僕の生活圏は阪急電鉄沿線でしたので、国鉄~JRを使うのはプライベートでは「新幹線」、仕事では出張の時。社会人になる以前は、ほとんどJRは利用しませんでした。社会人になってからでは2005年4月25日の福知山線脱線事故の際、あの1本前の電車に乗っていて、会社に着くや否や上司・同僚からの安堵のため息を聞き、驚いたものです。
学生時代に国鉄を乗り継いで旅行に行った際は、日本の鉄道は時刻表通りという定説が本当だと納得していましたが、最近はJR神戸線の人身事故によるダイヤの乱れの多さに閉口気味。みんなの足を乱すのは止めて欲しいと切に願います。
この写真は昭和49年(1974年)5月の国鉄・大阪駅です。そう、100周年を迎えた当時の大阪駅です。
初代大阪駅完成は明治7年(1874年)、2代目は明治34年(1901年)。写真の3代目は昭和15年、未完成のまま使用開始となりました。戦争の為、6階建てが3階建てになったのです。4代目駅舎(北ビル)が完成するのは昭和54年のことです。
この3代目。地方から出て来た人が布団などの家財一式を送る荷受けの窓口や、中央コンコースの噴水、大阪駅から少し離れた梅田貨物駅も僕ははっきり覚えています。大阪駅は駅そのものもそうですが、それ以上に周辺の景色が激しく変わりました。ゴミゴミしていた昭和の景色が懐かしく思い出されます。