ふと急にバルボッサに会いたくなって「バルボッサに会いたいわ」のメッセージに
「船出ですね」って返してきたごるちゃんと行ってきました。
今思うと虫の知らせだったのでしょうか。


ベネディクトが関係してないとあまり情報を追わないゲンキンな自分。
この映画もトレーラーを観たくらいで何の予備知識もなく行ってきましたが、
予備知識は必要ないけどおさらいは必要だったかも。
過去作の様々な設定がほとんど記憶になかったです。

でも最高に面白かったですよ。
やっぱりジェリー・ブラッカイマーは裏切らないわー、いや前作でちょっと裏切られたけど、
テンポの良くて初期の面白さが戻っていました。安定のジャック+カップルだったし。
今回の大円団的なラストも良かったと思います。
・・・・と、思ってたのですが・・・・・あれれ?


まずは覚えている範囲でざっくりとあらすじを。

冒頭のシンデレラ城がおどろおどろしくて、
最近ディズニーはお城で遊んでるのね。面白いわ。

ボートで夜の海に出る少年。この少年はウィルとエリザベスの息子、ヘンリーでした。
ヘンリーはウィルの乗ったフライングダッチマン号を探しだし、ウィルに会いにきたのでした。


ヘンリーはジャック・スパロウを探し出し「ポセイドンの槍」を手に入れてウィルの呪いを解くと伝えます。

早くもオーリーさん登場でした。
なんか千葉真一?

9年後、ヘンリーが働く英国軍艦が魔の三角海域に入ろうとしていたので艦長に警告するも、
反逆罪で船底の牢に入れられてしまいます。
しかし、魔の三角海域に入った途端、スペインの軍艦「サイレント・メアリー号」の幽霊船が現れ
瞬く間に亡霊たちに襲われてしまいます。
幽霊船の艦長サラザールはヘンリーがジャックを探していると知り、
ヘンリーを生き証人として生かすと、ジャックへ復讐すると伝言を頼みます。


確かこの時に「Dead men tell no tales(死人に口なし)」とサラザールが言ってタイトルがドーンと出たと思います。
すごくかっこよくて、相変わらず邦題ときたら・・・・

「Dead men tell no tales」はディズニーランドの「カリブの海賊」に出てくるセリフだそうです。
「秘密を知る者は殺すが安全」という諺もあるみたいですよ。


一方、ジャックは手下と聖マーティン島の銀行の堅牢な金庫を盗みだしています。
ギブスも健在でした。
金庫の扉が開いてたから銀行ごと引きずってきたのに最後はお金が全然残ってなかっったといオチですが
面白くて声出して笑ってしまいました。


テーマソングがかかるとテンションアップしますね。


聖マーティン島では天文学者カリーナ・スミスが魔女疑惑をかけられ逃げていました。
彼女はヘンリーが槍をさがしている事を知り、協力します。
彼女は槍探しの手掛かりになるガリレオ・ガリレイの日記帳を持っていました。
これは生き別れになっている父親が残していったものでした。
この日記帳の表紙に描かれた星座とはめ込まれた赤い宝石が後に重要なアイテムとなります。


手下に見放され一文無しになったジャックは酒場で酒を飲むためにコンパスを手放してしまい、
その瞬間、三角海域に縛られていたサラザールが解放されてしまいます。
なんで解放されたのかイマイチわかりませんでしたがウィキにはこう書いてありました。
「ジャックのコンパスは、その時持ち主が求めている物の在り処を示してくれるが、
持ち主に裏切られると、持ち主に最大の恐怖をもたらそうとするものであった。」


ジャックとカリーナは英国軍につかまり、処刑されることに。
ジャックはギロチンの刑だったのですが、助け出されるときが最高に面白かったです。



しかし、ヘンリーとギブスたちによって救出され、ポセイドンの槍を探す旅に出ます。

でも仲間じゃないので縛られちゃうふたり。


お金持ちになって優雅な海賊ライフを満喫しているバルボッサの前に解放されたサラザールが現れます。
バルボッサはサラザールにジャックを捕らえると約束します。
ジャックが手放したコンパスはバルボッサの手にありました。


コンパスの力を借りてジャックにたどり着いたバルボッサはサラザールを裏切り、
黒ひげの剣でボトルに入ったブラックパール号を復活させ、一緒に槍を探します。


実はカリーナはバルボッサの娘だったことが判明します。
その事実にジャックも気がつきますがバルボッサが固く口留めをします。

ついにポセイドンの槍がある島にたどり着きます。
島には輝く宝石が散りばめられていました。
ひとつだけ輝きをなくした赤い宝石に表紙にはめ込まれた赤い宝石をはめこむと
海がふたつに割れ、ポセイドンの槍が姿を現します。
ヘンリーとカリーナ、そしてジャックが槍を取りにいきます。

十戒だわ。

追ってきたサラザールと戦いになりますが、ヘンリーが槍を壊せば呪いが解けることに気づきます。
槍を壊した瞬間、サラザールたちが人間に戻ります。
さらに割れた海が元に戻ろうとしますが、バルボッサが錨に乗って助けにきます。
その時、カリーナはバルボッサが父親であることに気づきますが、
バルボッサはカリーナを助けるために自ら犠牲になりサラザールとともに海に沈みます。



バ、バ、バルボッサがーーーー!!うそーーーーん!!!



と、叫びだしそうになりましたが何とか理性が勝ちました。
まー確かに死亡フラグは立っていたさ。いたけどさ。
さすがディズニー、ベタな手法をここで使ってくるとは。



長くなってしまったので2つに分けます。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

2017-08-03 22:51:36 | Marvel
Guardians of the Galaxy
Director: James Gunn
Writers: James Gunn, Nicole Perlman
Studio: Walt Disney Pictures
2014 USA/UK


リミックスではありません。
今更ですがVOL.1の感想です。


ちょうど日本では2弾目のリミックスの公開が終わった頃にこれを観ましたが
なぜもっと早く観なかったかとものすごく後悔しました。
そうすればリミックスが映画館で観れたのに。くすん。

正直なところ、こんなに面白いとは思わなかったんですけど。
私のなかではマーベルでは1、2を争う面白さ。

そして、VOL.2の邦題が「リミックス」に決まったときにかなり大騒ぎしていて
当時はよくわかりませんでしたが、今ではよーくわかります。
これだから、担当者は映画の中身を観てないんじゃないの?って言われるんですよ。
いや、私もVOL.2観てないけど、でも、
なんでリミックス?VOL.2だから意味があるんじゃん!って思います。

冒頭は1988年。
病院で母親からもらった「Awesome Mix」とタイトルされたカセットテープを聴いている少年のピーター・クイル。
テープは70年、80年代のヒット曲ですが最初にかかっている曲が「I'm Not in Love」です。
いきなり泣けるわ。


危篤の母親に呼ばれたピーターは最期のお別れをします。
母親からプレゼントをもらい、最後に手を握ってと言われますが、
子どもだったピーターは手をとるどころか母親の顔も見れずにいました。
そのまま母親が息を引き取るとピーターは泣きながら外に飛び出していきます。
そこに現れたヨンドゥ率いる宇宙海賊ラヴェジャーズに拉致されてしまいます。

そして月日は流れ・・・・

成長したピーターはウォークマンでテープを聴きながら、
インフィニティストーンのひとつ「オーブ」を盗みだします。


と、いうところでキャストです。
まずはクリス・プラットasピーター・クイル、またの名をスターロード。
クリプラは何かいいですねー、面白くて。適役なんじゃないかと思います。




ゾーイ・サルダナasガモーラ スタトレではウフーラを演じていました。
サノスに両親を殺され、サノスの娘として育てられる過去を持っています。


ヴィン・ディーゼルasグルート 
モーションキャプチャーもヴィン・ディーゼルです。
彼は「アイム グルート」しか言いませんがロケットには通じています。
すごく強いんだけどすごく優しいんです。いつもロケットと一緒にいます。


ブラッドリー・クーパーasロケット。
まさかのブラッドリー・クーパーですよ、しかもアライグマ。
ロケットは本当に最高で、私の一番のお気に入りです。
短期でアブナイんだけど実は一番常識人なんじゃないかしら。しかも情にあついし。


デイヴ・バウティスタasドラックス
ロナンに妻子を殺されたドラックスは復讐を誓います。
デイヴ・バウティスタは全然知らない人なのですがプロレスラーだったとは。


ここまでがガーディアンズ・オブ・ギャラクシー になるメンバー。
最初はみんなそれぞれ裏社会(?)で生きてきたせいか、隙あらばお互いの足を引っ張ろうとしています。


リー・ペイスasロナン・ジ・アキューザー
今回の敵なのですが、まさかリー・ペイスだったとは全然気づきませんでした。


マイケル・ルーカーasヨンドゥ
WDのメルルでおなじみですね。メルル好きだったんですよ。
ヨンドゥとピーターのツンデレな関係も見どころです。



ヨンドゥは自分を出し抜いてオーブを盗み出したピーターに懸賞金をかけます。
ロナンはサノスに渡すと約束したオーブを奪うためピーターにガモーラを差し向けます。
オーブを売りにザンダーに現れますが、ガモーラに襲われます。
同じくザンダーにいたロケットとグルートはピーターに賞金がかかっていると知りピーターを捕獲しようとします。
しかしノバ軍に4人とも逮捕され、キルン刑務所に送られたところでドラックスと出会います。

オーブを売って大金を手に入れるためにひとまず協力し合って脱獄を計画するドラックス以外の4人。
ドラックスはロナンに復讐するために、4人についていきます。
武器も簡単に組み立てられるロケットの指示のもとで5人は脱獄に成功します。

ガモーラが取引しようとしていた相手はコレクターでした。
コレクターはオーブがインフィニティストーンだと説明しますが、
彼のアシスタントが自由の身になろうとストーンに触れ大爆発を引き起こします。

一方、ドラックスはロナンを呼び寄せ戦いを挑みますがあっさりとやられ、
更にストーンをロナンに奪われてしまいます。
オーブの力を取り込んだロナンはザンダー星を滅ぼそうとします。

ピーターはザンダーを救おうと提案します。
最初は難色を示していたみんなもピーターの説得に立ち上がります。
この場面のみんなの立ち上がる理由がステキなんです。

ピーターたちはラベジャーズとノバ軍とともに戦いを開始します。


ここからはスターウォーズのエピソード4な感じです。
でもシリアスな場面でもギャグを忘れないのもこの映画の良いところで。
ストーリーはほぼお約束のパターンなのですが、
それでも面白いし感動するのはセリフと役者たちの演技、そして演出良さなのではないでしょうか。


実は私、この映画を観て泣きました。
まさかマーベルで泣かされるとは思いませんでした。

みんなを助けるためにグルートが犠牲になるところなんて涙腺崩壊です。
ロケットが「お前は死ぬんだぞ。どうしてそんな事をするんだ。」と泣きながらたずねると、
グルートは今まで「I'm Groot」しか言わなかったのに「We are Groot」って。


そして、ほとんど燃えてしまった枝を見てロケットがずっとボロボロ泣いてるの。
それを見ていたドラックスがロケットを頭を撫でるんだけど、
ロケットも静かに撫でられてるのがまた・・・・


ピーターはヨンドゥに約束のオーブを渡し、危険だから容器を絶対に開けるなと念を押します。
実は本物のストーンはノバ軍に預け、ヨンドゥには偽物を渡していました。
あとになってヨンドゥはストーンを開けてしまいますが中から出てきたトロール人形を見て
嬉しそうに笑ってるヨンドゥです。
元々、変な人形好きな設定ではありますけど。


最後にヨンドゥは父親に頼まれて誘拐したけど渡さないでよかったと言います。
また父親は未知の古代人だったことを知ります。

ピーターは母親からのプレゼントを開けます。
中には「Awesome Mix VOL.2」と書かれたテープが入っていました。


みんなの犯罪歴も抹消され、あらたに旅立ちます。

ロケットは残ったグルートの枝を鉢に差していたらその枝からミニグルートが生まれました。
そしてラストはジャクソン5の「I Want You Back」かかり、それに合わせて踊るグルートのかわいいことよ。
しかもドラックスが見るとただの木のふりをするところがまた最高。


全然語りつくせませんでしたが、
他にも面白いセリフや場面がたくさんありました。
もし、まだ観ていない方は絶対におススメです。

はやくリミックスが観たいのだ。