新入生、新入社員の歓迎コンパの季節。昔は一気飲みなどの悪い習慣もありましたが、そういうことには無縁だったので、夜の街は大人への登竜門のような感じで、良い思い出が沢山あります。
ここは、大阪ミナミの名物パブとして1978年〜2008年夏まで大人気だった「ピッグ&ホイッスル」(Pig&Whistle)心斎橋店です。現在は京都店がまだ残っていると聞きました。
僕が行っていたのは開店当時になりますので、80年代までしか知りません。キャッシュ・オン・デリバリーを大阪でいち早く採用したお店で、100種類はあろうかというウイスキーのボトルが、そのままロンドンのパブを思わせてくれました。そう!ビートルズのサウンドがいつも流れていました。
加えてご機嫌だったのは、日本語を店内で話しているのが不思議なくらい外国人が多く、インターナショナルなお店で、英会話の練習からラブストーリーが生まれるのも珍しくありませんでした。
小さな入口が見逃しがちで、つい行き過ぎてしまう。道頓堀川の北側の飲み屋街の一角にありました。土曜と祝日の前日が午前1時まで。他は12時までの営業で、タクシー代にバイト代が消えてしまう友人も。
店内にはダーツが2台。ただの飾りではなく、日本ダーツ連盟加入の堂々たるお店でした。外国人の多さに新入生はドキドキしていましたが、楽しい空間、酔ってしまえば日本人も外国人もありません。こういうお店はどんどん消えているので、今の内に若い人には楽しんでもらいたいですね。