この狛犬 まことちょうどよい所に鎮座している。
梅の花に囲まれ、ご神紋の提灯までよくお似合いだ。
狛犬のこれほど素敵な光景を見たことがない。
しかも、この狛犬は金の角を持っている。
ただの角ならまだしも、金角となると特別な扱いだろう。
天満宮をお護りするのにふさわしい格調高さを与えられているように思える。
さすがは全国天満宮の総本社の貫録だ。
それにしても、つくづく感心するのは、狛犬を囲む梅の枝ぶりである。
ただ伸ばし放題にしたわけではないだろう。
梅の木は切らないと、よい枝ぶりにならないといわれる。
しかし、この絶妙な枝ぶりはどうだろう。
梅も引き立ち、狛犬も引き立つ。両方が引き立て合っている。
梅にも狛犬にも、両方への愛情がなければ、こうはならないだろう。
素晴らしいの一言だ。