【演目】
「義経千本桜」道行初音旅
「太夫、三味線解説」
「人形解説と体験」
「傾城阿波の鳴門」巡礼歌の段
一般財団法人大阪市職員互助会主催の無料イベントです。
会場は文楽劇場よりもぐっと小さい分、後ろの席でもよく見えます。
今回は文楽初な友達をお連れしました。私がtwitterやらでわぁわぁ言うてるのを見て文楽に興味を持ってくれたので、ぜひ体験していただきたく。
この会場では字幕がないのですが、かわりに床本パンフレットがつきました。
まずは、太夫、三味線3名ずつの初音旅から。
華やかで動きが多く、また義太夫、三味線も迫力がありますので気分も高揚する演目です。
後半の扇子キャッチではおおっ!というどよめきも。
太夫説明は希大夫さん。ほっそいのにどこから大きな声がでるのでしょうか?!
文楽を見る(聞く)ようになって、驚いたのが会場中にひびく声が機械を通していないことでした。
今回ももちろん、生声。三味線は清公さんが説明を担当。
人形体験の勘市さんは豆知識を交えての説明が分かりやすく、また会場の興味もひき、笑いのツボも押さえる司会っぷり。実際にお客さんが体験もできるので大変盛り上がりました。
休憩挟んで、英大夫と清介さん、勘十郎さん勘次郎さんの“阿波の鳴門”。
落語「七段目」にもでてくるこの話を見るのがはじめてだったので楽しみにしていました。
後半、泣けて泣けて。母と子の切ないお話。細やかな情愛を語るのは、妙齢(?)のおじさまなのに、なぜにこうも揺さぶられてるか不思議です。
大変満足してケーキを食べて帰った次第。