どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

この世界の片隅に、英語で味わう

2017年12月03日 19時00分00秒 | DVD・Blu-ray
この土日はマッタリと、書籍とBDの米国版に浸っております(^_^)

書籍は原作漫画をギュッと一冊にまとめたもの。思っていた以上に丁寧な製本で紙質もよく、カラーページもちゃんと収録されています。

まぁここまで来るとコレクターズアイテムって感じなんですけど(^_^;、持ってて損はない一冊かと。

英語の勉強にもなるしね。

BD版も堪能いたしました。字幕だけではなく吹き替えも英語にした意味は大きいなと改めて感じた次第。

闇市で高額な砂糖を買うか迷うときの「か〜き〜の〜た〜ね...」が英語だと「eeny meeny miny moe」っていうのかぁ、面白い!(*^o^*)

声優さんの台詞まわしも作風にあわせてテンションを落としたものとなっており、好感がもてるものになってました。

すずさんの声優さん、思った以上にシットリ感と色香もあって、英語圏だとそんな解釈とニュアンスになるんだとも...。

総じて英語版を観た感想としては、アニメ作品でこのテンションって欧米では...特に米国では受け入れが難しそうだなぁと。

アニメでしかも英語で観ると、どうしてもディズニーとかピクサーとかオーバーアクションで喜怒哀楽の幅も大きくて、ハイテンションな作風と比較してしまう。

そうなると「この世界の片隅に」は本当に動きも表情も微細で、向こうの人には何も盛り上がること無く始まって終わるみたいに見えてしまうんだろうなぁ...と。

勧善懲悪ではない指向と人間模様を追求し、文学となりつつある日本の漫画やアニメは本当に独特の進化をしていて、敷居が高くなっていると思わざるを得ませんでした。

日本人でさえ、ドハマリする人と何も感じない人が両極端になってますしねぇ...。

まぁ私は判る人だけ判ればそれで良いと考えちゃう方なんで...百人みて百人が良いと思う作品なんてあり得ませんしね。

映像特典は、日本版とは全く違うものでした。

片渕須直さんのインタビュー(約41分)、丸山正雄さんのインタビュー(約12分)、広島・呉を取材したもの(約15分)、その他は予告編という構成。

片渕さんはこれまでの関わってきた作品の事や本作への思いを交えて、とても見応えがあり、丸山さんの単独インタビューも他には無い珍しくも貴重なものです。この特典だけでも元がとれる感じで満足(^_^)

丸山さんのインタビューで最後に「夢みる機械」に触れているんですけど...今敏さんへの無念な想いがズシンと響き、思わぬところで今さんへのやりきれない気持ちがあふれ...切ない気持ちになってしまいました。



12月2日(土)のつぶやき

2017年12月03日 06時35分42秒 | 日記