余花落ちて ただひたすらの 緑かな
梅士 Baishi
余花とは、葉桜の残り花である。
遅咲きだったぼたん桜も枝垂桜も、すっかり緑一色になって静寂を
取り戻している。
花にはしゃいだ人たちも、すっかり日常の忙しさに没頭している。
昨日は日中の気温が28℃にも達したらしい。
すっかり、初夏である。
恐怖の預言を背負った2012年であるが、これまでのところ、大過
なく八十八夜も過ぎてきた。
インドネシア大地震も被害は少なかった。
日本は原発が全停止するという異常な事態になったが、国民は怒
るでもなく平穏である。
せいぜい、竜巻騒ぎで神様はちょっとつむじを曲げてるよという程
度である。
北朝鮮はミサイル発射したものの空中爆発、史上初というべき恐
怖政治の三代目が世襲で誕生した。
中国では、政府批判の活動家が次々と粛清されているというが、
ほとんど報道されない。
人権活動家陳光誠氏は、アメリカ大使館に逃げ込んだが、結局追
い出されたという。
フランス大統領選挙は左翼政権が選ばれた。
ヒトラーほどの経済政策で、財政を立て直し、国民の満足を得られ
るとは思えない。
ヨーロッパは自己保身の大衆的心理に入り込んで、社会主義が進
む傾向が続いていると思われる。
それでも、1ユーロは103円台で支えられている。
恐怖の預言の前触れなのか、それとも、大したこともなく過ぎこせ
るということなのか、5月のやじろべえや如何。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi