漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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多嚢胞性卵巣で不正出血を漢方対策

2012-11-28 | 生理・生理不順・生理痛
もともと排卵がスムーズでなく多嚢胞性卵巣ぎみ。
出血が混じるおりものがしばしばあり、そのうち不正出血が続いて、
どこからが生理なのかわからなくなってきたという30代女性。

冷え性で、けだるい疲労感がある。腰痛あり、夜間頻尿になるときがある。
理気活血、益気補腎対策でスタート

漢方薬の服用を始めてすぐに不正出血は止まり、
その後しばらくして生理出血しっかり6日間で終了しました。
その後おりものに血が混じることもなし。
まだ基礎体温が不安定なので今後も漢方対策を続ける予定ですが、すっきりと成果が出てよかったです。



不正出血というと、「血を止める生薬を」と考えてしまいますが、
卵胞を勢いよく育てるパワーが足りないと、
排卵できず卵胞が卵巣にたまってしまうと、多嚢胞性卵巣に陥ってホルモンバランスが崩れ、
子宮内膜の安定性が悪く不正出血を起こしやすくなります。

このような場合は、益気して元気を高めながら活血すると
子宮内膜の環境がよくなって自力で出血がとまります。


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