青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

ボードヴィル ~ワイン樽の喫茶店!

2023-04-19 | 昭和の喫茶店

こんなにユニークなお店なのに、ここを知っている人は意外と少ないと思います。大阪梅田のエスト1番街(ヘップファイブ横、JR高架下のショッピングモール)にあったお店「ボードヴィル」です。

エストは国鉄(JR)の高架下を使った独特なファッションタウンとして、1981年11月20日に「エスト1番街」という名称でセンセーショナルなデビューを飾りました。当時は待ち合わせによく使われる場所でもあり、白のテーブルにパラソル、カフェテラスを無料開放してくれていました。2006年に現在のESTとしてリニューアルオープンし、数年前には大規模なフードコートが作られましたが、昔はもっと面白い一角でした。

エストの中を奥へ入って行き(新御堂方向へ)途中道路で隔てられているその奥。海賊版レコードを大量に扱っているレコード屋(ワルツ堂)があり、その並びにあったのが「ボードヴィル」です。

大正時代に赤ワインを入れたあった樽の中に客席を作ったお店でした。中はヨットのキャビン風の作りで、カセットデッキ😆が装備されていて、好きなBGMを流しながらバカ騒ぎが出来ました。



おそらく皆さんが知らないとしたら・・・このお店は3名以上でないと使えなかったからです。大学のクラスのちょっとした集まりに使っていました。2名で行くならディナーコース(結構な金額だったと・・確か4,000円からでした。)なら使えました。(開店当初は2名以上でメニューを頼めば、40分無料で使うことが出来ました。)お客を選び過ぎた・・その辺りが短命に終わった理由だったかも知れません。