漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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めしべがない、ツユクサとマルバツユクサ

2019-09-10 | 植物&動物

ツユクサは梅雨より秋のほうが花がキレイだと思っている

ツユクサのつくりが面白い。

生薬名を鴨跖草(オウセキソウ:清熱解毒利水作用)というのだが、
跖」とはあしのうらとかふ(む)という訓読みを持ち、カモの足の裏みたいな花ということか。
万葉集には鴨頭草という漢字もあり、ツユクサの形が鴨の頭に似ているとみている。


花びらは青いのが2枚と細くて白いのが1枚の計3枚を、半透明の萼片(3枚)が包む
オシベは6本だが、花粉を放つのは概ね2本でほかの(黄色い)はほとんど役に立たないのだそう。

さて、これは大好きなマルバツユクサ。シベまで青い。葉は波打っていて丸みがある。

よく見るとメシベが見当たらない。
これまでツユクサはよく見ていたつもりだが、今日初めて気が付いた。

こちらのは、下の花にメシベがある。

調べてみると両性花と雄花があるそうだ。ますます不思議な植物だなあ。

マルバツユクサの群生、向こうは収穫時期を迎えた稲。

 



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