あやめ★はんせいき
桂あやめ独演会
笑福亭喬介 「時うどん」
桂あやめ 「実録上がる前落語」新作
れ・みぜらぶるず 音曲漫才
桂あやむ 「立ち切れ」
中入り
マグナム小林 バイオリン漫談、タップつき
桂あやめ 「立ち切れ・小糸編」
シャンソン エディットピアフ「水に流して」替え歌 演奏 れ・みぜらぶるず マグナム小林
あやめさんの50才の誕生日落語会。
仕事終わってから行くと間に合わないので、葛藤の末少し早めに会社でましてオープニングに間に合ったんですが、これ正解でした。
プログラムに当初なかった映像ショウ。動画にあやめさんの顔が切り貼りされていてなかなかの力作。笑いをとるのはなぜかあやめさんの写真に紛れている染雀さん←
これ、喬介さんの誕生日プレゼントらしく、持ってきてくれたので急遽流すことにしたんだそう。喬介さんGJ!
今週二回目の喬介さんの「時うどん」は、また三文損してはりました。
あやめさんネタ下ろしの新作は、等身大の閉経間近ネタ(そんなまとめ方をするな)。独演会で、大ネタ控えてこのネタをするあやめさん、ステキです。
れ・みぜらぶるずの音曲漫才の後は、あやめさんの「立ち切れ」、あやめさんで聞くのは二回目。
この噺は、ええ噺なのかいなと議論することがあったのですが、確かに立場や見方が変われば浮き彫りになるところが違いますね。染弥さんの時はおかあちゃんに泣かされたけど。改めて、あやめさんの噺を聞いていたら、幼い二人の恋にどこまで想いを寄せられるんか、てとこかな、と。
で、中入りにお会いしたかった方にご挨拶。
東京からやってきたマグナム小林さんはバイオリン弾きながらタップダンスをされていて、これがまた楽しかった!イロモノで空気が軽く。
そして、トリが「立ち切れ・小糸編」です。これが聞きたくて来たのです。
「立ち切れ」のアンサー落語なので、本編をしてもらった後にはできず、今まで他の噺家さんに「立ち切れ」を頼んでいたけど自分でも手がけたので今回からは本編も外伝も自分でします、とのこと。詳細は省きますが、私的に好きな噺でした。本編の煮え切らない幼い恋が小糸編で見事に昇華。女の方が大人になるのは早いですからね。若旦那もきっと…。
幕切れで泣いていたら、あやめさん黒いドレスで再登場。シャンソンであやめ半世紀を。首しめられたという歌詞が笑えるのは、あやめさんだからこそ。
大変満たされた気持ちで繁昌亭を後にしたのでした。