どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

この世界の片隅に、見事な大傑作になってました!

2016年10月26日 14時20分00秒 | 生活
昨日の「この世界の片隅に」先行上映会...あまりに良すぎて余韻もハンパないんです...。

タップリと心の汗を流して浄化された気持ちになれる作品で...。

しばらく引き摺りそうなんで(鑑賞直後のTwitterもかなりハイテンションに書き殴ってますが(^_^;)、ブログでもチョイチョイ書いていきます(^_^)

この作品を「隠れた名作」などと言うレッテルを絶対はらせたくない気持ちでいっぱいです!

少しでも多くの人に観てほしい傑作ですから。

でも今は...想いが溢れてまとまらないんですわ〜(´д`)



10月25日(火)のつぶやき

2016年10月26日 05時03分02秒 | 日記

この世界の片隅に、先行上映会へ

2016年10月25日 14時30分00秒 | 映画
とうとうこの日が来てしまいました。

これからテアトル新宿へ向かいます。

万難を排して、万障お繰り合わせして\(^o^)/


写真は去年行われたメンバーズミーティングでいただいた冊子です。

帰りがけに会場のロビーで監督の片渕さんを見つけ、無理を承知でお願いしたサイン入りです(*^o^*)

この日、はじめて映像を観ました。

コトリンゴさんの「悲しくてやりきれない」をBGMにして。

この時はまだ正式ではないので、ネットとかで公表しないでねと仰ってましたが、この曲を添えるセンスが物凄いインパクトで刺さりました(^_^)

そしていよいよ完成した作品を観ることができます。

正直に言って...怖いです。

自分で観るまでは、誰にも勧めることはできません。

勧めたくてしかたない!絶対観てほしい!と思える作品であってほしい。

期待と不安...抱えながら新宿へ向かいます。



10月24日(月)のつぶやき

2016年10月25日 04時58分43秒 | 日記

七人の侍 vs ゴジラ

2016年10月24日 15時25分00秒 | 映画
「七人の侍」4Kデジタル・リマスターの素晴らしさは前回の通りですが、併せて「シン・ゴジラ」も観て、映画三昧な一日となり(*^o^*)

一緒に観るとですね、両者の共通性みたいなものが見えて、別の意味で感慨深かったです。

「シン・ゴジラ」はある意味で1954年の初代「ゴジラ」のリメイクであり、同年には「七人の侍」も公開されていたワケで、因縁が深い関係ですね。

両作の底流に流れるテーマは、「シン・ゴジラ」風に言うと。
 野武士(侍) vs 農民
 ゴジラ vs 日本

野武士(侍)=ゴジラ(脅威・災害・戦争)、農民=日本(日本人の民族性・ムラ社会)なんだよなぁとツクヅク感じました。

つまり、連続して観ることにより、野武士とゴジラは同じ存在であり、それらが予定調和・同調圧力が支配する日本人社会に襲いかかったとき、どう対処して解決すべきかを問うている作品と感じました。

「七人の侍」では、農民を善良な者とせず、表向きは黙々としオドオド不安ばかりの被害者ヅラをしているが、反面貪欲さとズル賢さがあるとしていますし、「シン・ゴジラ」では事なかれ主義的で楽観視しがちな日本人組織の体質を批判しています。

その民族性が無謀な戦争遂行を招き、最悪な結果となってしまったのだ...終戦から10年も経たないで作られた「七人の侍」も「ゴジラ」も、そして3.11などの災害・原発事故を経た「シン・ゴジラ」も、日本人そのものを炙り出している作品なんですね。

断続的に出現しては去り、また現れる脅威も似ているし、それに備えて徐々に段取りをして、準備していくステップも似ています。

ネタバレになりますが、「シン・ゴジラ」ヤシオリ作戦での高層ビル群ドミノ倒しでゴジラを袋のネズミにしてしまう考え方は、「七人の侍」で村の入口を一箇所に絞って、騎馬武者を少しずつ入れて村の中心で閉じ込める戦法とも似てるなぁと思えました。

ラストの描き方もなんかも似ています。野武士やゴジラに勝利したものの、歓喜するどころか全く盛り上がらず、登場人物たちは皆肩を落とすばかり。

「七人の侍」では平和が戻った農民たちは守ってくれた侍に素っ気なく、用は済んだしサッサと出て行ってくれと言わんばかり...志村喬演じる勘兵衛は「今度もまた負け戦だったな...」と力なく語り戦死した者の墓を静かに見上げる。「ゴジラ」においても同じく志村喬演じる山根博士が「最後の一匹とは思えない...」と悲痛な言葉を独り言ちて終わる...「シン・ゴジラ」も作戦成功後の後味は非常に苦い。「シン・ゴジラ」に至っては、ゴジラがちょっとでも動いたらすぐに核ミサイルが飛んでくるという絶望感です(^_^;

日本人はこの小さな島国で絶望と諦念で生きていくしかないというハッピーエンドどころではないビターな終わり方。

ハリウッド的なスッキリ爽快感とほど遠いんですが、なぜか日本人には沁みてくる何かがあるんですよねぇ...。

そんな感慨に満ちた一日となり、同行した友人とも長く語ってしまいました(^_^ゞ

さて、22日は立川災害対策本部予備施設見学会の落選者への残念賞として記念ポストカード配布の初日でもありました。

立川タクロス1階に行き、落選ハガキを提示、(済)のハンコを押され、ポスカを頂戴しました。

立川市のマスコットキャラ・くるりんと化した泉・矢口・尾頭がなかなか可愛く描かれております(*^m^*)

ここは立川市役所の出張所で、隅っこにシン・ゴジラ関連の展示なんかもやってます。

スタッフや出演者のサインもいっぱい!おそらくエキストラ参加者に配布のグッズなんかも...欲しい(´д`)

そんな感じで、たっぷり映画を味わった満足な週末でありました(^_^)



10月23日(日)のつぶやき

2016年10月24日 05時01分23秒 | 日記

七人の侍、4Kデジタル・リマスター版

2016年10月23日 17時50分00秒 | 映画
立川シネマシティでの鑑賞...一言、素晴らしかったです(*^o^*)


現状、Blu-ray化されているものは、米・クライテリオン社のパッケージが最高だと思っていて、「画質は衝撃的なほどスゴイ」とも書いているのですが(^_^;、今回の4K版はそれを軽く超えてました!

とにかく鮮明で解像度も高く、それでいてフィルムグレインもほとんど感じません。

全体的に明るく、それでいてメリハリも効いていて、処理のノウハウとソフトウェアの進化によるデジタル環境の充実ぶりを実感できました(^_^)

帰宅して、クライテリオン版を再確認しましたが...あれ?こんな酷かったっけ??と...高画質のイメージが脆くも崩壊(^_^;

いや〜わずか数年でしかないのに、デジタル技術の進歩って恐ろしいです。

まず前述したフィルムグレインが酷くて全体的にザラザラして見てられない...画面全体も暗くて、黒つぶれも著しい...。

オープニングの題字やスタッフ・キャストが黒地に白い太字・毛筆書体でドドンと表示されますが、クライテリオン版は非常にザラザラしたノイズが乗って汚い...今回の4K版はスッキリとした白一色に整っていました。

そして絵的にその差が際立っていたのは、人の吐く白い息です。

撮影は当初5月下旬に開始、8月には終了の予定だったらしいんですが(そのため配役の服装は夏物っぽい薄着)、延長による延長で、秋も過ぎ、最後は真冬(翌2月!)になっちゃったと(´д`)

そのため、特に後半になると俳優の口元からは白い息が出ているのですが、今回の4K版はそこの描写がすごく浮き上がって見えているんです。

観ていて、こんなに白い息だらけだっけ?と思い、クライテリオン版で確かめると確かに白い息は出ているけど、さほど目立っていない。気になるほどではないんですね。

ストーリーとしては秋の頃までの話しなので、もちろん演出などではありませんし、むしろ余計なものなんですが、そんなものまで浮き上がってしまう鮮明さに改めて驚き舌を巻いている次第です(^_^;

これが60年以上も昔に撮られた作品とは思えない、本当に信じられないくらい凄い仕上がりになっています。

早くBlu-rayのパッケージになってくれることを期待しますが、まずは映画館のスクリーンで観ておいて良かったなと思いましたね。

あ、そうそう音声処理もスッキリシャッキリに処理されていました。東宝版・クライテリオン版ともに籠もったようなモゴモゴしてたけど、かなり良くなってます。

まぁそれでも早口でまくし立てられると、何を言っているのか聴きとりづらいんですけどね(^_^;

映画館でも日本語字幕版で観たいなぁと思いました。

公開期間は11月4日まで!

とにかく黒澤明ファンなら必見!ちょっとでも気になる・引っ掛かる人なら観ておいて損はないです!朝10時ですが、時間作って対応する映画館に行きましょう\(^o^)/



10月21日(金)のつぶやき

2016年10月22日 05時49分27秒 | 日記