
その副作用が明らかになるにつれ、治療法も多岐にわたるようになりました。
忘れかけていた活性型ビタミンD3薬も、このところ新型が発売されて復活した感があります。

従来の活性型VD3薬(アルファロール、ワンアルファなど)がカルシウム再吸収と骨形成促進だけだったのに対し、新型(エディロール)はそれに加えて骨吸収抑制作用ももち、骨密度低下を防ぐ力がアップして椎体骨折を防ぐのにとてもよい評価を得たんだ。


だが骨代謝がストップしてしまうので骨密度はアップしても骨質は悪化する。
それで、BP薬を数年使用したら、SERMやVD3を一年ほど使って骨代謝を促し、またBP薬に戻すという使い方がすすめられている。

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※椎体:頚椎、胸椎、腰椎、仙椎
※骨代謝=破骨(骨吸収)+骨形成
加齢とともに骨形成スピードが落ち破骨が進むので骨粗鬆症になる。
特に閉経後の女性は女性ホルモン低下により破骨スピードが増す。
カルシウムの吸収を助ける:カルシウム薬、ビタミンK2薬、活性型ビタミンD3薬
破骨作用を抑制する:新型活性型ビタミンD3薬 ビスホスホネート(BP)薬、
選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)、女性ホルモン薬
骨形成促進:副甲状腺ホルモン薬
骨粗鬆症の痛みを和らげる:カルシトニン薬
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ビタミンというのは生体内で合成できない有機化合物のはずだが、
ビタミンDは、

しかも必要量の80%以上をね。


ここ10年ほどでは、紫外線の害(皮膚がん)が強く叫ばれ
日焼け止めクリームを塗り、室内で過ごすことが多くなって、
困ったことにビタミンD不足により骨折リスクが上がってるんだ。

糖尿病や心血管障害、そしてメタボリックシンドロームも相関関係があるんじゃないかっていわれてるよ。



