栗林公園駅から再び琴電にのります。
今度は1100形、元京王5000系です。
一駅だけ乗車し、瓦町駅で下車します。
瓦町は琴電の三路線すべてが乗り入れる最大のターミナルで、駅ビルになっています。
瓦町駅と国道11号線の真ん中あたりにアーケードの商店街があり、この辺が高松で最も栄えている場所と思われます。
このアーケードを歩いてJR高松駅方面に向かいます。
最初に立ち寄ったのは、「さぬき産業工芸館 サン・クラッケ」。香川の地場産業品を扱うショップです。
ここで購入したものはまずレモンケーキ。
そして根来塗のお椀。
実は2012年1月に会津で購入した漆のお椀がだいぶ傷んできたので、代わりを探していましたが、ちょうど手頃なものがあったので購入しました。
会津塗は会津で一番有名な店で購入したのですが、思いのほか早く劣化しました。値段も比較的安いですが木地も漆も薄い感じがしたので、耐久性には重きを置いていないのでしょう。
今度のお椀は丈夫そうで、長持ちしそうです。
商店街を北に進むと、丸一という乾物屋があり、その一角に面白い店がありました。
だしカフェ「花の将」という、だしを試飲して気に入ったものがあれば購入するというスタイルです。
オープンしたばかりのようです。
だしは何種類かを組み合わせたものがパックになっています。
No.11はいわし煮干、うるめいわしのふし、昆布の組み合わせ、No.24はかつおのふし、さばのふし、いわし煮干、そうだかつおのふしの組み合わせです。
やはり良い出汁を使うとそれだけで料理が変わります。これは買ってよかったです。
さて、高松のグルメはうどんだけではありません。もう一つのご当地グルメ、骨付鶏を食べることにします。向かったのは骨付鶏発祥の店、一鶴高松店です。アーケードを外れて少し歩いたところにあります。雨がぽつぽつ降り始めました。
もっと脂ぎった古い店を予想していましたが、かなりきれいです。知らなければ入るのをためらうかもしれません。
店内はかなり広いですが、テーブルはほぼ満席です。ほとんどが観光客のようです。外国人も多いです。だいぶお昼を過ぎているため、待たずに席につくことができました。
こちらはおやどり。
そしてひなどり。
味付けは同じで、ひなどりのほうが柔らかく、食べやすいです。
味はスパイシー、というよりかなり塩辛いです。ご飯のおかずというよりビールのつまみという感じです。
アーケードに戻り北に進むと片原町商店街に突当ります。西に進むと金物屋があり、ここには看板猫がいます。
人に触られても慣れたものです。
もう一匹。
国道に出て高松駅をめざし歩きます。
この辺は国道30号、岡山からフェリーを経由して高松に至る国道で、高松の陸上部分の距離は2kmほどしかありません。
だいぶ雨が降り始めましたが、ここで今回の旅行最後のうどんを食べます。
高松築港駅近くの「岡じま」。釜揚げうどんがメインの店です。
時間帯が中途半端なためそれほど混雑していません。
そのかまあげうどん。
こちらはかまかけうどん。
ここのうどんはもっちりしているので、結構おなかにたまります。
ここの特徴はなんといってもだしで、甘みの少ない、本当にだしの味でうどんを食べる感じです。
香川のうどん文化=だし文化であるといえます。
店を出ると雨はやんでいました。高松駅に向かい、帰路につきます。
<その4に続く>