雲ひとつない「秋晴れ」である。朝の散歩は田園地帯を経由して山地の集落(大山路:おおやまじ)一周のおよそ3キロコース。
この時期,田圃周辺や水辺,やや湿った場所でミゾソバが花をいっぱいつけているのをよく見かける。今日の一枚はそんなミゾソバ(タデ科)とする。そのほか田圃周辺ではイヌタデの群生,オオイヌタデ,アメリカセンダングサ,ヨメナなどに出会いカメラに収めた。
山地の集落周辺では,白い花をいっぱいつけたシロヨメナやノコンギク,オレンジ色の実をつけたカラスウリなどをあちこちで見かけたほか,ヤマハッカ,アキノキリンソウ,ナワシログミ,そして「釣鐘」形の可憐な花をつけたツリガネニンジン(キキョウ科)に出会った。今日のもう一枚はそんなツリガネニンジンとする。その名のとおり,秋風に揺られて「リンリン」と鳴りそうである。
青空は出ていないが時折陽ざしもある。暑くも寒くもなく歩くにはちょうど良く,時折通り抜ける「秋風」も心地よい。
我が家からおよそ4キロ地点にある山地の集落(岩杖:いわつえ)周辺を散策。この時期,山田周辺をはじめ林の縁や山裾など至るところで幾種類かの「野菊」(ヨメナ,ノコンギク,ヤマジノギクやこれらの変種)が競うように咲いている。今日の一枚はそんな「野菊」(ヨメナであろう)とする。
そしてもう一枚は,咲き始めたアケボノソウ(リンドウ科)とする。昨年はじめて出会った場所で今年も出会うことができた。他の場所でも随分探したが見つけることはできにかった。この地域では貴重な存在かもしれない。・・・これらのほか,ヤマハッカ,ミゾソバ,チャノキ,コバノガマズミやサルトリイバラ,ヤブコウジの赤い実などに出会いカメラに収めてかえった。
ここのところ連日の好天気。今日は若干雲が出ているものの概ね晴れといったところ。そんななか朝の散歩は「兄弟山」(おとどいやま)近辺の山林道を奥へ奥へと。
ノコンギクやヨメン,もしくはその変種らしき「野菊」をあちこちで見かけたのをはじめ,山の木陰や谷筋のあちこちで小さな青紫の花をいっぱいつけてアキチョウジを見かた。今日の一枚はそんなアキチョウジ(シソ科)とする。
そしてもう一枚は,山道の側で見かけた,およそ5ミリの小さな集団花をつけたオトコエシ(オミナエシ科)とする。オミナエシの花をそのまんま白くしたような花姿である。これらのほか,ヤマニガナ,ヌマダイコン,アキノノゲシ,ヨシノアザミ,イヌトウバナ,ヤクシソウ,ヒメキンミズヒキなどに出会った。