北村薫さんの作品「鷺と雪(さぎとゆき)」が、直木賞を受賞した

つい最近、彼の作品「ひとがた流し」を
はじめて読んだところだったのでちょっとうれしい。

「ひとがた流し」
幼馴染みだったとか、学生になって知り合ったら家が近かったとか、
ごく自然に、長い付き合いとなっている40代の3人の女性。
仕事、結婚、離婚、こども、病気、親の死・・・
さまざまな人生の転機があるごとに、
さりげなく気をつかいあい支えあうというストーリー。
友達ってありがたいもんだなあ、とつくづく思う。
そして自分はというと、
こんなに人を想いやっていなかったなあ、と反省。
だけど現実には、人を想いやるって難しい。
それぞれの人生、どれも同じものなんてない。
似たような状態でも、人それぞれの想い方は違うよね。
だから、気を遣ったつもりが、
かえって《傷に塩を擦り込む》なんてことにもなりかねない、かも。
それでも、後になって、
あのとき友達が声かけてくれてうれしかったなあ、とか、
あのとき少しは役に立てたかなあ、なんて
きっと思えるものなんだろうね。
こんな物語を読むと、歳はとるもんだなあとしみじみ感じる。
北村 薫 昭和24年埼玉県生まれ


つい最近、彼の作品「ひとがた流し」を
はじめて読んだところだったのでちょっとうれしい。



「ひとがた流し」
幼馴染みだったとか、学生になって知り合ったら家が近かったとか、
ごく自然に、長い付き合いとなっている40代の3人の女性。
仕事、結婚、離婚、こども、病気、親の死・・・
さまざまな人生の転機があるごとに、
さりげなく気をつかいあい支えあうというストーリー。

そして自分はというと、
こんなに人を想いやっていなかったなあ、と反省。

それぞれの人生、どれも同じものなんてない。
似たような状態でも、人それぞれの想い方は違うよね。
だから、気を遣ったつもりが、
かえって《傷に塩を擦り込む》なんてことにもなりかねない、かも。

あのとき友達が声かけてくれてうれしかったなあ、とか、
あのとき少しは役に立てたかなあ、なんて
きっと思えるものなんだろうね。
こんな物語を読むと、歳はとるもんだなあとしみじみ感じる。
北村 薫 昭和24年埼玉県生まれ