金木犀の 香りに淡き 遠朝廷
袖振り合いし 人の香りは
中村 梅士 Baishi
遠の朝廷といえば、大宰府でもあろう。
都はやはり奈良や京の都である。
金木犀が数日の間に満開になったが、香りを惜しんで、
わざわざ金木犀の樹にすり寄って巣穴に帰った。
尻尾をピンと立てて人にすり寄る猫を連想する。
今日は世界史を概説したが、歴史観に基づいて誤った世
界史を糺すという論旨だった。
しかし、知識はボロボロだ。
シュリーマンの名も、こともあろうにヘルメスの名も思
い出せなかった。
認知症が始まっているのだろうか。
改めて、世界史は勉強し直したい。
ローマ人の物語も読み通したいし、古代の叙事詩も読み
たいものだが・・・。
まあ、頑張って本の登山を楽しむとしよう。
新しい資本主義論にせよ、グレートリセット論にせよ、
共産主義の呪縛がひたひたと忍び寄っている。
こうした悪魔の誘いは無教養な大衆には心地よく響くも
のである。
キリスト教の伝道もこれに似通っている所がある。
支配されないように、注意しなければならない。
宗教の切り口は伝統的に貧病争だと言われる。
この世的な悩みを救うという切り口である。
たしかに、この世の苦しみは貧困や人との軋轢であるか
ら、神にすがりたいという動機にはなるだろう。
しかし、それは、軽薄で自己中心的なご利益信仰に転化
しやすいもろ刃の剣である。
共産化しやすい理由は貧病争に迎合しやすいからだろう。
しかし、本来の信仰は、自分の存在意義を問う問題意識
に兜割のように響く、悟りの言葉との出会いに始まる。
悟りの言葉を求めてこの世に出たのだと思う。
かつての講演会を思い出すと、今でも涙があふれること
がある。
そして、ふがいなさに申し訳ないという総裁補佐の涙に
感涙するのである。
しかし、信仰にも、愛にも、人々を導くだけの智慧と実
力が必要なのだ。
自分は、そこのところを見誤っていたと思う。
伝道には知力も財力も組織力も必要なのである。
貧病争では自分のことで手一杯に終わってしまう。
共産主義の甘い騙しの口車に乗せられてはならない。
うまい話には警戒するべきである。
うまい話とは騙しの手口である。
現代の選挙戦とはまさにうまい話ばかりではないか。
悪魔の手口は詐欺師である。
親身に相談に乗ってくれるやさしい人だったりする。
詐欺の手口は、忘れてはならないことだ。
グレートリセット・・・、清貧の思想の焼き直しですな。
みんなで貧乏になりましょう、そして、奴隷にされるの
である。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party