冬鯛の あらを煮込みて 汁を炊き
中村 梅士 Baishi
冬場の魚は脂がのってうまい。
魚屋に行くと、新鮮で上等の天然鯛のあらが買える。
一盛り100円で、煮つけと汁ものができる。
それがとてもうまいのである。
さて、今日のおかずは100円というのもうまい話で
ある。
徘徊する痴呆老人の見守りと早期発見を容易にする登
録者撮影と登録者への配信システムをオムロンと共同開
発したベンチャー企業の社長に実物の実験と、その説明
を受けた。
よくできた仕組みであり、端末を選ばず、かつプライ
ベート通信を実現する独自技術である。
どうりで、大手警備会社や電子機器メーカーが技術を
タダで抜き取ろうとするはずだ。
介護保険が適用される介護用品の販売は容易ではない
らしい。
零細のまま販売委託先をさがす細々とした営業では遅
々として進まないだろう。
分を知るのはよいが、成すべきことの分も知るべきで
ある。
なんとも複雑な経営心理の話になった。
神も仏もエンジェルもいない日本の零細ベンチャーは、
独立自営の精神で販売網を構築してゆくほかはない。
日本の大手企業のビジネス倫理は地に落ちている。
倫理なき人脈に頼るべきではない。
どうしたら零細ベンチャーが戦えるか、本気で考えて
みよう。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party