アーバンライフの愉しみ

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70の手習い

2015年05月21日 | アーバンライフ
始めて5年余になるのに、家内と小生の中国語の手習いは一向に進歩がない。

これは、昨日学んだNHKラジオ「レベルアップ中国語」のテキストである。



これを講師が朗読するのを聞いて理解し、その要約を(中国語で)50字以内にまとめたり、設問に答えたりするのだがとても歯がたたない。

ちなみに、このエピソードは、宋代の文人・蘇軾(そしょく)の文章で、本邦では「胸中に成竹あり」と訳される。

物事をおこす場合、あらかじめ準備をしっかり行って、十分な成算を得るようにしなければならない、という格言である。

邦訳は下記の通り。

胸中に成竹あり

「北宋時代、文与可という画家がいて、竹の絵を最も得意としていた。
竹をよく描くために、与可は自宅の前や裏にいろいろな竹を植え、春夏秋冬を問わず、風の日も雨の日も、彼はいつも竹林の中を行き来し、細かく竹を観察し続けた。

こうして、竹が春夏秋冬でどんな形に変わるか、晴れや雨の日の姿はどう違うのか、しっかりと心の中に刻み込んだ。そのため与可は筆をとれば、すぐに真に迫って生き生きした竹を描くことができた。

人々が彼の描く竹を褒めるとき、彼はいつも言った。「私は、ただ心に刻まれた竹を筆で描いているにすぎない」。

その後、ある詩人が与可の竹を描くことをたたえて詩を書いた。与可が竹を描くとき、胸中に成竹あり、と」

この講座は、ラジオの中国語講座の中級なのだが、とてもついていけそうにないので、来期からまた、初級に戻そうかと話し合っている。

要は、やる気がないのが最大の問題。
ある程度基礎的な事柄はわかっているつもりなので、気合を入れてやればもう少しましになると思うのだが。
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