ツユクサは梅雨より秋のほうが花がキレイだと思っている
ツユクサのつくりが面白い。
生薬名を鴨跖草(オウセキソウ:清熱解毒利水作用)というのだが、
「跖」とはあしのうらとかふ(む)という訓読みを持ち、カモの足の裏みたいな花ということか。
万葉集には鴨頭草という漢字もあり、ツユクサの形が鴨の頭に似ているとみている。
花びらは青いのが2枚と細くて白いのが1枚の計3枚を、半透明の萼片(3枚)が包む
オシベは6本だが、花粉を放つのは概ね2本でほかの(黄色い)はほとんど役に立たないのだそう。
さて、これは大好きなマルバツユクサ。シベまで青い。葉は波打っていて丸みがある。
よく見るとメシベが見当たらない。
これまでツユクサはよく見ていたつもりだが、今日初めて気が付いた。
こちらのは、下の花にメシベがある。
調べてみると両性花と雄花があるそうだ。ますます不思議な植物だなあ。
マルバツユクサの群生、向こうは収穫時期を迎えた稲。