書写も1年たって、墨を使うようになりました。墨で思い出すのは 主人(元)の父のこと。
昔の家の表札は木に墨で書かれていました。ほとんどの家がそうでした。
結婚した時、主人の父はきれいな字で表札(楷書をちょとくずしてあったような)を書いてくれて、3人子供がいると社宅も一軒家だったりしたので、ずっと表札を使いました。引っ越すたびに持って行きました。
私の今の家(実家)は、高校生の時に新築したので、表札は陶器、墨の表札はありません。実は、店の看板の下に、旧姓の新しいみかげ石の表札があります。使っていないのは、僕はおじいちゃんの苗字になるというので、私は旧姓にもどったのです。は、一人だけ苗字が違う。新藤珈琲店ではなかったかもね
話が飛びましたが、主人の父が書いた表札は、社宅生活から持ち家になった時には、墨の部分がへこんでいました。たしか処分したように記憶しています。門扉の表札は私がテニスの模様を付けてテラコッタ粘土で作って焼いて、塀をカチカチ削ってはめ込んだものです。
墨と聞くと父の書いた表札のことを思い出します。いつもアトリエで絵の話をしたのを覚えています。紺綬褒章(もと教師で画家)というのをもらった立派なお父さんでした。
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