東のイノダに対抗する西の横綱と言えば、それは神戸・にしむら珈琲です。元は雑貨屋さんからのスタート。にしむら珈琲本店は、昔から中央区中山手通に、ひときわ映えていました。
阪神淡路大震災によって、中山手本店は内壁、外壁の煉瓦が倒壊し4か月あまりの休業をしましたが、半年を待たずに6月に再開。2005年から6年にかけて現在の5階建てになりました。今日の写真は全て震災前の1983年のものです。
にしむら珈琲の味の秘訣は、良い豆、適切な焙煎、独自のブレンド、そして「水」という話は昔から有名でした。
他店との圧倒的な差は「水」。かつて社長が、六甲山中でたてた珈琲の美味さに自ら驚き、うまい水探しに奮闘の結果、酒造メーカー・菊正宗酒造の井戸から「宮水」を分けてもらって、にしむら珈琲の誕生となったと言う。
にしむら珈琲は、いわば「灘の生一本」コーヒーという訳です。落ち着いた店内は貫禄を感じさせてくれたものです。